コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2006年06月24日

泥臭さと勝利へのこだわり(緑戦感想)

泥臭いサッカーに乾杯!

 

(ポドルスキー決めた!ドイツリード!クローゼも泥臭いぜ!!
今夜から決勝トーナメント。一発勝負のこれからが本当のW杯の面白さ。
にわかサッカーファンはサムライブルーと一緒に消えちまいな。)

 600円で売っていたというアンオフィシャルの10年記念誌を斜め読みした。
「負けても拍手」の根源がわかった気がした。勝利にこだわる姿勢が無いと、昇格も定着も夢もロマンも何もあったもんじゃないと思うが、いかがだろうか。

(またポドルスキーが追加点!アシストはクローゼ!ドイツ国旗が揺れるスタジアム。美しい。)

 サポーターは20年先も札幌サポをやっていられるが、今のコンサイレブンに来年がある保証はない。監督もまた然り。今の選手、監督が好きなら応援しているのなら、「負けてもいいから攻撃一辺倒で」なんて口が裂けても言えないけどな。
 引いて守ってカウンター、それだけのサッカーじゃ確かにつまらないけど、昇格争いで勝ち点1、得失点差1でライバルを上回るにはそういう場面が絶対に必要になる。勝利のための時間稼ぎだって、姑息だと言われようと時にはやらなきゃなんない。ライターの理想とゴール裏の現場サポーターにこんなにも温度差があるとは思わなかった。
ある意味「衝撃の書」だったな。

 2000年の岡田サッカーがエメ頼みのカウンターサッカーと決め付けている時点で既にコンサの歴史を歪曲しているし・・・。もっと真実を書いてほしいな。「堅守速攻」というのはボランチを球の収まりどころにして、後ろから組み立てるサッカーだったのだ。けしてタテポンFW行ってらっしゃいサッカーではなかったのだ。バンちゃんに聞けばたぶん、その辺は明らかになるんだけど。

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 今日の試合は、厚別史上最高レベルに近い面白さだった。前半は特に素晴らしかった。先制点の池内の泥臭さは、この10年でいえば、98年厚別名古屋戦の有馬を彷彿とさせたし、芳賀や加賀にもかつての田渕や古川のようなボールへの執着心を感じてとても嬉しかった。
 ボールへの執着心というのは、勝ち点3が欲しいから、負けていたら同点にしたいから、同点なら勝ち越したいから起きるのである。
勝ちたいという欲求が選手にある限り、サポーターも勝利を追及すべきなのである。
 「札幌のスタイル」なんてものは勝ち続ける、あるいは勝ったり負けたりを繰り返す中で初めて生まれるものであって、「10戦勝ち無し」なんて状況じゃ生み出されるわけがないんである。
一部のサポーターが「もう少し我慢したらポゼションサッカーが完成する」と妄信していたようだが、「札幌のスタイル=ポゼッション」なんて一体いつから誰が決めたというのか。
 札幌が勝てれば、ポゼッションだろうがカウンターだろうが、どうでもいいではないか。4-0になったとき、監督は4-1になってもいいから5点目を取りにいって欲しいと思ったそうだが、選手たちが自主的に時間稼ぎをして4-0で終わらせたのなら、俺はそれでいいと思う。

 地方の金欠チームならスポンサーを探せばいいではないか。なぜ地方だからビッグクラブになれないと決め付けるのだ。胸スポンサーを1億1千万以上出してくれる企業を探す努力を促せばいいではないか。コンサドーレの宣伝広告価値はこんなものですか?と「白い恋人」に問いただせばいいではないか。カネがないから外国人が取れない、外国人頼みは邪道だ、そんなことを古くからのサポーターが決め付けちゃだめだ。
 フロンターレからレンタルで来たフッキは他の誰よりもヤンツー塾で成長しているではないか。コンサユース出身だけが「若手育成」の象徴でもないし、五段階計画だから移籍組で固めたらダメなんてこともない。全ては勝利のためだ。ヤンツーが五段階計画に縛られたのかなんなのか知らないけど、智樹のボランチに固執し続けDFが崩壊した。金子を入れてDFが復活した。この例一つを取っても「五段階計画」や「ヤンツー采配」がいつも正しいわけじゃない。
 尺度はいつだって「勝利」「勝ち点」なのだ。ヴェルディを抜かして5位。今夜はみんな美味いサッポロビールを飲んでいるだろう。勝ったから美味いんだ。勝利至上主義は「負けず嫌い」のヤンツーそのものじゃないか。堂々と「勝たないとつまらない」「勝てば楽しい」と言えばいいんだ。かっこつける必要なんてない。強いコンサが見たい。その一念こそがコンサの未来につながる。今の戦力で最大限の「結果」を。結果を求めることはプロ選手にとっては当たり前のこと。結果(勝利)を求めないと逆に監督選手に失礼だと思う。

