2012年02月07日
妄想フォーメーション(1)
妄想フォーメーション、なんか曲のタイトルみたいだね。 妄想ファイナリー、妄想カチューシャ、妄想ダイヤモンド。 4-4-2がいいんじゃないか、とか4-2-3-1は変形4-4-2だとか、 1トップ&トップ下じゃないんだ、実は縦の2トップなんだとか、 あれやこれや脳内グーグルぐーるぐるな開幕前でございますが、 ZP氏のパス三角形理論で思い出したっちゅーの。 戦術妄想サポって一度はパスコースを点と点で結んで開いて手を打って 開いて、でもなぜか現実のゲームではシュートをさっぱり打たなくて。 4-2-3-1だと確かに三角形の数が増えて、パスの出し先の選択肢が増える。 だが現実はどうか。右サイドから上がりペナルティエリアが見えてきた。 後ろからタッチラインに沿って走るAにタテのスルーを出すのか、 あるいは平行にラインを上げてきた真ん中のBにヨコパスを出すのか、 はたまた左サイドを猛然とかけあがるCに大きくサイドチェンジを放つのか。 ここで多くの選手達は、Dのバックパスとか、Eの自分でドリブルで持ち込み 相手に囲まれブロックされる、というファンの望まない方向に進んでしまうのだ。 去年得点があまり多く生まれなかった理由の一つなのである。 なので、パスコースの選択肢はあまり多くないほうがいいのではないか? という仮説を立てた。4-4-2でええやんかー、というわけである。 4-4-2ではまず約束事を作っておく。一緒に前へ上がるペアを決める。 時間帯毎に15分まではAB、30分以降はAC、45分以降はBCでビルドアップするとか、AB、AB、ABで3回攻め込んでブロックされたら4回目からはAC、AC、ACで突破を図るという具合に、誰からパスが来て誰が前線へ放り込むか決めてしまう。 約束事は2トップにも必要だ。真のストライカーと、影のストライカーだ。 実際にシュートする選手と、シュートするフリをするなんちゃってストライカーを決める。真のストライカーも3回もらったパスを活かせなければ、4回目は影のストライカーに譲る。 こんなことをずっと考えながら、肉まんを頬張っていた踊一だった。 開幕前が一番楽しいとはよく言ったもんだ。フォーメーションを妄想しながら、燃えるゴミをゴミステーションに持っていく。 戻ってきてふと生ごみを入れ忘れた事に気付いた。 キッチンの片隅に忘れ去られた生ごみ。この中の例えば、レギュラーコーヒーのカスが脱臭に役立ったりする。あわてて縛ったゴミ袋をこじ開け生ごみのビニールをねじ込む。「ねじこむ」。イイ言葉ではないか。 コンサに欠けてるのはまさにGOALにねじ込む執念。 そうか。余計なバックパスをさせないためには、後ろへのパスコースを初めから消せばいいのだ。サイドバックがボランチよりも前に攻め上がる。右も左も上がってしまう。CB2人を残し、ダイナミックにグループで攻め上がる。これしかない。パスミスでボール奪われたら最後、カウンター一閃でガツンとやられるかもしれない。しかし、格下コンサはラインを狭め前へ前へ突進していかなくてはならない。ラインが波状にGOALを目指す様はまるで厚田村の高台の景色だ。 ここで踊一は冷めたコーヒーを口に運ぶ。 右サイドでボールを保持した選手は、横に出すのか、前に出すのか、斜めに出すのか。ここで選択肢は常に1/3だろうか。否、必ず相手のマークがくっついているはずだ。それがJ1なのだ。ではどうなるか?・・・・ やはりバックパスするのが目に浮かぶ。だめじゃん。 4-4-2の優れた機能を思い出す。真のストライカーがいて、影のストライカーがいる。 でもちょっと待てよ。コンサに真のストライカーっていたっけか… 影スト、つまりなんちゃってストライカーが2人3人いるのが、昨年のシュート数のしょぼさ、少ない得点数に反映しているのではないか。 今年はどういうサッカーを見たいのか。あるいは彼らは見せたいのか。 1-0のサッカー?いいや、どちらかといえば2-1のサッカーだよね。 しかもJ1、3-2や4-3を得意とするチームが沢山あるよね。 踊一は煮詰まってしまった。 うーん、とりあえず銀行と郵便局をハシゴして来るか。 妄想フォーメーションはまだまだ始まったばかりだ。
posted by odo |10:57 | 坂大楽 踊一 | コメント(2) | トラックバック(0)