コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2014年01月23日

グーグルを毎日グールグル♪

どうもサカヲタノヨウイチです。
突然電話が掛かってきて、何かネタをくれと言うもんですから、「コンサとマーケティング」についてお話しましょう。

手っ取り早くWEBマーケティングから入ってみます。ではヤフーのトップを開いてください。
http://www.yahoo.co.jp/

最近ここのトップにコンサの話題が立て続けに載りました。「レコンビン」「小野伸二」そして「松山光」です。

試しに「コンサドーレ」で検索してみましょう。
やはり「松山」「フェホ」「コンサドーレカップ」「ユニフォーム」「移籍」あたりがキーワードとなっております。

松山に関しては、すでにン百万円の広告宣伝費に匹敵するPRが出来たのではないでしょうか。

次に「グーグル」で検索してみましょう。おまわり毎日グールグルじゃないですよ、グーグルです、イクゾーさん。
https://www.google.co.jp/

「掲示板」「補強」「順位」「2ch」「札幌移籍」「ユース」「小野」「カップ」がキーワードです。

何を言いたいかというと、ヤフーで松山、グーグルで小野が検索されているという事実です。

おっと、時間が来てしまいました。
グーグルの検索記事のトップを貼っておきます。定期的にここで浮かび上がる記事を見ていくことで、世間がコンサの何を知りたがっているかわかるような気がします。それがマーケティングの第一歩かと思います。

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コンサドーレ のニュース検索結果

    スピード感を表現 コンサドーレが新ユニホームを発表
    北海道新聞 ‎- 3 日前
    札幌は19日、今季の新ユニホームを発表した。主にホームゲームで使用するファーストユニホームは、チーム創設時から伝統の赤と黒の縦じま。昨季に続いて幅が細いデザインを採用し、スピード感を表現している。また肩や袖から脇腹 ...

    燃えろ!コンサドーレ 平川弘の通信簿
    北海道新聞‎ - 6 日前
    キャプテン翼の松山光選手、コンサドーレ加入
    読売新聞‎ - 3 日前

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1935年創部の東芝堀川町サッカー部が前身。1996年に同サッカー部が北海道へ移転すると同時に運営会社として株式会社北海道フットボールクラブを設立。クラブ名を「コンサドーレ札幌」に制定。同年Jリーグ準会員に承認。1998年よりJリーグ加盟している。
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2014/01/15 - 北海道ではコンサドーレへ人材が一極集中するということもあり、高校は押され気味だが、優秀な指導者も多く、これから先は分からない。北陸のように地道に努力してほしい。 もともとはヨーロッパのクラブをまねてトップチームの下にユース ...
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J2札幌は19日、漫画「キャプテン翼」に登場する松山光が“加入”することを発表。「松山光プロジェクト」をスタートさせることを明かした。(スポニチアネックス) [記事全文] ◇加入のお知らせ ・ 松山 光選手 コンサドーレ札幌に新加入のお知らせ - コンサドーレ札幌 ...


posted by odo5312 |22:06 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月25日

赤黒憂者 vol.4「戦術とRE:」

サポミが終わってからも「もやもや」は続いている。
「もやもや」の主な要因は、強化部長の弁だ。一番引っかかる部分が「攻守の切り替えの早さ」だった。石崎監督をこの部分で評価しているというのである。踊一は真逆の考えだった。「攻守の切り替えが遅い」のが原因で、ビルドアップも速攻ももたつき、試合がつまらないと感じていた。
強化部長の満足と一サポーターの不満…。

試合の見方、考え方が違ったのだろう。しかしこのギャップが監督選びや来季の戦術に跳ね返ってきやしないか。「もやもや」はしばらく続きそうだ。

コンサドーレオフィシャルブログから、リンクをたどってみた。2009年(石崎元年)から今現在残って主力を張っている4人を選び、ヒントを探ってみた。
まずは髙原から。
http://www.consadole.net/s_interv/article/9


左足でのキックを武器に最終ラインさらにはMFとのパス交換ができる髙原は、モダンフットボールさらには、ボールポゼッションを重視する
石崎信弘監督のサッカーにフィットするGKだと言っていいだろう。

「フィードやビルドアップは『得意』というよりも『好き』という
表現のほうが正しいかもしれませんね。ただ、イシさん(石崎監督)の
戦術はすごくボクに合っていると思います。
『(パスを)つなげられる場面は出来るだけつなげ』
と求めてくれていますから、自分の武器が生きる戦術だと感じています」


