コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年04月01日

困難にどう向き合うか

踊一は立ち寄った中古CDショップで、AKB48の「GIVE ME FIVE!」のCDとDVDのセットを買った。DVDは見始めて初めてそれが34分の長編ミュージックビデオと知る。
陣内孝則が定時制高校の教師「マムシ」役だ。卒業式後の最後の挨拶。定年なので最後の教え子たちに語るシーンに衝撃を受けた。

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「北の国から」の杉田監督が「人間・AKB」を撮りたいという意欲作で、3日間で制作したものだった。実際は3日で構想が練られる内容ではなく、監督の過去の作品を引っ張り出して、安保闘争の60年代から2012年に至るまで、日本の若者の中に横たわる社会に対する不安や悩みを描いた作品だ。 踊一はそのミュージックビデオをメイキングに至るまで全部見た。誰にも若者だった時期がある。不安や絶望感にさいなまれた事がある。コンサドーレはどうか。選手もサポーターも困難を前にしている。公私共に困難にぶつかる。その度に励まし合い、鼓舞し合ってきた。 J1の壁は厚い。初めからわかっていたことだ。先輩サポは過去の経験から学んでいる。新米サポは開幕戦から身にしみてるだろう。Jリーグは社会の縮図と言えるかもしれない。だけど、どこかに打開する鍵が落ちていないか。お金が無くても複数年残留したチームがあったよね。 踊一はマムシ先生のシーンをもう一度再生した。熱いものがこみあげてきた。 本から引用した手紙を朗読してから、黒板に大きく力強く書いた文字。 困 難 そして生徒達に熱く語る。 これと馴れ合うか、まともにぶつかるか。 馴れ合うのは、容易い。 まともにぶつかれば、たぶん傷付くよな。 傷付けば、血が出る。 痛いよな。 でも、その痛みを勇気って言うんじゃないのか? マムシ先生は「俺は勇気が好きだ」と言い切る。 踊一はコンサドーレサポーターが何故コンサドーレを応援しているか?の答えがここにあると感じた。目に涙が滲んできた。 J1で強者に立ち向かう。 資金難に立ち向かう。 開幕から、いやキャンプ中からたちはだかる現実。もっと言えば、3位で昇格した瞬間から目の前にある大きな困難。 踊一は、思う。 でも、どこかに明るさが無いといけないんだ。 安保時代も日本中に底知れぬ暗さがあったような気がする。詳しくは知らないけれど。 今は震災後の原発問題という暗さが横たわっている。避けて通れない。 経済不安も雇用不安も。 明るさ…か。 なにか笑いを。駄洒落でもいいんだよな。いいに決まってるさ。 「こんなん、出ましたけど」 駄洒落を言うのも勇気が要る。




【参考ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/utasany30/29441041.html
(「困難」 バイク屋うたさんのブログ様)

http://blogs.yahoo.co.jp/utasany30/29492042.html
(『されど われらが 日々───」を読んでみた。』バイク屋うたさんのブログ様)





posted by odo |09:31 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)