コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年06月22日

いわきFC戦分析 その2

つづき

四方田の責任はどこまでなのだろう
リーグ戦は結果が全てなので言われても仕方ないかもしれない
だが、天皇杯はそこまで結果が求められていただろうか
私の見解は、否である
天皇杯は捨て試合
これが結論だ
なぜなら、何も収穫がなかったからだ
四方田監督は収穫がない事を想定してあのメンバーで挑んだのだ
決していわきFCを侮っていたわけではない


カテゴリーが6つだか下というのは、うわべだけの話であって
厚別で体感したそれはレベル的にはJ2のそれであった
恥ずかしい試合をしやがって
こんな意見が大勢を占めていたのだろうが、私は全くそう思っていない
天皇杯のメンバーがJ1レベルなんて言ったら他のJ1に笑われる
福森以外は、J2レベルなんじゃないかなというのが率直な意見だ


https://youtu.be/cHTRE9xdt-U


四方田監督はあえてスタメンを入れ替えて、いわきFCと戦わせた
いわきFCを侮るどころかJ2レベルと判断した
だからこそ、コンサの2軍で戦いを挑んだのだ
これを勝ちに行っていないと解釈するのは勝手だ
四方田はもしかしたら、いわきFCの選手たちと戦う中で2軍メンバーに
闘争心を呼び起こす事に賭けたんじゃないかと思う

監督の賭けは半分は当たった
ヘイスが試合勘を取り戻すキッカケを掴んだ
半分は裏目に出た
金山は5失点目で屈辱的な股抜きを決められた
延長戦で集中力が切れた
金山だけでなく前、石井、上原、内村などが個での打開が出来ず
現時点での限界を晒した
相手はアマチュア、地域リーグ
四方田監督はあえて失態を晒し、トップチームと2軍との実力の乖離を晒したのだ

公式戦で晒すということは、当然三上GMの査定対象になる
四方田監督更迭論があるとするならば、何故三上GMの責任が問われないのだろう
コンサのJ2優勝は、フロントのトロイカ体制が上手くいったからであるし、
四方田監督就任の背景には、三上GMの五段階強化計画が少なからず影を落としているはず
もし四方田責任論、解任論があるならば、それは三上GM責任論と表裏一体でなければならない
ヘイスの出来不出来も、リーグ戦に影響する
ヘイスだけでなくて外国人全般に言えることだ

チャナティップは五段階強化計画と一線を画し、野々村社長のアジア開拓路線の賜物だ
それを考え突き詰めていくと、ブラジル人の穴はタイ人が埋め、三上の失策は野々村社長が助ける、こんな構図で後半戦に進んでいく
四方田責任論など、まだまだ時期尚早
15位残留圏内に、夏場までいるだけで既に石崎コンサより百倍マシというもの

要は、勝ち負けだけで判断するなということ
サポーターズ集会での野々村社長発言を思い出して欲しい
残留がラクじゃないことは春先から解っていたこと
その意味で、カップ戦で底上げが出来ていないのを確認した監督に、フロントへの
アピール、つまり補強プリーズの訴えを感じたのは私だけではないだろう
2-5で負けて、そのままでリーグ戦に突入できるわけないのだから

チャナティップは、ルヴァンカップのセレッソ戦アウェーから出場可能だという
来日してすぐにポジションを奪うのであれば、四方田のメッセージは一連の流れの中で腑に落ちることだろう

監督が変わるか、選手が変わるか

そう言ったのは四方田の師匠、岡田武史 1999年
鹿島アントラーズにジーコイズムがあるように、コンサドーレ札幌には岡田武史イズムがある
四方田解任論を振りかざす前に、今一度コンサの歴史を振り返ったらいい
二十数年の歴史から紐解けば答えは一つ
選手たちが変わるしかない
変われなければJ2に落ちる
それが見えた天皇杯いわきFC戦であった



posted by odo5312 |20:54 | ルヴァンカップ(ナビスコカップ)・天皇杯 | コメント(1) | トラックバック(0)

2017年06月22日

いわきFC戦分析 その1

大谷地の東光ストアで買い物をしてスープカレー屋で椰子の実チキンカレーを食す
厚別競技場行きの中央バスに乗ると熱心なコンサファンですぐに満席に
210円を払い競技場に着くとキッチンカーが2台暇そうにしていた
ホームメイン側からいわき側を見るとゴール裏弾幕がびっちりと張ってあった
アマチュアとはいえ天皇杯に対する意気込みが伝わってくる
メインスタンドの屋根の下は関係者席としてスズランテープで囲われていた
その後ろを貴族席立見と命名し傘を引っ掛け場所を確保する
厚めの雲が厚別の空を覆っていていまにも降り出しそうな気配がしていた
風が強くあと1時間何をしようかと思っていたら、チャナティップがピッチに登場
この時点でチケット代2,100円の元は取った、素直にそう思った

https://youtu.be/JEDG7CkTaYI

チャナティップは鈴木智樹に連れられサポーターに軽く挨拶
スマホでタイに配信しているようだった
いわきFC側からフラダンサー3人が出てきて寒い中踊ってくれた
のちに関係者席に戻ってきて試合を観戦していた
俯瞰で立見も悪くない
兵藤が間違っていわき関係者側に出てきたり、いわきサポーターの様子を観察できたり
120分後に2-5という歴史的大敗を喫するのだが、5回分のいわきサポーターの歓喜を真近に見ると、97年10月にナビスコカップで厚別に鹿島アントラーズを迎えた時の興奮が蘇ってきた
あの時、俺たちはJFLで、鹿島アントラーズと対戦する事は夢のようなコトだった
昔の自分といわきイレブンといわきサポーターを重ね合わせて試合を見ていると、不思議なことに腹は立たなかった
あっぱれだなぁという感心の苦笑いが浮かぶだけ

コンサについて不満があるとすれば、例えばダブルボランチがどうのとかサイドの動き出しがどうのとか言いだせばキリがないのだろうが、あの夜に限ってはどう転んでもいわきペースのまま終わるんじゃないかと思っていた
走力、体力、モチベーション、フィジカル、ガッツ‥‥ありきたりな言葉を羅列しても伝わらないかもしれないが、10番を中心に纏まっていたのは間違いなくいわきFCであった
怪我で出遅れたヘイスが意地の2ゴールで延長に持ち込んだのは良かったが、あの雨と寒さの中では正直90分で負けた方が‥‥なんて思わなかったと言えば嘘になる
実際に最終のバスに揺られながら考えていたのは、敗因ではなくこの試合でコンサが得たものは何かという問いだった
問いの答えは、おそらく今ざわざわし始めた四方田責任論にあるのではないかと考えている
四方田の責任はどこまでなのだろう
リーグ戦は結果が全てなので言われても仕方ないかもしれない
だが、天皇杯はそこまで結果が求められていただろうか
私の見解は、否である
天皇杯は捨て試合
これが結論だ
なぜなら、何も収穫がなかったからだ
四方田監督は収穫がない事を想定してあのメンバーで挑んだのだ
決していわきFCを侮っていたわけではない


つづく

posted by odo5312 |19:12 | ルヴァンカップ(ナビスコカップ)・天皇杯 | コメント(0) | トラックバック(0)