2006年12月30日
発展途上人。
先進国と発展途上国、それをもじって「発展途上人」という造語を プロレス中継で使ったのは、現報道ステーションキャスター古舘。 ガンバが先進チームなら、コンサは発展途上チームということ。 チームの生い立ち、歴史から考えれば、準決勝で1-2のスコアは 充分満足に値するものだ。 ヤンツーの顔が少し老けたように思う。 http://www.jsgoal.jp/photo/00020000/00020000.html(ヤンツーの顔) 相当苦労された。 俺としては心底開放してあげたい気分である。 成績云々ではない。ヤンツーはその職務を全うした。 3年前の就任記者会見のトピックスをもう一度読んでみた。 http://www.consadole-sapporo.jp/news/2004/tp968.html
1. 90分間油断せず相手の隙をついていく高い集中力を持ってプレーしていくこと。
2. 攻守の切り替えを素早く、相手よりも早く良いポジションを取ること。
3. 全員が攻守共にバランスの取れたポジションを取ること。
4. ゲームの流れを読んでリズム・テンポを変えていくこと。
5. しっかり判断して決断し、プレーをする。ミスを恐れず自分で判断したら積極的にプレーすること。
以上、5つを頭に入れてトレーニングするよう選手達へ伝えていきたいと思います。
ヤンツーの理想は初めから物凄く高かった。 2006年の天皇杯を見てから上記1から5を読むと、すーーっと頭に入ってくる。 ヤンツーの目指したサッカーはこれだったんだ。 1から5を読んで今更ながら、うなってしまう。 3年かけても1から5のどれも未完成だ。 つまり、あえて容易くない所に目標を置いて、例え監督が変わっても大河ドラマの如くコンサを強くしようとする大局観があったわけだ。 ボールポゼッションとかカウンターだとか、そんな戦術的なことではなく、 個々人のスキルを高め、チームとしてのまとまりを重視するサッカー。 そして、リーグ戦ではわかりづらかったが、天皇杯が示してくれた大切なことがある。 ヤンツーのアクションサッカーはジュビロのコピーではなかった。 コンサドーレ札幌の新しいサッカースタイルの提案だった。 天皇杯を勝ち進まなかったら、俺はたぶんこの文章を書いていない。 J2の6位という結果だけでヤンツーを評価しようとしていたからだ。 だが、それは誤りだった。 選手達の意地に感謝したいと思うし、ほとんどのメンバーが来季も残る事が 希望につながると思う。 柳下“ヤンツー”正明監督、 あなたほどの頑固な監督に出会えたことは、俺達の財産です。 3年間、最後まで軸がぶれなかった信念に敬意を表します。 ありがとうございました! 【おまけ】 http://aikawashinya.web.fc2.com/ http://blogs.yahoo.co.jp/j_aikawa_shinya (アイカーブログ「Sinya's Mail」) http://www.sanspo.com/soccer/top/st200612/st2006123106.html (サンスポ:「ヴの緑化計画着々」)
posted by odo5312 |09:01 | データファイル2005 | コメント(2) | トラックバック(0)