コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年04月08日

榊、真似してみたらどうだ?

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2012年04月08日

プロビンチャの遅い春

 仕事帰り立ち寄った書店で、「サッカーダイジェスト」誌と「MOCO's キッチン」の2と3を買った。電車でサカダイを開く。内村と奈良の対談が乗っている。雑誌の企画じゃないと二人で話す事はないだろうという組合せだ。少し前の「月刊コンサ」で西嶋と西の対談があったのを思い出した。今は徳島と鹿島でカテゴリーも違う。内村と奈良は来年コンサにいるだろうか。昨日のレイソル戦を思い出しながら、踊一は少しだけ感傷に浸った。
 サカダイは「プロビンチャ」特集で、地方クラブの現在の姿を追っていた。コンサドーレはプロビンチャの代表格なので、矢萩社長のインタビューも載っていた。全国5番目の人口を抱えながら、仙台の後塵を拝している事に若干の焦りを感じているようだった。表紙はベガルタ仙台。只今J1堂々の首位を走っている。サポーターの間でも何故仙台とここまで差が開いてしまったのか、という声が多い。仙台も札幌も福岡もプロ野球パシフィックリーグ所在地だ。ファイターズとの競合が集客に影響しているという言い訳はあり得ない、踊一はサポ仲間にはそう言い続けている。

 コンサの順位は16位。下にはガンバと鹿島、いわゆる「オリテン」と呼ばれるJの古豪だ。オリジナル10チームである「オリテン」は簡単には降格しない。親会社を持ち多大な資金力を背景にした選手補強が可能なので、プロビンチャとは立場が違う。プロビンチャの定義もいろいろあるようで、立地的な見解もあれば、資金などのバックアップが市民中心という説もある。矢萩社長も「市民クラブ」という言葉を使ってコンサの現状を説明していた。
 北海道、札幌市といった地方公共団体、JR北海道、JA北海道グループ等の地方に根差した企業がバックアップしている点ではまさに市民クラブと言える。また内村が力説したようにホームとアウェーの距離が離れている点も見逃せない。つまりホームゲームが真のホームになるということだ。観客の大半がコンサドーレを応援する立地にスタジアムがある。

 今のコンサが財政的に苦しんでいるのは、このホームゲームの強みを活かし切れていない事があげられる。選手の道産子比率が上がっているにも関わらず、入場者数は横ばいだ。もっと道民、市民みんなでクラブを支えていく仕組みづくりが必要かもしれない。勝つサッカーが集客への近道だ。次に内村が言うように「守ってばかりのサッカーは見せたくない」と選手全員で意思を統一すること。コアなサポーターが首をひねっている。試合後の地下鉄で「新聞やテレビで得た情報と全く違うサッカーをやっている」という会話が聞こえる。ネットでは「つまらない」「眠くなる」という声が占める。この状況を打開するにはどうしたらいいのか。
 サカダイを読む限り石崎監督解任の可能性はゼロだ。理由はただ一つ。選手育成のための若手選手の積極起用が認められているからだ。すなわち資金力のないコンサにとって下部組織(アカデミー)からの育成方針はコンサの理念であり、誰が経営者であっても揺るがないものである。その理念を守る監督を社長は切りたくないのである。したがってどんな戦術であっても、どんな惨めな試合内容であっても、もっと言えばこのまま降格圏を走り続けても監督が変わることはない。

 現状打破するにはどうすればいいのか。シングルモルト余市の水割りを飲み干した踊一は途方にくれていた。
 

posted by odo |20:32 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)