コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年10月30日

頭の整理

このエントリーは自分の頭を整理するためのメモであります。
今後クラブに起こっていく様々な事に一サポとして対処していくための、現段階での自分なりの考えです。

【アプローチ】
オフィシャルブログ内検索でキーワードを「応援自粛」として色々読んでみた。次にUSの声明文を読んでみた。
http://www.ne.jp/asahi/ultras/sapporo/
(今後の応援の方針について(08.10.29))
ここで引っ掛かったキーワードが「市民クラブ」だ。※以下赤字は全て引用文。

「市民クラブ」として札幌市民、北海道民に広く愛されるべき存在であるはずが、現実はそうはなっていない。市民に愛されない市民クラブに存在意義はないし、それに対する問題意識が少なすぎるのではないか。サポーターを含めこのクラブに関わるすべての人間の意識が変わらなければ、このクラブの未来はないのではないだろうか。

【市民クラブって何だい?】
オフィシャルブログ内検索でキーワードを「五段階計画」として色々読んでみた。
じゃがほっけ佐々木元社長のインタビューの中に興味深い記事を見つけた。たぶん過去にも読んでいると思うが、USの声明文と合わせて「市民クラブ」という言葉を噛み締めて読むとかなり味わい深かった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200503/at00004049.html
(スポナビ「HFC社長 佐々木利幸の未来予想図(1/3)
コンサドーレ札幌「北国プロビンチャの挑戦」第1回 2005年03月04日 )

「まずね、とにかく会社に透明性を持たせること。すべてをオープンにするということ。市民クラブであるのなら、市民にすべての情報をオープンにする。そうするとみんなが監視役になる。この会社には秘密はありません、ということを徹底してやらなかったらこの会社は直っていかないと思いました。
いわゆる会社として言うのであれば、ここはもともと市民によるクラブなわけでしょう。サポーターズ持株会も含めて市民や道民ひとりひとりがお金を出してくれて出来上がっている会社なのだから、その会社に秘密があって市民に教えられないというのは、あり得ない」
「初めてサッカーの試合を札幌ドームに観に行ったときに、サポーターの皆さんが『俺たちの街の誇り』ってみんな叫んでいた。理屈ぬきに『コレだ!』と思ったね。胸がザワザワっとした」
「彼らの声をさ、叫びを聞いたらね、それだけでコンサドーレ独自の文化ってのが分かるんじゃないかと本当に思ったよ」

【仮説】
「市民クラブ」というのがネックになって問題がややこしくなっているのではないか。次期監督報道を見ていると、なんとなく「市民クラブ」という言葉でぼやかされたモザイク模様な部分が見え隠れしてくる(昔からだが)。
例えば、オシム親子を推す人がいて日刊スポーツを巻き込んでリークしていたり、「いや、日本人監督で行きたい」と道新に書かせる人がいたとしよう。オシムなら集客もできるしスポンサーも集まる、とにかく今はまずカネ集めだとか、経験のある日本人監督でまず若手を鍛え直すとか優先順位も人それぞれだろうから。
仮にだが、HFCのある役員(2位の株主)が、筆頭株主の「サポーターズ持株会」の理事と結託してオシムを推したとしよう。HFCの別の役員が日本人監督を推したとする。自分達の描く強化計画とは別にGM、強化部長、現社長は対応に苦慮することにならないか。あくまでも想像だが・・・・。

【「市民クラブ」って言葉が曲者】
USは今回、深い提案をしてくれたと思う。以前USの冊子を買って読んだ時に「勝敗よりも大事なものがある」みたいな事を書いていて、その当時は「勝ち」にばかりこだわっていた時期だったので素直に読めなかったのだが、良い悪いは別にして「市民クラブ」の目指す道とは何か、まず考えるのもいいかもしれない。その上で個人的にうっすら思い始めた「脱・市民クラブ」じゃないと「J1定着」なんて無理じゃないかという仮説も成り立つのではないかと思う。

