2007年11月19日
札幌 2−2 京都
試合後、立ち上がることができなかった。 負けたわけではないのに。 昇格が消えたわけでもないのに。 一度はつかんだはずのJ1への片道切符。 またもやするりと手から逃げていった。 全身を攣りながら応援した90分。 あそこまですべての力を使い果たしたのは今まで一度もなかった。 だからこそ、決めたかった。 喉は嗄れ、足は張り、腕は上がらない。 しかし、決めることができなかった。 43分を越えたあたりから、涙が出始めた。 「夢が、叶う」 そんな甘い気持ちが心に生まれた。 それがいけなかった。 本当はわかっていた。 終了の笛を聞くまで涙は流してはいけない。 気を抜いちゃいけないって事を。 しかし、5年分の苦しさ、辛さが心を過ぎり、 我慢が限界を迎えていた。 半分走馬灯のようだった。 これで、すべて報われる。 最後の京都のPK。 自分は下を向いて静かに十字架を切っていた。 「神よ・・・」 別にキリスト教でもないのに。 それだけ心が動転していたということだ。 決められた瞬間、一瞬だけ絶望感に駆られた。 でも、これじゃいけない。 先頭の自分があきらめてどうする。 そう思ったときには、すでに後ろのサポーターの応援を煽っていた。 「まだ終わってない。」 こんな試合には奇跡が付物。 信じていた。 最後の1秒まで。 しかし、ゴールを割る事はなかった。 別に、誰が悪いとか言うつもりは一切ない。 ただ、京都の執念が札幌の昇格への気持ちを上回っただけの事。 きっと、札幌の選手にもどこか心に隙が生まれたんだろう。 サポーターだってそうだと思う。 ロスタイムの表示があったとき 「行ける」 多くのサポーターがそう思っただろう。 それじゃいけない。 最後の一瞬まで気を抜く事は絶対許されない。 それをわかっていながら、自分がこんな事になった事は 反省すべき点というより、後ろのサポーターに謝罪すべき点でもある。 今日の試合で、先頭にいる事の重要さ、意味の大きさを改めて認識した。 旗振りの会議でharunoさんが言っていた。 「先頭が煽れば、後ろはどんどんついてくる」 という事を。 ダヴィのPK失敗。 誰もがゴールを確信したはず。 実際はゴールには結びつかなかった。 たしかに、PKになったからといって、100%ゴールが決まるわけではない。 あれは、GKの平井がうまかった。 仕方ない。 自分も数分、声が止まってしまった。 これがいけなかった。 本来なら、そこで煽らなければいけない筈なのに。 自分にとって、反省点が多く浮き彫りとなった試合。 次は、泣いても笑っても今期最終戦。 開幕戦、harakeiの家で見たVS京都。 0−2の完敗。 今期への不安でいっぱいになった。 第10節、札幌ドームでの東京V戦。 3−0からのまさかの同点。 でも、諦めなかった。 多くのサポーターの気持ちが、あのダヴィのゴールを呼んだ。 7年ぶりの首位。 開幕戦の不安はどこへやら。今期への大きな期待を背負った1戦だった。 第35節、室蘭での湘南戦。 考えの甘さを露呈した。 それまでほとんど負けてなかっただけに 「今日も勝てるだろ」 こんな論外的な考えをして望んでいた。 前半はゴール裏ではなく、メインスタンドで観戦。 色々新しい面を見る事はできたが、今思えば 何やってたんだ、と思う。 第41節、平塚での湘南戦。 初めてのアウェー観戦。 9月22日、31℃。 それまでに溜まっていた疲労で思うような応援ができなかった。 悔しかった。 周りのサポーターは、あれだけ熱いのに。 自分は軽い熱中症にかかり、頭痛と闘っていた。 これも、考えの甘さを露呈した。 アウェーサポの熱さを肌に感じた。 思い出せばきりがない。 今年も、共に歩んできたコンサドーレ。 でも今年は意味が違う。 今までは「来年は〜」「来年こそ〜」と言っていた今時期。 昇格は、目の前。 今日こそ、手から逃げていったものの、まだ目の前をふわふわと 泳いでいる状態ではある。 次節でも、最終戦でもかまわない。 その手に、しっかりと。 J1への片道切符を手にして、多くのサポーターと喜びを分かち合いたい。 自分としては、1位以外での昇格はまったく考えていない。 最近「2位で良い」と言う人がちらほら出てきている気がする。 「甘い!」 1位以外での昇格に意味はない! 信じよう。 最後の瞬間まで、今年のJ2の頂点に立つ事を。 とりあえず、次節は仙台と愛媛がんばれ(ぉ
posted by ogataku |03:09 | 試合観戦レポート | コメント(1) | トラックバック(0)
