2015年11月17日
道新「失速コンサ2015(上)」の件
監督交代に関して数字で比較していた。 シュート本数 バルバ25試合 10.60本 四方田16試合 12.63本 これは四方田コンサの方が、俗に言う「面白いサッカー」だった証明になる。 基本的な考え方は「シュートを打たないサッカーはつまらない」だから。 次に得点数なのだが、ここに記事に騙されてはいけないマジックがある。 バルバ平均 1.12点 四方田平均 0.94点 これでは記事を読んだ人の多くは、バルバですら解任なんだから四方田も解任(契約満了)と思うような気がする。 しかし、これは都倉の数字を見れば簡単に解明するのだ。 バルバ期間 10得点 四方田期間 2得点 つまりはこういう事だ。 ある主力選手が「監督解任でサッカーの質が変わり、選手間でプレーの方向性が合わないこともあった」と振り返る(道新記事引用) とあったが、これはおそらく都倉だろう。 これだけインテリジェンスに満ち溢れた解析ができる(言葉にできる)のはとっくんしかいないと思う。 伸二やイナが言ったのであれば、記事に名前が出ると思う。 ある選手とぼかしたのは、その選手が移籍する可能性があるからだと読む。 都倉が残る残らないは来年の編成の上でかなりウェートが重い事項だ。チーム得点1位の都倉がいれば、バルバ流が合っているサッカーということになる。 しかし小野伸二を中心にチームを作り変えるとなると、都倉流出も視野に入ってくる(あくまで数字上の話)。 ヒントはウッチーとの2年契約だ。 さほど活躍したとは思えないのに2年契約とは、かなりフロントから期待されている証拠だ。正直引退後まで約束されているのかと思うほどだ。 だが、ウッチーの7得点は正直物足りない数字だ。 開幕前、都倉&内村&ナザリトで30得点と計算したから、J2優勝だと判断した。もちろん予想屋ではないからサポーターとしての期待値だ。 チーム2位の7得点は、それだけを見るとギリギリ合格点なのかもしれないが、腰が安定しないウッチーと2年契約を結ぶと言う事は、都倉流出を想定しているとしか思えない。 ウッチーがせめてあと5点、いや3点でも取ってくれればプレーオフには行けたと思う。パスも回りチャンスも拡がっているから、そこは100%FWの責任になる。 いずれにせよ、監督交代の原因はナザリトの不発にあった。小野伸二を目いっぱい起用し全体のシュート本数は増えたのは良かったが(内容的には良くなった)、肝心の得点力が落ちたのは、ナザリトの不振を都倉とウッチーでカバーできなかったのが最大の原因である。 荒野をFWで起用したのはそういう流れを汲んだものだし、荒野の五輪代表を見越してのものだった。これは間違いではないと思う。 思い出したいのはFWが不振だった時に2列目で今までどんな選手がコンサを救ってきたかだ。 西谷、砂川、岡本…こういう顔が浮かんでこないだろうか。 DF勢からは池内、曽田、西嶋…セットプレーで点を取ってきた守備陣たち。 コンサのサッカー(来年でめでたく20周年を迎える)って、結構泥臭い。 泥臭いけど観客を熱狂させる独特の熱さがあった。 ここでいう熱さは当然のごとく勝利を伴ったものだ。 どんな選手を補強するかで、21年目からの真のコンサ改革が始まる。 絶望なんてない。今までコンサに絶望したことなどない。 コンサがJ1を制する日まで絶望は埋めてきたんだ。全てがその日の為の土台になっている。 期待しよう。野々村社長の試合後挨拶に最大の敬意を持って期待するのだ!
posted by odo5312 |08:47 | データファイル2015 | コメント(0) | トラックバック(0)