今年J1で戦った結果、札幌はJ1で安定して戦えるクラブではまだないということが、はっきりと分かりました。我々が今強くクラブに求めたいのは、J1であるかどうかや、単純な勝敗の結果ではなく、たとえJ2であろうが信じられ、夢を持て、一緒に戦えるクラブになって欲しいということ。そして一部のサポーターに支えられるクラブではなく北海道民、札幌市民に愛され誇りとなるクラブになれるように誰もが考え努力をして欲しい。本当の「市民クラブ」になってほしいということです

USの皆さんには「市民クラブ」の定義を教えて欲しい。何をもって「市民クラブ」というのか?税金に頼らない経営を目指しても「市民クラブ」にこだわるのか?「サポーターが筆頭株主だから市民クラブ」なのか?そもそもサポ持株会がいつまでも筆頭でいいのか?この辺りをマジでどうお考えか聞きたい。HFCのビジョンも大切だが、USのビジョンも提示していただきたい。

「札幌はJ1で安定して戦えるクラブではまだない」というのはまさにその通りだ。俺が強く訴えたいのは、それはJ1に上がったからこそ言えるのであって、2007年「勝利」にこだわり「昇格」にこだわったのは無駄ではなかったのだという事を改めて表明しておく。この事に関し三浦監督には最大の敬意を払っている。
USは「今」強くクラブに・・・・と「今」を強調して、「北海道民、札幌市民に愛され誇りとなるクラブ」と謳っている。これはどう解釈すべきなのだろうか。他チームで考えると例えば、市原市&千葉市とジェフ、柏市とレイソル、広島とサンフレッチェ・・・・大分、新潟・・・・・そういう関係か?どこも「J1であるかどうかや、単純な勝敗」にこだわっているから残留してるんだよね?勝っているから「誇り」に思えるんだよね?違うかな。小中学生なんかはそうだと思う。ファイターズだって毎年クライマックスに出場するから爆発的に市民に受け入れられているんじゃないか?プロって勝ちにこだわるのが当たり前だし、ファンもそれを求めるから声を嗄らして応援するんでしょ。
応援自粛に違和感を持つのはまずそこ。どんな戦力であれ「目の前の勝利」にこだわらないと、10周年のときの神戸戦みたく白けムードになる恐れがある。あの時にドームにどんな空気が漂ったか。「攻めろコール」の大合唱、そしてヴィッセルより数多く放ったシュート。17本も打った。「攻めるサッカー」にこだわり過ぎた挙句、守備があっさり崩壊して1-4で敗戦した。10周年を祝って駆けつけた1万8千人が肩を落とした。

<参考>
http://blogs.yahoo.co.jp/tacky1965/42754763.html
(「気まぐれ更新BLOGですが、何か?」より「J2:第46節・札幌vs神戸」)

「J2であろうが信じられ、夢を持て、一緒に戦えるクラブ」というが、柳下監督の3年間で「攻撃的サッカー」を追い求めた結果は3年目でも6位だった。USの声明文の「夢」ってもしかして「攻撃的サッカーの継続」なのかな?と思ってしまう。別にそれでも構わないけど妙に引っ掛かる。
目の前の一戦に、大事な浦和戦の前に「一緒に戦わない」(USには悪いが応援自粛はそのように映る)人たちが「今季残り試合のクラブとして臨むスタンスを示してほしい」なんて書くのは、理屈が通らない気がするがいかがだろうか。
まぁ、理屈が通らないと思う人たちが大勢いて、コンサドーレコールを響き渡らせるに違いない。
「コンサコールは止まらない」(次のブログタイトル候補にしよ) そっちに100ドーレ賭ける!

なんだかよくわからなくなってきたんで、今日はここまで(笑)


posted by (oDo) |05:45 | 俺達の札幌 | コメント(0) | トラックバック(0)