コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年02月16日

ノノ社長の経営哲学に関する一考察(10)

終わったようで終わっていないこの連載。気まぐれもいいとこ。

関東後援会からの一問一答をダイジェストで。

●松山光PJの使いみちの公開について

「育成や強化にいくら使ったという明細を出す準備をしているが、例えば若手強化選手の年俸負担分をどこまで載せるかという部分で詰めの段階」


●社長のテレビ出演料について

「ギャラは発生しない。こちらからお願いして出してもらっているので。講演会などは料金は主催者によって様々。1本30万円の場合もあり全額クラブに入る」


●行政への返還金について

「返しています」「債務超過は解消したけれど、大して変わってはいない」


●クラブ向上委員会の開催が少ないが?

「担当者が辞めたのが理由。マンパワーの問題です」


●女子チームについて

「ノルディーア北海道は特に意識していない。女子中学生のサッカー選手がプレーできる場をまず作ろうとした。いろんなスポーツ団体の中のコンサドーレの新しい形。協力企業も多い」


●アカデミーの情報収集が困難な件

「マンパワーの問題。広報が現状でいっぱいいっぱい」


●アカデミーのユニフォームにスポンサーを入れるのはどうか

「トップとユースを分けて考えていなかった。検討します」


●内山のシンガポール行きの経緯は?

「(社長の)知り合いの知り合いのツテです」


●チャオコンの情報発信について

「もう一人広報を獲りたい」


●英語のサイトについて  (メモなし)

●トレサポ(練習着スポンサー)は団体名ではダメなのか

「Jリーグはスローガン、メッセージを禁じている。本当は練習着でなくゲームシャツでやりたかったが、Jから却下された。その流れでは個人名しか受け付けられない。団体名がメッセージになる場合もある」

●レプユニの納品をもっと早くして欲しい

「メーカーに言ってください」

●月曜ナイターの効果は?サッカー少年団は見に来たか?

「一定の効果はあった。80%をドームでやらなければいけない。ドーム側は収益力のある野球やコンサートを優先する。だから本当はやりたくて月曜にやっているわけではない。決められた日程(曜日)で最大値を目指す」





posted by odo5312 |19:51 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年02月16日

サッカー専用スタジアムへの道 第1回

個人的な感想で恐縮ではあるが、サポ集会での一番の収穫はノノ社長が専用スタジアム構想について語ってくれたことである。
もちろんクラブの現状では優先事項としては極めて低い。しかし注目すべき発言等がいくつかあったので取り上げておきたい。

一つ目は、質問者が『ひまわり』様の従業員であったこと。オフィシャルパートナーの一員でもある方からの、しかも欧州クラブサッカー(バイエルンミュンヘン等)にも詳しい方からの質問に対する回答だった点。この時のノノ社長の仕草や発言は熱を帯びていて(例えば、かけていた眼鏡をおでこに乗せてしまう等⇒無意識だと思うが心理的にノリ気・前向きに見えた)、聴いているコチラ側も「イイ質問だなぁ」「夢のあるやりとりだなぁ」と思ってしまったほど。

二つ目は、以前紀伊國屋書店の出版記念トークショーの時、専用スタジアムに関する質問をした時は、「どこかが建ててくれませんかねぇ」とあまり乗り気でなかったが、今回は社長の中でより具体化した理想形が語られたこと。

こうした変化の中から、コンサドーレが中心となってスタジアムを立ち上げる場合、ノノ社長が挙げたポイントを交えつつ数点メモしておく。

(1)2万人規模
(2)交通アクセスが良いこと。最寄駅が近いこと
(3)試合日以外でも人が集まる施設であること
   例えば、「コンサドーレ幼稚園」や「コンサドーレ老健ホーム」の併設
(4)商業施設や他のスポーツ施設も併設されていて、雇用や採算面でも黒字が見込めること

以上のようなおおまかな原案があるということだ。
もちろん大切なのは、

(5)行政を巻き込むこと

であり、そのためにはクラブの規模を大きくしていかなくてはならない。
そもそも債務超過ギリギリの会社に融資してくれる銀行は皆無だ。
金銭面をクリアするためには、Jリーグやtotoのスポーツ振興関係のお金もアテにしたいところ。
また、女子サッカーチームにも新規スポンサーが付く見込みがあることなどから、似たようなカテゴリー球技との併せ技の形で話を展開させる可能性も否定できない。(陸上は厚別に、野球はドームにその他はコンサドーレに集約とか)

なによりも大事なのは投資リスクを軽減することだ。新スタジアムがきっかけでコンサがつぶれたら元も子もない。
したがって、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報・ノウハウ)を獲得するためにまずは関係各所とのパイプ作りを始めないといけない。それがノノ社長の仕事だ。むしろノノ社長しかできない。特にJリーグやサッカー協会との交渉は。行政は誰かに頼らざるを得ないところだが、Jリーグは政治色を排すのが決まりだから知事選を使うのはNGだ。(誰か別件で知事選を絡めて質問していて冷や冷やしたが)

一般論としてまとまったサイトがあったので貼っておく。
札幌、いや北海道としてのサッカースタジアム理想論もそろそろ語り始めてもいい時期なのかもしれない。
経営者が夢を語る事で、もしかしたらそれに共感して出資してくださる企業やファンドが名乗り出てくる事もありえる。もちろん積立や寄付も考えなきゃならないだろう。建設後の運営方法も。
そしてこの話は、札幌ドームの使用料問題と並行して考えていきたい課題でもある。現在の費用削減と将来への投資のバランスの問題。


https://twitistwit.wordpress.com/2013/05/19/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%B0%82%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%AE1%EF%BC%89/
サッカー専用スタジアム問題の基礎知識(その1)




あの時から「夢」はいつも心の片隅にある。あきらめない気持ちが大事!
http://www.consadole.net/odo5312/article/2590

posted by odo5312 |01:30 | コメント(0) | トラックバック(0)