2015年02月07日
雑誌スロウに学ぶ(2)
『地域に根差す北海道の魅力を追い続ける』 このタイトルから講演者が道内出身だと思ったら大間違い。講演者は50歳手前で北海道に移住してきた。32年間東京で出版社に勤めていた。北海道はまだ15年目だ。コンサが20年目だから雑誌『スロウ』とコンサの歩みの時代背景は重なっている。 「なんで札幌でなく帯広なんですか」とよく聞かれるという。萬年氏はスクリーンで十勝エコロジーパークで行われた「スロウ村の仲間たち2014」の画像を見せる。「スロウを通して紹介した人・商品をリアルに集める」催しだ。 「印刷会社が雑誌を全国発信するのは珍しい」とのこと。赤字を垂れ流していたフリーペーパーを3年かけて黒字化して、3年目に『スロウ』を立ち上げた。経営難から徐々に理想形へ。こんな点もコンサに酷似している。 北海道でやりたい事を具現化したいと思った。そのきっかけは美しい風景だった。 車で郊外へ走った時の感動の嵐は「ハンパじゃなかった」という。ここに移住者ならではの目線を感じる。移住者じゃなければ気付けない「北海道の良さ」。これこそコンサにおける道外からの移籍組と被る部分じゃないかと思った。道産子故に気付かない部分。それはサッカークラブにも言えるのではないか。監督・コーチ陣にも、そして経営者・スタッフにも…。 この時に萬年さんは決意する。「北海道の情報を日本、そして世界へ広く発信したい」。同時に考えた。印刷が本業なので本の編集に関しては素人集団だ。 「でも、まずはやってみよう」 「休まず走り続ければ、雑誌が人を育ててくれる」 何をやりたいのか、みんなでブレーンストーミングを始めた。 「雑誌で何を実現したいのか」を探るために。 つづく
http://www.n-slow.com/index.html もっともっと北海道を楽しむコンセプト型通販付きマガジン - northern style スロウ (KUNAW Magazine)
posted by odo5312 |02:58 | 赤黒経営学 | コメント(0) | トラックバック(0)