自分の武器が生きる戦術。
夕刊に出ていた岩沼も、自分の武器が生きる戦術と思っていそうだ。
戦術ありきで、選手を集めるのか。
選手がいて、その武器を元に戦術を構築するのか。


逆に宮澤はどうだったのだろう。
http://www.consadole.net/s_interv/article/6

「サッカーとはゴールを奪う競技。どんなポジションであろうと、
第一に考えるのはゴールを奪うことだけ。DFをやれと言われても、
常に攻めることを考えながらプレーしますよ」と言ってのける。
どのエリアでプレーしようとも、頭の中に描くのはいつも「攻撃」。
それが宮澤という男の生き様だ。


DFをやれと言われても、常に攻めることを考えながらプレーしますよ、かぁ。2009年にすでに暗示が出ていた。恐るべき「エピソード」だ。
2012年の終盤になって、このページを読み直す事になるとは思っていなかったが、意外に面白い。


ヤス岡本のエピソードにも、2012年のチーム全体の課題が示唆されていた。
http://www.consadole.net/s_interv/article/2

走っている理由を聞くと
「試合に出られないということは力が足りないから。
だから、出来ることからやっていこうと思って。
特に僕は体力が不足しているので、少しでも補わないと」


強化部長が驚くべき発言をしたサポミ。
J1クラスのフィジカルに達していたのは4~5人しかいなかったと。
トレーニングはフィジカル強化が中心となり、負荷をかけることがトレーニングの目的となった。代償は大きかった。筋肉や骨に負担がかかり肉離れや骨折で戦線離脱…。


2009年から残っている選手、最後を飾るのはスナマコだ。
http://www.consadole.net/s_interv/article/10

クラブは中長期的視野に立った「五段階計画」に着手。
J1を目指していたチームが、2004年からは若手育成へとドラスティックに進路を変えた。
(中略)
04年からの3シーズンというのは、我慢の日々だった。
時折、上位に顔を出すようにまではなったものの、思うような結果は出ないまま。
とにかく、トレーニングを積んで強くなっていくしかなかった。
(中略)
J1でやるならやはり、コンサドーレで。そういう気持ちになっていましたね。


戦いのメリーゴーラウンド。コンサは同じような歴史を繰り返す。
戦いのエレベーター。長いJ2暮らしと、あっという間のJ1。
これもコンサドーレの等身大の姿である。
上りエレベーターも下りエレベーターも経験した勇者たち。精一杯だったのだろう。限界だったのだろう。満身創痍の彼らに「もっと強くなれ」と言えるのか。

残り少ないJ1の舞台だから。聖地厚別だから。鹿島相手だから。
芳賀は足裏に代償を負いつつも、勝ち点1に貢献した。芳賀にもいろいろ聞きたい事は多い。特に戦術(ボランチの役割)の部分で。
J1に残す足跡、爪痕。ファンの脳裏に焼き付けるプレー。
2012年降格と共に残したい、なにかしらの記憶。

彼らの2009年~2012年を無駄にしてはいけないと思う。石崎コンサドーレの4年。
クラブに何が残ったのか。サポーターの心に何が残ったのか。札幌強化五段階計画はどのようにマイナーチェンジされるのか。
サポーターズ持株会会長は「我々はHFCの財布じゃない」と言い切った。前回8割減資(例:5万円の価値⇒1万円の価値)を受け入れたスポンサーはほとんど再増資に応じなかった。

選手個々のテーマはクラブにも通じる。クラブも変わらなければいけない。
中長期的視野に立った「五段階計画」をもう一度構築できるか。

・コンサドーレの武器とは何か
・攻める経営とは何か
・体力をつけるとはどういうことか

踊一は、12月1日新潟の最終戦までJ1を体感しつつ考え続けようと思う。

posted by odo |22:12 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月21日

赤黒憂者 vol.3「秒刊と戦術」

自分だけが特殊な考えなのか。それとも同じような考え方のサポーターがまだいるんじゃないか。踊一は2ちゃんねる「秒刊コンサ」に目を通す。真面目にコンサ談義される時は、大抵クラブがピンチの時だ。コアなコンササポは皆、独自の「コンサ論」を持っている。時には持論にがんじがらめになり、持論と現実のギャップにもがく。もがくネタは「戦術」が多い。そのやりとりは真面目になればなるほど滑稽だったりするが的を射ていれば、戦前の戦術予測と試合結果の答え合わせをする面白さもある。

