コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年01月18日

踊一インタビュー~ROCKを語る~

インタビュアー:坂大楽踊一さんをお迎えしました。よろしくお願いします。

坂大楽踊一(サカヲタノ ヨウイチ):よろしくお願いします。

イ:J1昇格後、どのように過ごされていましたか。

踊:ばんぶうでドンペリ飲んだり、補強情報に胸躍ったり、楽しい毎日ですね。

イ:巷では目標は残留でなく、J1上位だなんて声も出てますが。

踊:先日のドームで仲間とその話題になりました。僕は「帯広だ」って言ったんです。

イ:帯広と言いますと?

踊:とかち、十勝です。つまり10勝するにはどうするかっていうテーマを掲げたんです。

イ:なるほど。で、その星勘定は。

踊:あくまでもキャンプ前なんで戯言なんですが。セレッソに2勝(笑)、鳥栖に2勝、去年勝てませんでしたからね、あとFC東京にも引き続き勝ちたい。後は磐田に、大宮に、新潟にって数えていったら、11勝になっちゃった(笑)

イ:もう中位狙えますね。

踊:開幕前はおもいっきり夢見ていいと思うんです。

イ:夢といえば、踊一さん、LET'S ROCKなんですが、食いつきたいネタじゃないですか?

踊:はい。ちょっと語らせてもらえますか。

イ:どうぞどうぞ。

踊:自分はモチベーション上げてくのに音楽っていうツールをよく用いるんです。サポーターとROCKの相性は実はもの凄くいいんですよね。それが邦楽だろうと洋楽だろうと。

イ:踊一さんは例えばどんな場面でお聴きになるんですか。

踊:自分の場合は、大一番の前にはボンジョヴィ、ハウンドドッグ、矢沢永吉、ロッキー4のサントラとか。あとコンサオリジナルで言えば、タックハーシーさんの「We’ve got the wind」、奥村慎也さんの「スタートライン」も強力にプッシュしましたよ。CD化に時間かかりましたけどね。古くは公募の歌詞に曲を付けてくれた五十嵐浩晃さんの「With」とかね。2007年の優勝記念動画で脚光を浴び、発売してから数年後に再評価されたという例もあります。昨年の最終戦はいきものがかりにたどり着きましたね。

イ:その時代時代のコンサが蘇りますね。

踊:「LET'S ROCK!」は去年2011年から始まったカムイレコードさんと曽田さんらの企画で、初代グランプリは若葉が獲りました。

イ:アイヌ語で「川」を意味する「ポロペ」が選ばれました。

踊:ドームや厚別でライブが出来て良かったと思います。ただし、スコットランド色が強すぎてサッカーのイメージと結び付かないというイメージもありました。実際女性サポーターからは「刺青はコンサに似つかわしくない」という声も出ていたのです。ROCKの定義も幅広く自由にし過ぎた印象がありました。

イ:なるほど。コンサのイメージとしてのサポソング待望論へと繋がるわけですね。

踊:そうです。それで2012年はより一層コンサとかスタジアムを意識したROCKの必要性、もっと言えばスタジアムに適したROCKとは何か、「LET'S ROCK!」の審査委員の資質が問われる大会になったんじゃないかなと思いました。第1関門として300余曲の中から5曲に絞るわけですから。今年は演奏技術のレベルは5組とも拮抗してましたよね。現場でナマで聴くとハイレベルなのがわかりました。

イ:2年連続1次審査を突破した中田雅史 『FreeBird』はどうでしたか?昨年の踊一さんのイチオシでしたよね。

踊:バンドアレンジにしてドームライブでも最後に演奏してました。大人の余裕を感じましたよね。ただ、同じ曲で勝負したのはまずかったと思います。2011年に若葉に敗れた曲で翌年グランプリを獲れると思うのは明らかに過信です。ファンは常に新しい勝負を期待しています。そこがROCKしてなく保守的に映ったのは僕だけでしょうか。

イ:中田さんの実力からすれば、新曲で勝負すべきだったと。

踊:そうですね。楽曲自体はもちろん甲乙つけるものじゃないし、良い曲は20年も30年もファンの心に焼きつくもんです。でも、「LET'S ROCK!」という舞台は1年1年が勝負のオーディションなんですね。AKB的発想からすれば運を掴んだ者だけがスターになるんです。

イ:グランプリを獲ったナイトdeライトにはROCK魂を感じましたか。

踊:youtubeで聴いた第一印象が抜群に良かったですね。ボーカル平野翔一さんの声質がまず良かった。スタジアム映えするし、自分の場合はクルマでCDをかけたいなと思いましたね。ドライブに合うコンサ系ROCKを探し求めてましたから。

イ:『終わらない夢』という楽曲についてはどう思いましたか。

踊:歌詞がキャッチーですよね。メンバーにサポがいるんじゃないかっていうくらいリアルに描かれています。等身大のROCKって沁みますよね。通勤途中にi-podで聴いてもテンション上がるんじゃないですか。社会人あるいは学生サポのエナジーに成り得る曲です。コンサを元気づけるサポがまず元気になれって話ですよね。

イ:沁みるというのは具体的にどの辺りを差しますか。

踊:全部ですね。最初から最後まで余計な言葉がない。歌詞の組立てが非常に巧みだと思いました。ROCKの歌詞って無駄をそぎ落としたカタチが一番メッセージ性が高いというか、感情移入しやすいんでしょうね。あと彼らの曲は聴けば聴くほどに熱くなってくる良さがあるんです。スルメですよね。イカロックです。そういえば「LET'S ROCK!」自体がイカ天っぽいかもしれない(笑)

イ:音に関してはいかがですか。

踊:リズム隊がいいですよね。ベースとドラムス。コンサで言えばボランチとGKですよね。安定感がある。そして疾走感のあるメロディラインです。サイドバックからトップ下、2列目のアタッカーからFWへという攻めの姿勢が伝わってきます。

イ:サウンドと歌詞が互いにフットボールしてると(笑)

踊:結局、サポーターから多くの支持を受けた要因は、歌詞と旋律のセットプレーがうまくいったからだと思うんですよね。

イ:音楽もサッカーもバランスが大事なんですね。本日はありがとうございました。


※このインタビューはフィクションでありハクション大魔王とは関係ありません


http://www.consadole-sapporo.jp/audition2012/index2.html
(コンサドーレ札幌公式サポートソングオーディション「LET'S ROCK!」2012)

http://www.youtube.com/watch?v=v0y84XaGYD0
http://www.youtube.com/watch?v=z3H-5KiQal8
(  「Let's Rock!2012」グランプリ曲:ナイトdeライト『終わらない夢』)


posted by odo |21:37 | コメント(1) | トラックバック(0)