2010年03月29日
スイッチゴン
近藤のゴールに「コンゴール」という見出しを付けた新聞があったそうだ。 胸で押し込む泥臭いゴールを「ビューティフル・ゴール」とほめたのはゴン。 試合直前のピッチ練習の時のことだった。 US主体のいつもの選手コールが順に回り、最後にゴンへのコール大合唱。 「オー ナカヤマ! (ウッ ウッ) ナカヤマ ナカヤマ ゴンゴール!」 そうしたら、ゴンちゃんはゴール裏を見つめ、いつものように胸のエンブレムを拳で叩き、強烈なシュートを放った。 それまで枠外に外していたのに…突然バキューーンと。 弾道は高原の手をかすめ、ゴール中央の上部に突き刺さった。 俺は、グッと胸が熱くなり涙腺が緩んじまったね。一瞬ジーンとして胸が詰まりコールできなくなった。 実は試合前のテンションがいっこうに上がらず、ゴール裏の温度もなかなかヒートアップしていかない感じだった。毎年開幕2戦目はそんな感じで、今年も開幕戦がアレだったもんだから想像はできたのだが、やっぱり2週間前の惨劇を思い出して、テンションが上がらない。というか、戦術についてチームの方向性について必要以上にナーバスになってはいた。 それをゴンちゃんは一発で吹き飛ばした。12番の憂鬱を一気に吹き飛ばした瞬間だった。俺のバモスイッチがONになった。スイッチゴンだ。古舘のプロレス実況っぽく書けば「心の油田に火が点いた」。 スターだなと思った。役者が違うと思った。 リスペクトできる選手がコンサにいる。 「オー・ナカヤマ」を歌う時、まだ違和感というか実感が無いというか、赤黒ユニのゴンに対して照れも無いわけではない。 でも、もう4試合経過した。紛れもなく「コンサドーレのゴン中山」なのだ。 シマフクロウのエンブレムを何度も何度も拳で叩いてくれる。その姿を見ただけで俺は鼓舞されるのだ。 鼓舞+フクロウ=コブクロ。 今夜はコブクロの曲で〆てみる。 http://www.youtube.com/watch?v=FXm7h1oNQww (「虹」…俺がJALで遠征する時、自分を鼓舞する曲)
posted by odo |23:14 | コメント(0) | トラックバック(0)