2015年12月12日
吉澤嘉代子 秘密ツアー ~8都市をめぐる秘密公演~@札幌
「吉澤嘉代子 秘密ツアー ~8都市をめぐる秘密公演~」 2015/12/11(金) 札幌Cube Garden(開場18:30/開演19:15) 軽くライブレポを残しておく。ツアー中なのでセトリは書かない。演奏した曲名は書くけど。 彼女は久々に登場した「表現者」(パフォーマー)。アーチストでミュージシャンでマジシャンで天才なんだけど、俺は表現者という言葉がふさわしいと思う。 彼女の(吉澤さんと呼べばいいのかカヨちゃんと呼べばいいのか)魅力は、おっさんの俺からすると「目」だ。ずばり目。ライブは3回目だけども(うち2回は無料)、毎回思うのは「目にやられるなぁ」という事だ。詳しくは書かないけど、目の見開きだけでこっちのハートをぐっさりえぐってくる。もはや魔女だ。 楽曲の良さをサポートメンバーががっちりと固め、より力強く躍動感のあるサウンドに仕立て上げてくれた。テーマにあると思われる「秘密」や「ミステリアス」な部分を上手に引き立ててくれた。弓木英梨乃さん(G / KIRINJI)のギターも良かったが、特筆すべきはドラム神谷洵平さん。今まで見た事もないような全身全霊の叩き方をする。見ているうちにどんどん引き込まれていく…俺ボーカル見に来たのに(笑) ライブパフォーマンスに関しては、一曲一曲終るごとにスッと変身する吉澤ワールドが面白い。それも矢継ぎ早に繰り出してくる。チケットを買って見に来る⇒吉澤さんが好き⇒だからたっぷりファンサービスするという、大変わかりやすい芸風だ。正直ここまで演るとは思っていなかった。事前にあまり情報を入れず動画だけで妄想を膨らませていたのだが、綿密で重厚で丁寧な演奏技術で、楽曲に広がりを持たせ吉澤的世界観がダイレクトに客に伝わる圧巻のステージだった。そしてその世界観は男女問わず幸福感で満たしてくれる。 <吉澤さん語録> 「ヘラジカ!ヘラジカ!エゾジカ?(客:エゾシカ!)エゾシカ!エゾシカ!」 「ヘラジカはスウェーデンでしたね」 (チョベリグ) 「去年の今頃、新千歳空港から帰る時、飛行機が遅れていた。機内で寝て起きて窓の外を見たら景色が変わっていなくて哀しかった(客席から笑い)。その時に曲が舞い降りてきた。翼の先に運命の人がいて…」 (運命の人) とにかく、可愛い。客席は男女半々くらいで10代20代が多かったな。おっさんもボチボチ交じっていたので安心(笑) まぁ毎回書くけど、歳なんかカンケーねぇよ。感性が若いんだからむしろ誇りに思えよ(誰に言ってる?自分にか) 「泣き虫ジュゴン」から「綺麗」への流れ、とても印象的だったな。ピンクのドレスがものすごく似合ってた。 「ストッキング」は「私が大切にしている曲」だと言っていた。ヨシザワールドの真骨頂というかアイディンティティなんだろうな。 ツアーグッズのデザインは「ユキカ」のMVでお馴染の外山光男さん。札幌在住なんだそうでライブにもいらしていた。 秋冬の「ユキカ」と春夏の「美少女」でハマってしまったので、APIAには感謝しかない。 なんかとりとめもなくなってしまった。とにかく動画もいいけどやっぱりライブなんだってば!と改めて思ったですね。 ライブ映えするという点では「ケケケ」だな。あれは傑作だわ。ライブ見たらもう頭から離れられない。そういう意味では麻薬みたいな曲だね。なまらカッコイイし。 ヨシザワールドは昭和レトロチックな曲にも息吹を吹き込む。「未成年の主張」なんかがその例だ。 イントロで客が湧いた「化粧落とし」なんかは完全にヤマハミュージックの系譜だよね~。平成の中島みゆきって感じ。 ま、そんなわけで中年男性にも強くオススメしたい吉澤嘉代子さん。たぶんトロけてしまうゾ!たまにはいいんじゃねーの?、25歳のチャンネーにトロけても☆ いや、音楽的にって話ね。
posted by odo5312 |12:20 | コメント(0) | トラックバック(0)