今回は秒刊から「戦術」について拾ってみる。三上強化部長は「戦術」を最重要と捉えていないが、秒刊住人は「戦術重要視派」が多い。裏を返せば、メンタル、フィジカル、テクニックの不足は「戦術でカバーできる」と思っているフシがある。
戦術を煮詰めることでなんらかの結晶(勝ち点の上澄み)を期待している。素人には素人なりのこだわりがあるということだ。この議論に正解はない。メンタルもフィジカルも結局のところ「選手の自覚」次第だろうし、テクニックに至っては「札幌化」(=劣化)しないでくれと祈るばかり。「戦術」には、足りないものを補完する知恵や工夫があって欲しい。
前置きが長くなった。秒刊から抜粋してみよう。何が正しいかはわからない。だけど、降格後に浦和から勝ち点3、鹿島から勝ち点1を取れた要因は、選手の配置転換を含む「戦術」にありそうだ。


<秒刊より抜粋 始め> 

592
今年の大失敗から綺麗なパスサッカーは無理と学べなければただのバカ 

>>592
596
別にキレイじゃなくてもいいんだよ
ただ相手陣内で3本や4本は「最低でも」繋げないと(しかも横や後ろだけじゃない方向に)
それこそJ1なんて絶対に無理だね

どこのチームでもそのくらいはやれてるし札幌だってこないだ浦和に勝ったときはそういう攻撃が多いわけじゃん
そりゃ年に2試合か3試合はしっかり守りきれればうまいことセットプレーで1点とれて勝てましたって試合はあると思うけど
基本的にJ1でそれだけで10試合以上勝つのは明らかに無理だからな 

605
>>596
もう一つか二つ、攻撃の武器があればねェ
ことしでいや前田・高柳ラインと山本のミドルにもっともっと期待してたんだろうけど
いまのままだと、J2でも得点不足で苦しむのは目に見えている

606
>>596
それは状況がカウンターだから繋げたのであって本来石崎が理想としてるのは
相手が引いた状況でパス回して崩すことだが 

614
>>606
全然ちげーよwわかってねえなw
石崎が本当に言いたいことは、基本は高い位置で奪ってカウンターでいいんだよ(ただしパスつなぐカウンターな、縦ポンはあまり良くない)
で、それで相手が対応してきた時にもう一回後ろに戻して作り直せるようにしろってことなんだよw 

615
>>606
そのわりには、サイドハーフの運動量や位置はいまいちだったよな
この四年間

最後まで身につかない、未完成だったからこの成績だったんだろうけど

622
最初の5試合に限ればコンサ史上最高にパス回せるチームだったとは思う。
でも決める選手がいなきゃな。

あの戦術はまあいいとして当初石崎さんは誰がゴール決めれると思ってたんだろうと疑問は残る。 

646
札幌伝統のCBコンバートで宮澤のDFとしての将来は明るい
DFやるようになってから明らかに失点減ったね

651
やはり河合は安定感あるな。芳賀も頑張ってたし。だけど鹿島のパス回しはうまかったな。札幌もあんだけパス回せると楽なんだけどな。 

<秒刊より抜粋 終わり> 



踊一はコンサがJ1でやり残したことは勝ち点への執念、工夫だと思っている。秒刊の抜粋部分では、パス回しだとか攻撃陣の不甲斐なさを議論しつつ、最後にDF陣の安定化に「戦術」の落とし所を持ってきた。

誰誰がどう議論したかは重要でない。議論は鹿島戦のスコアレスドローを挟んだものだったと言う事だ。開幕時からずっと安定しなかったディフェンス。今は「守り切る姿」にコンサドーレスピリットを見出しているサポーターが多い。鹿島戦、本音を言えば1-0で勝ちたかった。山本マサキのミドルは「たられば」の典型だ。だが高原が活躍しなければ0-2で負けていた気もする。高原を絶賛することでサポーターは「札幌の誇り」を胸に明日への希望を見出す。現在進行形の札幌スタイルだ。サポーターには意地がある。「ゆるやかな死」を迎えないための確固たる戦術を考えるのもその一つなのだ。金がなくても、フィジカルがJ1クラスでなくても、戦術でカバーしろ。


GK高原について鹿島のジョルジーニョ監督が次のようにコメントした。

「いろんなチャンスを作っても得点ができない日というのはありますから。もうひとつは相手のGKも称えなければいけません。PKをセービングしましたし、いろんな形のシュートに対しても対応ができていた。今日は当たっていたのだと思います。うちのFWはハイボールやグラウンダー、ワンツーやミドルシュートといったいろんな形から得点を試みました。しかし、得点には至らなかった」

