コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年02月13日

ノノ社長の経営哲学に関する一考察(8)

現在2位。悲願のセンターへ驀進中!



サツドラ、チッチ…広告料収入は順調に伸びている。

http://www.northern-horsepark.co.jp/news/detail.php?id=588
ポニーのチッチ コンサドーレ札幌入団のお知らせ

↑この例を見ても「北海道」へのこだわりが感じられる。

まず広告料収入
13年 4.3億
14年 5.9億
15年 6.4億見込み

興行収入は
13年 3.3億
14年 4億
15年 4.5億見込み

販売収入やその他移籍金は
流動的な要素が強いが
毎年 1.3億から1.5億位

とにかく収入の柱が、広告にあるという事が確認できた。

あるサポからスタジアムの看板の位置は適正かと質された。
「現場の座席からの見え方か、スカパーの画面を通しての見え方か」
なかなか難しい問題だ。スカパーでどれくらいの人が看板に注視しているのだろう…。

それよりもLEDで動く看板にした方が高い広告料を取れると思うよ。
J1じゃなきゃできないのかな?

大型ビジョンの使い方も考える。

「例えば、オフサイドのシーンを流したい」

大賛成だ。
サッカーで一番難しい判定だからね。
もしやれたら、業界に一石を投じられるね!!

posted by odo5312 |21:11 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年02月13日

ノノ社長の経営哲学に関する一考察(7)

サポーターからの質問にノノ社長は淀みなく答える。時には歯切れよく、時には言い回しをいろいろ熟慮しながら。

<コミュニケーションについて>
悩んでいる若手がいたらコーチ陣がまず相談に乗る。その他スタッフも相談に乗る。若手が上手くならない時は、コーチやスタッフがケアする。
ただし前提としては、
「若手は甘やかさない」。

何も言う事はない。この方針を貫いて欲しい。プロとはそういうものだし、J1を目指すならそうすべきだ。

<Jリーグ2ステージ制について>
「悪くはないかな」。
メディア、新しい人、盛り上がるスポンサードがキーワード。
新たな投資を呼び起こすには理にかなっている。
ただし、個人的には
10億より、100億稼ぐにはどうするかだと思う。

仰る通りだ。

<札幌ドーム 使用料が高いネックの件>

条例改正のため、署名を集めて議員に出したいというサポに対し、今までよりも一歩踏み込んだ見解を出したノノ社長。

まずドーム開催費用、年間2億9千万円の支出は非常に重たい負担だ。

それから、署名の話だが、署名を受け取る側がどう考えているかだという。
つまり、日本ハムファイターズと一緒に考えてもらっちゃ困る。親会社があって支援を受けられるプロ野球球団と、親会社が無い市民クラブのコンサドーレを同じ土俵で考えられても困るという事。
だから、署名を出してもいいが、受け取る側に「他の興行との違いやスポーツの興行が地域に果たす役割」「企業スポーツと違うJリーグの性質」から理解してもらわなくてはならない。

行政には「地域のスポーツ」という理屈で話をしないとダメ。

署名を受け取った人に、そのマインドが果たしてあるだろうか…。

posted by odo5312 |19:54 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年02月13日

ノノ社長の経営哲学に関する一考察(6)

北海道コンサドーレ札幌

北海道日本ハムファイターズ

北海道を前面に出して「北海道を代表して戦っていく」というメッセージを出す。道民にアピールしマスコミにもそのコンセプトを伝える。
ノノ社長がこだわる露出。

1万人のコア層だけでは、クラブは大きくならない。一歩外側にいる人をコンサに引き寄せるには、まず「スポーツ文化」の価値を認めてもらうこと。
それはエリア(北海道)でのスポーツ文化の先駆者だという価値だ。

「始まりはサッカーだった」

プロ野球も、コンサートも。札幌ドームあればこそ。札幌ドームはサッカー、日韓ワールドカップがあったから建設された。エリアの文化の発祥はサッカーだという歴史。まずはそこから。

なぜそこから始めるか。北海道は「テレビに出てる人=すごい人」という意識が首都圏より高い。(それは初耳だ)
そこでスポンサーになってくれないかとテレビ局に持ちかけたが色よい返事がない。ということは…
テレビに出てる人=すごい人
ではなく、すごい人(ダルビッシュ、大谷)=テレビに出る人
こういう構図なのは明らかだ。

では何をすべきか。
小野伸二
稲本潤一
となる。無名のコンサユース上がりではコアの外側は引っ張ってこれないのだ。


posted by odo5312 |19:24 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年02月13日

ノノ社長の経営哲学に関する一考察(5)

サポーター=出資者という観点から包み隠さずクラブの内情を話すスタイルは健在だ。
親会社があるクラブは30億の収入(売上)があり、半分は強化費に充てられる。
コンサドーレの場合は、5億の強化費を10億にしようという「楽しみ」があると力説する。「楽しみ」なのか「愉しみ」なのか、とにかく「タノシミ」ましょうというのがノノ社長のスタンスだ。

以上の事から、現場目線では「ジャイキリ」とは言うけれど「そんな簡単にいくわけない」と経営者目線でも断言した。ここがノノ社長の謙虚なところだ。
手をこまねいているわけではない。15.5億の売上を毎年1億づつ増やし(これも簡単な事ではないが)、数年後に20億にするというビジョンを持っている。
だから辞めろと言われるまで辞めない(辞められない)のだ。ここのニュアンスは実際にノノ社長の肉声で聴いた方が伝わりやすいとは思うが、そのうちテレビ・ラジオ等で多くの人々の耳に届くと思う。いや届いて欲しい。内容が理解されればスポンサー獲得に繋がると思うから。

具体的な数字は他にも出た。「J1残留には(昇格ではない)強化費だけで10億円必要」。コンサは6億まで強化費を上げて、3~4億のJ1クラブの分配金で10億近い予算を組み残留を果たしたい。
中長期の5段階計画よりもさらに具体化した財務計画だ。

話はそれるが、質疑の中で昨年は石屋製菓(石水氏)からの「寄付は一切ない」とも明言した。サポーター間で誤った情報が流れている顕著な例だ。石屋製菓のスポンサー料がアップしたとのことだ。寄付とスポンサー料では意味合いが全然違う。質問者は「どっちでもいいんですけど」と言っていたが、実はどっちでもよくはない。どうしてか。それは「胸スポンサー料の価値」ももっともっと高くしていかなければならないからだ。練習場を借りている立場上、強くは言えないだろうが、あくまでも「胸スポンサー」=(サポーターが全国各地で「白い恋人」を宣伝しまくっている)と考えてさらなる上積みを計って欲しい。まして、着用する選手が小野、稲本となれば、あるいはナザリト、イルファンとなればターゲットは世界だ。それなりの値段がついてもおかしくない。

クラブを大きくするというのは、小さな事からコツコツと、だ。



posted by odo5312 |07:06 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)