2011年09月18日
2トップが機能(AWAY北九州戦分析)
(スポニチ) http://www.sponichi.co.jp/soccer/games/2011/j2/0917/002.html 【システム】 ジオゴ欠場により、近藤&内村の2トップ。 今季初の4-4-2システムでスタート。 【2トップが機能】 得点者:内村5号、6号、近藤4号 近藤:シュート3本 内村:シュート5本 【参考:前節厚別栃木戦】 http://www.sponichi.co.jp/soccer/games/2011/j2/0911/001.html 近藤:シュート4本 内村:シュート0本 【公式速報より得点経過】 第28節AWAY 北九州0-3札幌 ※北九州GK:札幌を知り尽くしている佐藤優也 http://www.consadole-sapporo.jp/info/ 前半26分 【札幌先制GOAL!】 河合の展開から右サイドでパスを受けた高木純が切り返しから左足でクロス、相手DFがクリアし損ねたボールが内村の足もとにこぼれ、右足でシュートを放つと相手GK佐藤(北九州)手をすり抜けゴールに吸い込まれる 前半33分 【札幌GOAL!!2点目】 右サイド高木純から中央へパス、砂川がダイレクトでディフェンスラインの裏に出すと反応した内村が右足でニアを抜きゴールに突き刺さる 後半14分 【札幌GOAL!!!3点目】 右サイド河合の浮き球のパスに古田が反応、深い位置から右足で折り返すと走りこんだ近藤が左足で合わせてゴール左隅に吸い込まれる ※2トップに河合、純平、スナ、古田が連動して、得点に繋がる攻撃のオプションが増えていることがわかる 【J's GOALゲームサマリーより得点者コメント抜粋】 http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110200030320110917.html ●近藤祐介選手(札幌): 「ウッチー(内村)が取れればいいかなと思っていた。俺が受けて、ウッチーが取ってというパターンができた。前半から裏にうまくウッチーが入っていた。ポンポンと前半に2点が入ったのは大きい。得失点差が関係してきているので、3点取って勝ったのは大きい。 相手のセットプレーが多かった。点を取るチャンスを与えていたのはもったいない。CKではなくスローインにするとかしないと」 ●内村圭宏選手(札幌): 「(1点目は)クリアミスが足元に入って、難しかったけど決められて良かった。(2点目は)最初から練習しているパターン。斜めからの楔に飛び出してというかたちで決められて、気持ちよかったです。前半戦出られなかったので、気分的にはもう10点くらい取っていたい。まだ取り返せていない。でもペース的には悪くないので、今日くらいシュートを打てればいい」 【得失点差ついに二桁!】 http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/standings/j2(J2順位表) 「+3」で念願の二桁「+12」になった。これは昇格戦線に名乗り(昇格圏の2位突入)を上げた前節に続き、正式に「昇格するための最低条件」を満たしたことになる。今後はこの数字を増やしていくことが、昇格をより確実にする唯一の方法と思われる。現時点で6~7チームに昇格のチャンスがあり、ダンゴ状態のまま終盤戦へ入り、上位対決で潰し合いになるだろう。そこで最後にモノを言うのが「勝ち点」そして勝ち点が同じだった場合は、「得失点差」で明暗を分けることが大いにあり得る。3位と4位が同勝ち点の可能性も考えられるわけだ。 【9/18現在、得失点差二桁のチームをピックアップ】 FC東京 28 札 幌 12 鳥 栖 21 千 葉 10 徳 島 11 栃 木 10 東京V 21 ※鳥栖は26試合、徳島は24試合、その他は25試合終了時点 「得失点差二桁」が昇格の必要条件だとすると、現時点では上記7チームに昇格の可能性があることになる。今の段階では、昇格が鉄板と言えるのはFC東京と鳥栖である。 実際、爆発的な得点力を発揮したチームが急激に順位を上げている。千葉と栃木は失速してきているが、何かのきっかけで盛り返すことも考えておきたい。 【お知らせと今季の中間まとめ】 「赤黒シュートコンテスト」の連載は終了いたしました。得点力不足、勝ち点不足が解消され、得失点差がプラス二桁(昇格の必要条件)に乗ったからです。シュート数があまりにも少ない惨状を憂いたり、チアゴ大作戦を強烈に批判してきました。将来性もなく面白くもない、そして勝てないサッカーにNOを突き付けました。18位前後をうろついていた頃は監督解任も主張しました。三上強化部長は補強で監督をバックアップする手段に出ました。外国人の入れ替えです。これが吉と出ました。シュート面だけを見ると近藤ユースケの奮闘だけが突出し、他の選手を圧倒していましたが、ジオゴ加入後、チームは明らかにガラッと変わり息を吹き返しました。バラバラだったプレーの点が、何本かの線になり連動し「全体で絵が描ける」ようになってきたのです。 シュート数にこだわる時期は過ぎました。これからはいかに順位をキープするか。この一点に集中してもらいたいと思います。過去データを考えますと、終盤戦に3位以内をキープしているチームが昇格する可能性が圧倒的に高いです。これから続くサバイバルマッチは、順位が上のチーム(勝ち点が1つでも多い方、追われる立場)の方が心理的に優位に立ちます。なぜなら昇格圏内にいるチームの方が団結し、メンタル面で強みを発揮し、簡単には負けなくなるからです。ただし、これは過去のJ2のデータ。コンサがこれに当てはまるかどうかはわかりません。油断しないでチャレンジャー精神で戦って参りましょう。
posted by odo5312 |21:48 | データファイル2011 | コメント(0) | トラックバック(0)