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00145634.html


敵将の言葉を肴に飲む「麦とホップ<黒>」は美味かった。DFとGKの信頼関係。背景は降格後の「戦術変更」にある。それが来季の戦い方や次期監督選びにどう影響を与えるのか。残り5試合まだまだ戦術面で改善の余地はある。FC東京、広島、鳥栖、マリノス、新潟。
果たして勝利の「クラシック」を飲めるだろうか。というか飲ませろ。

posted by odo |21:16 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月16日

赤黒憂者 vol.2「報道と広報」

マスコミが大勢来ていた。どの部分を切り取りクローズアップするか。
サポーターも記者もどの話題に興味を持っているか。踊一もまたサポーターと記者たちを取材するような目線で会議を聞いていた。コンサに対して他者がどう感じ何に対して疑問を抱いているか、あるいは知りたがっているか。それをひも解く事でフロントとサポーター間に横たわる深い溝の原因がわかるかもしれない。

朝日新聞が取り上げた項目は、踊一の予想と一致した。これを書くだろうなという文言が載っていた。

サポーターからはフロントの責任問題や、「同じくらいの予算の鳥栖が上位にいて、札幌の降格が決まっている差は何か」などの質問が飛び、矢萩社長や三上大勝強化部長が応対した。「危機感を持って欲しい。でないとサポーターを失う」という声もあった。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000191210160001

コールリーダーが訴えたことが新聞の活字になり、ネットで全国に伝わる。ゴール裏の代表が発信する意義は大きい。

タイトルが、■「上位チームとの差は何」「危機感持って」。
朝日の記者のセンスはなかなかのものだ。サポーターミーティングだから言って、マニアックな質問と回答を書いても、一般読者には何も伝わらない。

一般市民の目線で考えれば、やはり「コンサドーレの運営会社に危機感はあるか」「同じ低予算だが、鳥栖との違いは何か」となってくる。観客動員、成績順位、目に見える数字とその原因を知らせるのが報道の役割でもある。一番近くで見てきたサポーターがわからない。わからないからクラブに説明を求めている。その事実を一般市民に知らせる。コンサが良くなる知恵を広く募る。そのきっかけがメディア、マスコミの仕事だ。

「マスゴミ」とゴミ扱いするサポーターも多い。道新は降格時の勝ち点計算で誤った計算をした。ニッカンは相変わらず次期監督候補で飛ばし記事を書いた。嘘を書かれて気が立っているのもわかる。だが、コンサドーレを扱ってもらえなくなったら、それこそ終わりだ。マスコミをもっとうまく使えないか。弱い時こそ広報は大事だ。そんな事を踊一は考えている。

過去にファンやマスコミがちやほやしたせいでダメになった選手はいたかもしれない。でも今はマスコミに露出していかないと、J2の底に沈み忘れられてしまいかねない。降格から這い上がっていく新生コンサをなんとしても「仕立てあげ」なければならないのだ。そのためにはマスコミが取り上げやすいようなストーリーを描いていくしかない。アカデミー成長物語しかないのではないか。それも同時進行物語だ。
J1で辛酸をなめながらも成長しつつある奈良や榊らをどんどん露出していく。テレビで浸透した「GON44」のコンセプトはおふざけではない。あれはクラブの意思なのだ。これならサポーターの7割方は納得するだろう。五段階計画は一歩進んで二歩下がる。それでも前に進む姿を市民、道民と広く共有しなければならない。そこにはどうしても「勝利」の追求が必要になってくる。勝ち負けがどうでもいい、となった途端にコンサはマニアだけのものになってしまう。マニアと一般の橋渡しもメディアには期待したい。コンサドーレの歩むべき姿とは何か、コアサポの苦悩とは、あるいはコアが見えなくなってしまった一般市民目線でのコンサドーレの非常識などなど。マスコミは遠慮なく取材し書きまくったら良い。降格は洗いざらい書いてしまう格好のチャンスでもある。

ファイターズ、コンサドーレ、エスポラーダ、レバンガ。プロチームだけでこれだけの団体がある。ファイターズは道産子が多いわけではない。コンサは道産子が多くても顔と名前が浸透していない。地域密着とは、地元出身という要素も大事なのだが、何よりも地元チームのユニフォームを着て試合で活躍することなのだ。活躍すれば、新聞にもテレビにも載る。そこで初めて出身がどこなのか興味が湧いてくる。学校や職場で話題になり、地元民の話題や活力、もっと言えば「生きがい」になって初めて本当の意味の地域密着と言える。ただ地元出身選手で固めればいいってもんじゃない。マチの話題になるようなプレーをしなければ地元のスターにはなれない。強化部長の「市民・道民に伝える選手、何かを残す選手と契約する」の発言は一理ある。ファイターズが陽なら、コンサドーレは陰だ。でも陰を好むモノ好きも沢山いるんだ。そこは堂々と。開き直ればいいと思うし開き直らなければやってられない、と思う。

