コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年06月06日

そうですよね?三上さん!

 冷静に考えれば、降格確率90%というところだろうか。
しかし簡単に現実を受け入れることはできない。奇跡を信じているよ。信じるのがサポーターだと思い込んでる。
J2優勝で600万しか利益が出なかったチームが降格して5000万北海道に返済できるか?いや可能かもしれない。しかしその為の代償が例えばダヴィや藤田の売却だったとしたら、簡単に降格を受け入れられるだろうか?
「絶対にJ2に戻りたくない」
これは白恋で選手から聞いた言葉。サポもほとんどが戻りたくないと思ってるよ。戻ってもいいよって人はきっとコンサの財政状況を知らないか、今の選手を他チームに移籍させても何とも思わないか、熊本や岐阜と対戦したいっていうマニアックな人だろうね。

 サポーターズ持株会が1億2千万を越えるカネを集めた。集める前提として「強化費に使う」と明言している。「J1に居続けるために」集めた金で選手を補強するのだ。例えそれがギャンブルだとしても何もしないで降格を待つのは耐えられない。
裏を返せば借金返済には使えないし、債務超過の解消に使うわけでもない。減資の後だからこそ経営努力で黒字を出すべきなのだ。HFCが今年限りで潰れるとしたら、赤字を出して債務超過に再び陥り降格した時だ。持株会のカネに頼らずに単年度黒字を出せるかどうかがカギだと思う。J1の舞台でJ2と同じ観客動員数だとしたら、販売促進をしていないのと一緒なのだ。ハッキリ言ってHFCは「会社が潰れる」という危機感が薄いと思う。「降格⇒身売り」を覚悟し模索しているなら、また話は別だけども。実はHFCが潰れた方が良いと断言するサポも物凄く多い!筆頭株主が持株会じゃなくてもいいというサポもいる。誤解を恐れずに書くが「コンサドーレというチーム自体は永続して欲しいが、北海道フットボールクラブという運営会社は変わってもいいんじゃないか」って事だ。
確かにJ1に居続けられるなら、そういうこだわりは捨てた方がいいかな、とも思い始めている。

 注目しているのは11月8or9日、ドル箱カードのHOMEレッズ戦をどこで開催するかだ。ドームでやるならさっさと日本プロ野球機構(日本シリーズ主催)を説得して欲しい。ドームを満員にして稼がないと黒字化できません、債務超過なら降格します、くらいJリーグを通じて訴えるべきではないのか。まぁ収益を考えて、国立開催というのもあるかもしれないが。
ホームアドヴァンテージを優先するなら厚別だろうけど、国立の方が儲かると踏んだら国立でやるんだろうなぁ。札幌のファンは怒るだろうけどね。興行収入も大事だからね。まぁ選択権はクラブにあるからお手並み拝見だ。

 さて、ギャンブル資金 強化資金で誰を買ってくるのか、または借りてくるのか。
三上大勝強化部長と村田達哉スカウトが南米あたりに飛んでいるという噂がある。そういう飛行機代も持株会から出したらいいんだ。「J1に居続けるため」の出張経費なら誰も文句は言わないだろう。
俺はついでにクライトンも連れて行って欲しかった。「戦術クライトン」という位クライトン頼みなサッカーになっている。しょうがないと思う。クライトンが居なければどんだけ悲惨になっていたことか。
クライトンが合わせ易いFWを取るべきだと思う。

 三浦監督が続投を決めた時に、次のように言い切っている。
「アルセウとダヴィは計算できる。ノナトだけはリスクを背負った」
監督が予期した通りノナトは使えなかった。むしろ使えればラッキーくらいに思っていただろう。アルセウが早期退団してクライトンが「15」を背負い今はチームの支柱となっている。あとはノナトの代わりの駒を早く監督に与えたいという思いが持株会の1億2千万に繋がったと思うのだ。あの岡田武史監督だってウィルが居なければ残留は果たせなかっただろう。戦術云々もあるんだろうが、要はエースストライカーが居るか居ないかなのだ。15位と16位の間には長くて深い河が流れているんだ。エースストライカーの有無という名の河がね。昨年J2優勝を決めた時、岡田監督が述べたという。
「今頃トシヤは頭が真っ白になっているんじゃないかな(笑)」
いや、笑い事じゃないすよ、全く。

 元気が怪我をした。前線からの守備が弱くなった。西嶋が怪我をした、曽田が出られない・・・・去年のJ2チャンピオンの勢いがないままJ1の強豪とぶつかってしまった。その代わり得たものもあった。柴田がブレイクし宮澤がJ初ゴールを決めた。だが、何かが足りない。経験不足もある。J1に不慣れなのもある。とまどいもスピードについていけないのも充分すぎるほどわかる。吉弘も平岡も坪内も高木も優也も責められない。なんてったってJ1経験者が少ないのだから。対戦する前から下克上を匂わすまでのワクワク感が全くない。

 負けてもバックスタンドがゴール裏が拍手する(それがスカパーに映ってる。個人的には非常に情けない)。選手が精一杯目一杯だと思うからだろう。
先日のアウェーでは負けて罵声を浴びせたという報道。罵声って「ののしる」ってことだ。スポーツ紙が表現を間違ったんだと今でも思ってるけど・・・・。
罵声っていうより、「叱咤激励」じゃないのかな。選手は目一杯戦っているんだよ、サポが罵声浴びせてどうすんの?J1で勝つレベルではない。とてもじゃないけど9億(プラス持株会の1億)の予算じゃ、平均14億のJ1じゃ生き残れない。4億の差はズバリ外国人ストライカーの差なんだ。

 三浦語録より。
「今年(2007年)にしても、J1の下位は守備が崩壊したチーム。攻撃は魅力的だが、パスを回すだけのサッカーでは意味がない」。
三上語録より。
「我々が考えてきたのは、J1で安定した戦いができるチームを作ること。向上すべき部分はあるが、手応えを持っている」

 なぜストライカーにこだわるのか。それは今までの戦いの中で堅守速攻に手ごたえがあるからだ。守備と攻撃は表裏一体。チーム一丸となったハードワークサッカーに、なけなしの金で「一点豪華主義」で獲得するストライカー。サバイバルでもありギャンブルでもある真夏のコンサ。舞台は「何かが起こる厚別」だ。何か起こそうじゃないの!
強力なFWが居ればそれ自体が「抑止力」になるわけさ。守備の時間が減る。コンサの4バックとGK、そしてWボランチに「考えて走る」余裕ができるんだ。だからストライカーを探して南米に飛んだんだよ。

そうですよね?三上さん!



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posted by (oDo) |20:18 | コメント(6) | トラックバック(0)