コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年11月28日

明と暗

1998年12月5日 室蘭で降格
2007年12月1日 ドームで優勝
そして
2011年12月3日 ドームで??

天国か地獄か。明か暗か。


<札幌> 
4位→3位
勝ち点65 20勝5分12敗 得点47 失点31 得失点差+16

第37節 11月26日(土)14:00 湘南 0-2 札幌 平塚

第38節 12月 3日(土)12:30 札幌 vs F東京 札幌ド

<徳島> 
3位→4位
勝ち点65 19勝8分10敗 得点51 失点37 得失点差+14

第37節 11月27日(日)13:00 徳島 0-3 鳥栖 鳴門大塚

第38節 12月 3日(土)12:30 岡山 vs 徳島 カンスタ


シナリオ通り、札幌は徳島にプレッシャーを与えることに成功した。
徳島もデータ上の「10敗・昇格ギリギリライン」に到達してしまった。
案の定、鳥栖の攻撃力が炸裂し、得失点差も札幌+16、徳島+14と逆転し、
「+2」のアドヴァンテージを得る事が出来た。
これは心理的にでかい。札幌○徳島○なら得失点差勝負、札幌△徳島△、札幌×徳島×でも昇格可能という保険ができた。
○△×の昇格マトリックスで言えば、コンサの昇格確率はざっくりとだが、60%まで上がった。実際はFC東京のチカラが抜きん出ているので、5分5分、昇格確率50%とみるのが妥当だろう。
こうなれば「運も実力のうち」である。これで上がれなかったら戒名を「運黒斉」にするしかない。それは談志か。

ここまで予定通りに事は運んだ。
このあとは性格が出る。俺達がやらなきゃ、俺がやらなきゃ、サポーターの後押しが必要、と気張るタイプ。
そして、ここまで来たら運任せ、どっしり構えて見てればいいと悠然と構えるタイプ。
前者も後者も兼ね備えたタイプ。若いころは前者だったが、加齢とともに後者に変わっていくタイプ。
Jリーグで一、二を争う程高齢化している札幌サポーターは、酸いも甘いも経験している。昔と違って周りが見えているし、クラブの置かれている環境(債務超過問題等)もわきまえている。そのうえで自分達のスタンスを考え行動に移している。もちろん今見ている方向・目標、とりあえず昇格を、というベクトルは同じ。でも応援のカタチは十人十色。これが札幌サポーターの特長だ。いい意味でも悪い意味でもおおらかである。応援スタイル、選手、監督、戦術に対する考え方然り、ブログ然り。

平塚の「炎の応援」は、12.3札幌ドーム逆転昇格へのドラマへのバトンになった。後世語り継がれる試合であり応援であったように思う。
その反面踊一は、ドキドキハラハラはあまりなかった。古田の先制GOALも、芳賀の投入も宮澤の追加点も、不思議なくらい予測できていた。デジャブかと思うくらい脳内でゲームプランが出来あがっていた。
試合前日のランチ。焼鳥ばんぶうで豚串丼を食いながら、店主とコンサ話をしながら、既に踊一の頭では12.3ドーム決戦がイメージできていたのだ。

「あとはヤス、岡本ヤス…」

勝負脳は自分で鍛え自分で作りだすものだ。
サポーター一人一人が、FC東京を倒すイメージを描く。一人一人がドームの歓喜を想像する。もちろん熱すぎるほどのサポートもイメージする。
試合前日の金曜日まで各々楽しめばいいんだ。この2年半ずっと我慢してきた。いまこそ札幌のフットボールを愉しむ時だ。俺達はそれを許されるだけのサポートをしてきたじゃないか。
堂々と渡り合え。堂々と戦え。そしてFC東京を倒そう。

それにしても、勝ち点計算、得失点計算。
ウチが湘南とああなって、こうなって、徳島&鳥栖がこうなって、ああなって。
てんやわんやだったなぁ。結果オーライだからイイけどさ。
踊一は苦笑しながら、カーステのCDをリピートモードにした。
そして口ずさんだ。

「よぉ 邪魔だ 道を空けな♪」>FCトーキョー

http://www.youtube.com/watch?v=FlFMvPAg0YQ
(CRAZY KEN BAND-「てんやわんやですよ」)


12.3は、明か暗か、天国か地獄か…
踊一は、ふと通り過ぎた牧場の看板を見逃さなかった。
看板には『ハッピー・ヘブン牧場』と書いてあった。

posted by Yohichi Sakawotano |09:52 | 坂大楽 踊一 | コメント(2) | トラックバック(0)