コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2006年12月06日

ワインを飲みながら社長からの手紙を読む夕べ




言論の自由とはいえ、露骨な社長叩きが蔓延しているようなので、援護射撃を。
持株会員に社長が直筆サインを入れて手紙を送ってきた。内容への感想は人それぞれ受け取り方があろうかと思うが、児玉社長が自らの言葉でクラブの在り方やビジョンを綴っている。
ブログを通して持株会員以外の方にも読んでいただきたく、転載する次第だ。




 コンサドーレ札幌サポーターズ持株会会員のみなさまへ


 今シーズンもコンサドーレ札幌を熱く応援していただきありがとうございました。10周年を迎えた今年、3位以内J1昇格を目指して戦いましたが、残念ながら不本意な成績に終わり、会員の皆様の期待に応えることが出来ませんでした。心から深くお詫びを申し上げます。


 しかし、「コンサドーレ札幌強化計画」(いわゆる5段階計画)のもとに取り組んできた育成型チームづくりは着実に成果を挙げてきています。ユースの選手を中心とした若いチームは年々力を付けてきています。計画がスタートした2004年当時とは比較できないほどの成長をとげています。
夢に向かって来季はさらに進化してくれると期待しています。


 トップチームの活躍はもちろんですが、この10年間、北海道のスポーツ文化の振興と青少年の心身の向上に大きな役割を果たしてきました。
サッカーW杯予選の札幌開催、北海道日本ハムファイターズの大活躍、道産子プロ・バスケットボールチーム発足等への道づくりをも担ってきました。コンサドーレ札幌は道民の“財産”と自負しています。


 今後は、サッカースクールを中心にした育成・普及活動を全道に広げて底辺の拡大に力を注ぐとともに、社会問題化している青少年の心の問題や体力、食育の問題、さらには急速に高齢化が進む社会の中で、元気なシニアをサポートすることにも積極的に取り組んでいきたいと思っています。低迷する冬季スポーツのてこ入れにも協力する方針です。


 チーム運営が厳しい状況にあるのも事実です。2004年からは経費を大幅に見直し、収支均衡を目指してきましたが、今季はJ1昇格を目標に強化費の増額をしたことが重荷となり、大幅赤字を覚悟しなければならない状況です。来季は身の丈にあった経営で黒字を生み出し、安定経営への道筋をつけたいと考えています。


 私たちには大きな夢があります。Jリーグが目指す、企業に依存しない市民型のチームづくりを確立することです。真の総合スポーツ(※総合スポーツクラブ?)作りは、ここ北海道から生まれるのです。
その中心に筆頭株主である持株会があります。どうか来年、11年目(※正確には12年目)のシ-ズンを迎えるエキサイティングな“新生コンサドーレ”に、これまで以上のご支援をお願い申し上げます。


         平成18年11月(※最終戦の前に作成された文章である)


         (株)北海道フットボールクラブ
          代表取締役社長  児玉芳明
            (直筆サイン:児玉芳明)






 6つの段落の中で社長は思っていることをコンパクトにA4用紙1枚に簡潔にまとめてくれている。俺は持株会員の一人として素直に一字一句受け止めさせてもらった。好意的に解釈したいと思う。

まず謝罪。「不本意な成績」に詫びを入れた。プロは結果が全て、なので真っ先にそのことを謝罪した。6位に納得していない俺にとって「掴みはOK」な出だしである。

2段落目、5段階計画と育成の成果。04-05-06年と着実に成長していると認めている。個々人の選手の顔を思い浮かべてはいけない(笑)。遅々としているがとりあえず3年やりました。来年はもっと期待してますよってこと。この際、よそのチームでベースを作ってきた若い補強選手も入れて考えるとまぁまぁ育成型と言ってもOKかな、と。

3段落目、これはコンサの果たした先駆者的役割の再確認。
札幌ドームもアルゼンチン対イングランドもファイターズ日本一もレラ・カムイもコンサドーレが産まれなかったら実現してなかったかもよ?というコンササポがよく話すること。身内ネタだな。