 長くなってしまった。先制点の池内の「泥臭さ」に勝利を予感した。西谷の気持ちのこもったCKにカガケンが無心で突っ込んだ。芳賀がスナがフッキが身体を張った。札幌スタイルというのは、理屈じゃないし戦術でもない。見ているサポーターが心から熱くなれるようなチーム一丸となったサッカーなんじゃないか。
11年目のサポーターの一人として、10年半ずっと勝利にこだわり続けてきたから、本当にヴェルディ戦の「結果」は嬉しかった。あえて書く。コンサはキレイなサッカーにこだわる必要は全くない。上手くなるように早く正確になるように練習していくだけだ。ただ練習するだけではダメだ。そこに選手間の信頼関係が生まれないとアクションもへったくれもないのだ。ヤンツーサッカー3シーズン目。初年度加入の西嶋と2年目加入の西谷が次のようなコメントを出した。

 西嶋:「後半に相手が3トップにしてきてからは左サイドでの仕事が増えたのだけど、ボランチにいた時よりもプレーのエリアが狭くなったので、そこはちょっと申し訳ないなと思う。他の人の運動量が増えてしまったので。」

 西谷:「後半、相手が3トップになってからは西嶋が左サイドをケアしてくれたので、自分の守備負担が減って攻撃に専念できるようになった」


http://www.jsgoal.jp/news/00034000/00034577.html(選手コメ)

http://www.jsgoal.jp/news/00034000/00034576.html(ヤンコメ)

http://www.jsgoal.jp/photo/00015200/00015228.html(フッキ画像)


(俺たちのサッポロー ともに戦おう の歌がドイツで大合唱・・・)

http://www.jsgoal.jp/record/j2.html(戦績表)

http://www.jsgoal.jp/result/20060200030320060624_detail.html(新居ハット)

http://www.geocities.jp/theroadtothetop/j2/2006.html(折れ線グラフ・トップ4を猛追)


posted by おど |23:50 | 本日の書きっぱなし | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年06月24日

削られるスナ

060624_2319~01.jpg


posted by odo5312 |23:50 | Makoto SUNAKAWA | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年06月24日

蹴る前にGK動くと蹴り直し


posted by odo5312 |23:50 | 赤と黒 | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年06月24日

こ~の~厚別(マチ)は戦場だから~

男はみんな傷を負った戦士~

 カーオーディオから岩崎宏美の「聖母(マドンナ)たちのララバイ」が流れる。
厚別に集う赤と黒の爺さん、婆さん、父さん、母さん、兄さん、姉さん、弟、妹。みんな4連勝を信じる戦士だ。
信じているというよりは、勝たせたい。その一念に尽きる。
ラモスヴェルディを順位上でひっくり返せば、選手たちに根付き始めた自信を倍化させることだろう。

http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/1b/1400/1108.html(ピンポイント天気)

 札幌“そうここは我らの”厚別、快晴。6月のさわやかな風がウインドウから注ぎ込む。
たった今、我が家のコンサティック・ソルジャー2名を聖地厚別に送り込んできた。
娘には「ヴェルディ」の意味を教えた。我が家では緑はグリーンと言わずヴェルディと言う。緑茶ですらヴェルティーと呼ぶ(嘘)
残念ながら俺は仕事で参戦できない。もはや「俺が来ない方が勝てる」とまで囁かれているらしい(涙目)

 我が家の強力ヒロラーズがヒロくんの今季ボランチ初先発をサポートする。
ヒロラーの間では昨年後半あたりから、ボランチが適材適所だというのが定説になっており、前節の途中交代での起用は「わが意を得たり」といった状況だった。
ヤンツー監督がチームの核として大塚を固定ボランチとして使うことは、キャンプからわかっていたので、サテ暮らしが長くなるのも知っていた。だが、ヒロラー達は長いシーズンを大塚と智樹だけで乗り切れないことも察知していた。案の定、まずフレッシュな金子が中盤を安定させる切り札となって登場した。
 そして今日。
ヒロくんがJリーグでデビューした地、厚別公園競技場。14時。
おそらく先発ボランチとして満を持してそのピッチに登場する。
サテ暮らしの間、スタンドでTVで中盤の連携プレーについて研究してきたと思う。クレバーなヒロくんの事だから、ヤンツーの指導プラスアルファのセンスあるプレーを見せてくれるものと信じている。黒子としての働きでもいいから周りを輝かせる、チームが有機的に躍動するような役割を是非期待している。

 今日はUHB生中継がある。全道に進化しつつある「アクションサッカー」を見せ付けてやってほしい。全員で同じ絵を描くためには、全員が同じ筆を持つ必要はない。各自別々の色の絵の具を選べばいい。大事なのは「絵のタッチ」をどうするかということだ。構図、色彩、強弱・・・。それらをコントロールするのがボランチの金子とヒロくんの役割なんだと思う。

 そんなヒロくんに贈る一曲は、
サザンの「ミス・ブランニューデイ」だ。

この曲のようなサウンドを奏でるボランチ、特にベースとタイコ。中盤で正確に力強くリズムを刻んでくれればな、と願うばかりだ。

posted by おど |09:35 | 今日の一曲 | コメント(0) | トラックバック(0)