2011年07月10日
赤黒シュートコンテスト2011(14)
札幌3-1愛媛@厚別 札幌シュート14、愛媛シュート10 [スタメン] 内村、古田、河合 各2本、近藤、純平、櫛引、日高 各1本 [サブ] 横野、宮澤 各2本 【得点】内村1号、横野3号、横野4号 http://www.sponichi.co.jp/soccer/games/2011/j2/0709/001.html http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110200030120110709.html 劇的な試合だった。 前半は謙伍に先制され、スナとウッチーの素早いリスタート奇襲攻撃でなんとか追い付く。 後半は決め手がなくダラダラと時間が過ぎる中、ベンチワークで流れを引き寄せようとした。 1.ヤス、2.ミヤザー、3.ジュンキ の順番で投入。 この3人が入る前までは「サイド攻撃一辺倒、読まれまくりの遅攻」といういつもの悪いパターンに陥っていた。 俺は最初に三上を投入し、前線からのミドルシュートを増やすと思っていたが、見事に外れた。 最初に投入されたヤス岡本は最近調子を上げており、ボールキープが出来て前目の位置でタメをつくる役割を担った。これにより無駄なバックパスをすることもなくラインの押し上げを計ることができるようになった。 さらにミヤザーを入れることにより中盤に厚みが加わった。スナ&ヤス、ヤス&ミヤザーの併用で、愛媛側は誰がトップ下なのかわからない状態に。前3人のポジショニング次第で、ジュンキの1トップが、2トップになったり、3トップになったりするので愛媛から見れば守りづらくなったと思う。 最初から4-4-2なり4-3-3でいいんじゃねーの?という疑問も持ちつつ、後半34分からのコンサドーレは今季最高のパフォーマンスを見せるのである。 一世一代時代組(http://www.consadole.net/odo5312/article/3780)のパフォーマンスだけで終わったらどうしようと思っていたが、コンサドーレはヤス&ミヤザー&ジュンキという豪華なサブ組が、聖地厚別での熱血ドラマを用意していたのである。 ジュンキの「突き刺さる」という表現がぴったりな勝ち越しGOALは、スタンドに久々の活気をもたらし、数試合に渡る閉塞感を破ったように思えた。 とどめの3点目のあとも、ミヤザー⇒ジュンキでハットトリックかという場面もあった。 ラストの「厚別の歌」は涙が出そうになり、途中でつまりながら歌っていた。 この試合の入場者数は5,350人。もう少しで5,310(コンサドーレ)だった。いや、それでも5,350人はジュンキの晴れ姿をナマで見られた。NHK地上波で全道のコンサファンが見ただろう。スカパーで全国のコンサファンが見たであろう。何年もかかってようやくこういう歓喜を味わえるのだ。これが聖地厚別なのである。 6勝4分け5敗(勝ち点22)。上位は2敗しかしていない。これ以上はやすやすと負けられないし、上位に勝つことでしか差を縮めることはできない。 ジュンキの目標は一貫していて「スタメン」で「エースストライカー」になることだ。サポーター上がりの北広島出身の少年の夢。こつこつ掴んできた少ないチャンスでアウェー2点、ホーム2点。ついにチーム内得点王になった。 あとはコツコツと得点を積み重ねていくだけ。チームメイトの見方も変わってくるだろう。得点という実績は仲間からの信頼を厚くし、本人の自信にもつながる。 そして、もう一つコンサドーレ躍進に欠かせないファクターがある。「10」番ミヤザーの顔つきが変わってきたことだ。眼つき、顔つきが急に大人びてきている。プレー姿勢にも風格が出てきた。 宮澤&横野のライバル名勝負数え唄は、次のステップに入ったようだ。
posted by odo |08:22 | データファイル2011 | コメント(2) | トラックバック(0)