2007年10月22日
ラフプレーについて考える
「三上強化部長が激怒し、Jリーグに意見書を提出することを明言」と報道された。 審判のジャッジについて、Jに意見書を出したのは何度目だろうか。 過去に意見書の回答が公開された事はあっただろうか。 JもHFCもファンサービスとして情報公開したらいいんでないの? でも、今日の主旨はそれじゃない。 前半35分に謙伍がGK神山と接触。 ラフプレーと判定され、2枚目の警告で退場した。 J公式記録で確認したら、C2C2CS となり次節x(a) だった。 解読すると、C2:ラフプレーが2枚で、x(a):1試合停止 である。 あのバンビみたいな謙伍がラフプレーだとぅ?そんな馬鹿げた事があるだろうか。 ただでさえ、点取り屋FWが不在なのに貴重なFWがまた出られなくなってしまった。 残り5試合、次節のドームに謙伍が居ないのは非常に痛い。 三上部長の怒りは、自分への怒りでもあると思う。 それはつまり・・・ 相川進也を岐阜へ放出してしまった事だ(爆) まぁ、それは本人じゃないから定かではないが、 「ボールに対して五分五分で、あれがイエローではもうサッカーはできない」(三上談話) という意見について考えてみたい。 前置きが長くなったが、これが本題だ。ルール上どうなっているのか、選手側としてはどうなのか。GK側からの視点とFW側からの視点ではどう解釈が違うのか。ジャッジは何から何を守ろうとしているのか。そもそもフェアプレーって一体なんだーーい?自由って一体なんだーーーい?熱くなりたくはないかーーーい?(尾崎豊風味) コンササポとしては、三上コメントは全くその通りとうなずけるし、FWがシュートを打てなくなる事を危惧してしまう。思い切った判断が鈍りダイナミックなプレーを観客に見せられなくなるという事だ。 セットプレーからの得点が全体の7割だろうが8割だろうが、流れからの得点を待ち望むファンは多い。 スカパーの解説が変な事を言っていた。 「キーパーが捕球体勢に入っているからFWは突っ込んではいけない」みたいな事を・・・ 俺はこんな事を初めて聞いた。 でも素直だから、スカパーの解説者は優秀だと信じているから、調べてみたよ。検索キーワードを「ラフプレー」にしてね。 したっけさぁーーーー、結構三上さんが不利で、スカパー解説者が正論になりそうなんだよぉ!!(頭抱える) <状況と質問内容> ・ スルーパスが出て攻撃側の競技者とキーパーがペナルティーエリアで1対1 ・ボールに対してキーパーは手でキャッチングをしようとしている ・攻撃側競技者はスルーパスのボールをダイレクトにシュートしようとしている ・ボールに入るタイミングがキーパーが先に入りキャッチングしてから競技者の足が入ればキーパーチャージだと思う ・しかし、同時の場合はやはり危険なプレーとしてキーパーチャージになるのでしょうか? 「同時の場合」つまり三上部長や我々が見たところの「五分五分」の場合、というのがこのケースのポイントだ。 <質問に対しての回答> ・ゴールキーパーとFWの間ではしばしばきわどいプレーがあり、この場合もそのような状況 ・ゴールキーパーがきわどく捕球体制に入っている ・それを無視してFWが突っ込めばゴールキーパーは極めて危険な状況になる ・プレーヤーとしてはゴールキーパーに怪我をさせても得点しようとすることはしてはならない ・プレーヤーはゴールキーパーが一瞬早くボールを捕球すると感じたときはゴールキーパーに接触しない最大限の努力をしなければならない ・スポーツマンシップを持ったプレーヤーは、ゴールキーパーの体を飛び越えて足がゴールキーパーへ突っ込まないようにする ・従って、この件は突っ込んだプレーヤーはいずれの場合も反則となる ・キーパーチャージという用語が使われているが、この状況ではチャージではなくファウルタックル、あるいはキッキングとした方が適切 ・ チャージは体と体のぶつかり合いを意味 【参考サイト】 http://www.at-m.or.jp/~ratokyo/index.htm (東京都サッカー審判協会 さま)の質疑応答のページ http://www.at-m.or.jp/~ratokyo/q_a.htm (「RATOKYO Q & A」) うーーーーーん・・・(しばし沈黙) 怪我はさせていないけど、接触はしているんだよな。これは事実なんだ。 整理するとスカパー解説者の言う通り、謙伍は捕球体勢に入ったGKに対して、突っ込んではいけなかったという事になるんだよ。 DVDで録画した人は確認してもらいたい。 http://www.consadole.net/odo5312/article/1441 謙伍の脚の方が早くボールに触っているのだよ!! 「ゴールキーパーが一瞬早くボールを捕球したところ」に謙伍が突っ込んだわけではなく(審判にはそう見えたんだろうけど)、謙伍が先にボールに触っている。つまりGKの得点機会阻止とも取れるんだ!! ↑たぶん三上部長の激怒理由もこんな感じだと思う。これじゃ(攻撃側から見たら)サッカーにならないじゃんと。 このDVDと意見書を見た上でのJ側からの回答を待ちたいと思う。 あの状況で突っ込んだら、すべてファウルタックルでラフプレーとみなすのか?J2でもJ1でもどんな審判でもそういう判断なのか? イエロー2枚での退場は厳罰過ぎだとミスジャッジを認めるのか?それともFWとしての「スポーツマンシップ」の欠如とみなすのか? 前半で2枚のイエローというのは、「審判が試合をぶち壊した」と受け止められるのでJリーグの観客動員のためにも良くないよ、と付け加えておく。このままだとファン離れが進むよ。だってルールが明確でないんだもの。12年見てるけど未だにわからんって、そんなスポーツどこにあるんだよ(ここにある) 納得できないのは、「ラフプレー」の結果として、謙伍とGK神山が接触して、神山が怪我をしていないのにイエローが出た点である。 それから「捕球体勢」にさえ入っていれば、常にGKが優遇されるのか?っていう素朴な疑問もある。 「怪我をさせたかもしれない」からイエローなのか? ラフプレーとは「相手選手が怪我をしてしまうような危険なプレー」の事でしょ?怪我してねーーーだろっ!! 意見書だ、意見書!!(出してますって) あまりにもGKに対して過保護じゃありませんかのう? 同じGKとして「ぎー高木さん」や「ユーヤさん」に意見を聞いてみたいところだな。 俺らもぎーさんが同じプレーされたら、 「イエロー上等 ざまーみろ!」だったかも知れないしな(プチ反省)
posted by (oDo) |10:13 | コメント(2) | トラックバック(0)