2013年12月10日
2013シーズン総括と来季展望(5)
シーズン中盤に差し掛かり、フェホとコンビンのスケッター(助っ人アタッカー)が加入。財前コンサもようやく戦力が揃ったところからの振り返り。 他のコンササポと決定的に見方、評価が違う部分を先に箇条書きにしておく。 (ア)サポはGK杉山を叩きすぎだ。フロントはもっと高く評価しているはず。 (イ)フェホの評価も低すぎる。彼が加入してから他のFWが目の色を変えた。 この2点はサポ世論と温度差を感じていた。ただし、二人とも来季はもっとレベルアップというか、戦術理解を深めてくれないと他の選手にポジションを取られる可能性はあると思う。 フェホについては、あの高さ、リーチの長さは日本人には無い武器だし、相手DFも嫌だと思う。ピッチにいるだけで相手が嫌がる存在感は貴重だ。 もう1つは戦術の幅が広がることだ。例えばCKからのセットプレーの可能性を高くしていけば、得点、勝ち点の積み増しが望める。 杉山にもフェホにもメンタルの強さ、ハートの熱さを感じる。負けん気だとか、闘争心だとか若手に無いもの(あっても表面に出さない若梟が多い)があるので、チーム内の競争、活性化にはいい存在だと思う。後ろと前で全体を鼓舞して欲しい。 引き続き、オフィシャルサイトの「トップチーム試合日程・結果」より、印象に残った試合をいくつかピックアップする。 http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/ 8.21 厚別愛媛戦 3-0 http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/30_130821.html この試合ではコンサの攻撃の多彩さを見せた。来季構想のサンプルとなる試合。 先制点は前田の個人技。「前田がフェイントで相手のタイミングを外し左足を振りぬくときれいな弧を描いてゴール左隅に吸い込まれた」。こういうシーンは前田に一番求められるプレーだが、思ったより少なかった印象。来季はもっと沢山のゴールを期待している。 追加点は前半終了間際。これで展開がぐっと楽になる。「再び上里の左CKは相手DFがクリアミス、こぼれたボールを内村が右足で押し込み追加点を奪う」。セットプレーからの得点を増やす事が総得点を増やす近道だ。 そして、コンビンの厚別劇場が〆だ。鴨ねぎ鍋に例えるならば「そば」だ。 後半40分 内村に代わってビンが入る 後半43分 【札幌GOAL!!!】ビンの左CKに中央のフェホが打点の高いヘッドで合わせゴール右隅に飛びこむ 持ってる。 コンビンは持ってる、心底思ったね。 あの愛媛戦は、これから始まる「コンサのアジア戦略」の序章にすぎなかった…。 (つづく)
posted by odo5312 |11:11 | データファイル2013 | コメント(0) | トラックバック(0)