2012年11月25日
後味の悪いホーム最終戦
J2プレーオフを見て、コンサが再昇格を果たすのは簡単な事ではないと思った。なぜなら、コンサが目指しているサッカーは京都や千葉に近いからだ。 過去を振り返っても1年で復帰できたことはない。 ヤンツーのアクションサッカーでは6位が最高位だった。今までのチームの流れからすると、これから目指す方向性に一番近いと思う。今のコンサに欠けているエンタメ性を補うものはアクションサッカーだからだ。若手中心のアクション路線ではギャンブル色が濃くなり、勝ったとしてもプレーオフ圏内がギリギリかもしれない。 そんな「覚悟」をしながら、ホーム最終戦を迎えていた。強化費縮小で経験豊富なベテラン選手との契約が難しいことも承知している。どんなメンバーであれ6位以内を目指して欲しいが、すぐにJ1へは戻れない確率の方が高いだろう。 というわけで、J1の象徴的なクラブ・Fマリノスのサポーターを眺めていた。トリコロールカラーに染まったアウェーゴール裏は実に美しかった。試合もほとんどマリノスペースだった。ほぼ90分マリノスペースだったと言っても過言ではない。 カモメッシが躍動した。港ヨコハマのカモメのように活き活きしていた。リードしてからのマリノスは心憎いほどの余裕でパスを回し続けた。J1に長くいるチームの貫禄がそこにあった。選手同士の阿吽の呼吸を感じさせた。 コンサで及第点だったの河合だけ。打つ手なしの状況で迎えた後半。 ベンチ入り選手を見て、交代選手は順に、スナ、榊、そして最後にマエシュンかゴンだろうと予想していた。 後半になってもずっとオーシを引っ張っていたので、ゴンを出すと思っていたら案の定だった。石さんの「らしい」温情采配。悪くないと思った。 「J1」での最年長出場がかかっているし、もしかしたら「引退」前の花道だったのかもしれない。1万9千5百人の中で、それを目撃しにきた人も少なくないと思う。「最期はJ1で」というファンサービスに見えなくもなかった。 ボンバーがゴンに声を掛けた。 代表で日の丸を背負った男にしかわからない男同士。 二人の背中を見て、短い時間ではあったがゴンが出場できて良かったと思う。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ サンクスウォークは後味が悪かった。 石さんの驚いた表情が印象的だった。 どう考えても、アカデミー出身選手中心の路線でいくしかない。 U-12、U-15、U-18の選手達がずらっと並ぶ前で、社長へブーイングとは… コンサドーレのプロビンチャとしての方向性が理解されていないのだろうか。 それともわかった上で、クラブの方向性を否定するのだろうか。 あのダンマクを出した応援リード団体は「4年間」で積み上げたものをじっくり考えてみて欲しい。 http://www.jsgoal.jp/photo/00106000/00106000.html ジェイズゴールは掲載したが、スカパー!はアップにしなかった。スカパー!の判断は正しい。あのダンマクはゴール裏の総意じゃないからだ。 「何だったの?」は甘え。何だったのか考えるのがサポーターじゃないんですか? 石崎体制の4年間を切り取るのではなく、2004年からの札幌強化5段階計画というスパンで考えてみて欲しい。 http://www.consadole-sapporo.jp/news/2008/11/008390.html (2009 北海道フットボールクラブ 経営方針) 失敗から学ぶ。前を向くと言う事はそういう事ではないのか。 こうなってしまった以上、HFCは早く次の強化計画と経営計画を出さないとね。 http://www.consadole.net/odo5312/article/4309 監督選びとか選手の編成は本来、計画に基づくものだから。 ・J1ライセンスが無いとプレーオフの参加資格は得られない ・J1ライセンスを維持するために何をしなくちゃならないか まず、この辺りからファイスブックか何かで発信したらどうだろう。
posted by odo |09:22 | ドームのムード | コメント(0) | トラックバック(0)