4段落目、サッカースクール、青少年育成、食育、少子高齢化、シニアサポート、冬季スポーツ。ここの項目は児玉社長色が全面に出た部分。「サッカーをもっと勉強したら」とか「コンサドーレという本業に力を入れよ」という声もあるようだが、社長の目指す所は「コンサドーレ札幌というクラブの北海道内における存在意義」という部分だと思う。思うに、トップチームの勝ち負けと連動しない不動の部分というか、勝ち負けに影響されない部分をてこ入れしたいのではないかと推測する。俺なりに好意的に解釈すると例えば、東雁来のサッカースクール。幼稚園から小中高までコンサのビブスを着ている子供達の数はこの10年で相当数に上っていると思う。地域にサッカーが根付くための幹がトップチームならば、スクールやユースは根であり葉である。数年後に日本代表という「実」がなる大木に育つ可能性をも秘めたコンサドーレという樹。
ヤング、ミドル、シニアという北海道民の年齢ピラミッドにいろいろな側面から関わっていこうとするコンサドーレの樹。それはトップチームが幹とするならば、北の大地の針葉樹にも似た「枝」だ。無駄な枝なら剪定してしまえばいい。とにかく今は幹に養分を与えるために太陽光を浴び、根からは水分を吸い上げなくてはならない。そんな内容かと思う。
太陽光とか水分って何?と聞かれれば、「スポンサー」「信用」となる。枝葉となる事業を通じてクラブに資金を援助してもらう経営手法を取るように読み取れた。

5つ目と6つ目は多くのサポが心配している経営の面とクラブのビジョン。「身の丈にあった経営」「安定経営への道筋」「企業に依存しない市民型のチーム」とうたっていることから財務面で大きな変革を考えている可能性が高い。早急に具体策を発表していただけたらと思う。


 社長は経営者であり広い視野が必要だ。お客であるサポーターやファンのニーズは掴む必要はあるが、これからの戦術だとか「アクションサッカー」をどうしたいだとか、「攻めるサッカー」を札幌スタイルに、だとかはニーズといえばニーズかもしれないが、ハッキリ言って次期監督が決めることだ。
 ビジョンというのは単年度の計画ではない。したがって5段階計画自体が、ジャガホッケ佐々木社長から引き継いだ立派なビジョンであり、これからのクラブが北海道でどういう役割を果たし、道民に親しまれ尊敬される総合スポーツクラブに・・・・という児玉社長の思いもまたビジョンなのである。J1昇格のために戦略を練るのも新監督、3バックであろうが4バックであろうが、攻めるサッカーだろうが守るサッカーだろうが、攻守のバランス重視型だろうが、そういう戦術を練るのも新監督。そういうことに対して「ビジョンを明確にしろ」と言って社長に迫るのはちょっとどうかと思う今日この頃だ。経営面で迫るのならナンボでもOKだと思うけどね。


posted by おど |19:30 | 心に響く言葉 | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年12月06日

美味いぜ、セイコマワイン


posted by odo5312 |19:30 | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年12月06日

神戸か福岡か

・鳥栖と福岡、九州2つは遠くて遠征費がキツイ
・神戸には三浦アツがいる
・神戸には1-6のリベンジをしなきゃならん
・大阪、京都、神戸、「J2三都物語」一気に実現へ
・J2不毛地帯が一気にJ2王国関西に!
・BGM:シンジタニムラ
・お好み焼きや!明石焼きや!たこ焼きや!

ってなわけで(そういうわけかいっ!)

当ブログはアビスパを応援します。(軽めに)


http://soccer.skyperfectv.co.jp/schedule/j2/new.html(スカパーは181)

http://www.jsgoal.jp/news/00041000/00041771.html(福岡側プレビュー)

http://www.jsgoal.jp/news/00041000/00041772.html(神戸側プレビュー)






福岡新ルール知らなかった(報知)

知らせてやれよ。

posted by おど |08:08 | コメント(2) | トラックバック(0)