コンサドーレの地下鉄のポスター。ポスターに載る3人とも試合に出ていない、なんてことは日常茶飯事だ。JRのポスターに載っている選手がシーズン途中に移籍してしまう。これではダメだ。名前を覚えてもらう以前の話だ。ポスターを見てスタジアムに足を運んでも、その選手がいない。フロントがスター候補とみなしている選手と、監督が中心に選ぶ選手が違いすぎたのかもしれない。しかしこういう出来事は毎年続いてきた。

誰がコンサドーレの「顔」になるべきなのか。昔の名前で出ています、じゃなく今売り出し中です、に方向転換できないか。
徹底してコンセプトを練って欲しい。徹底してアカデミーの選手を売り出すなど「クラブの意思」を明らかにして、それをマスコミにアピールしていくのも一手かもしれない。マスコミの皆さんも一緒に育成してください、顔を覚えてくださいと訴える。無名から育てるチームなんですと開き直るのもいい。
どうせならポスターの見出しは「No Name Heroes」にしたらいい。
http://www.youtube.com/watch?v=idRHqs5R5w0

posted by odo |23:31 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年10月15日

赤黒憂者 vol.1「危機感」

スポーツ新聞の記事に札幌ドームの損益分岐点となる入場者数が書いてあった。後半のある時間になると厚別でもドームでも観衆の数が発表される。サポーターはそこで一喜一憂する。入場収入がクラブ経営の大きな柱と知っているからだ。

古参サポは年々、周りの平均年齢が上がっていくのを感じていた。選手の平均年齢は若返る一方、サポーターの平均年齢は上がっていく。親が子を育てる感覚になってきている。実際クラブの方向性は「選手育成」サポーターは選手の成長を楽しむ。自ら種を撒き、自ら育て収獲する。「コンサ・土・ファーム」のコンセプトとチーム作りは似ている。土壌からこだわる。肥料や低農薬にこだわるように「日本人」「道産子」「下部組織」「はえぬき」にこだわる。

サポーターも新しい動きを見せる。赤黒学生連合が発足したのを古参サポが歓迎し、クラブは運営を委託した。学生の目線はさらに下の世代に目を向ける。下の層に行くほど固定観念がなくなり、アイディアが出てくる。コンサドーレの可能性とは何か。代表サッカー、海外サッカー、バーチャルなサッカーゲームでは味わえないライブの魅力。もっと多くの札幌市民、道民に知らせていきたい。若い層がそう思ってくれないとクラブは近い将来行き詰る。

社長は端的に述べた。「集客増に切り札は無い」。
勝ち続け勝ち点を重ね上位をキープし、昇格争いをすればドームは満員になる。昨年の最終戦のように。
しかしそんな熱狂も長くは続かない。エレベーターチームの宿命。成績が低迷した時でも、雨が降っても雪が降ってもスタジアムに足を運ぶのは厚別7千人、ドーム1万人。コールリーダーはこの動員すら危ういと訴えた。今までどんな場面でも支えてきたコアサポが離れていきかねない状況。4度目の降格に対して危機感を持っているか、北海道フットボールクラブの社員全員へ訴えた。猛省と新たな取り組みを期待しての事だ。「金が無い」で終わりのシャンシャン総会にだけはしたくなかった。

危機感の元になる要因は小さなことの積み重ねだったように思う。サポーター十人居れば十通りの考えがある。だが根っこは似た思いなのかもしれない。札幌ドームの広い会議室に集った300人のサポーターは、真剣に社長と強化部長の言葉を聞いていた。クラブの幹部から直接聞かなければいけないと思ったからだ。

コンサドーレのサポーターは負け続けたからといって、それを恥じることはない。ではなぜ今季あれだけの野次がスタンドから飛んだのか…。
「戦っていない」ように見えたからである。強化部長は語気を強め「選手達は戦っていました。ハーフタイムにも確認しました」と何度か言った。しかし、同時にそれを「ピッチで表現できなかった」とも言った。ピッチで戦っている姿を表現できなかったという事は、観客に伝わるサッカーが出来なかったという事だ。降格後の浦和戦のようなゲームを初めから出来ていれば…サポーター、解説者が異口同音に残念がった。
「遅いよ」。

無格好だったかもしれない。5バックなんてと言われるかもしれない。でも勝利への執念、執着心が垣間見えた。全員が身体を張った。コンサドーレのサッカーは泥臭くささが売りだったではないか。下手だからとかパスミスがなんて言い訳は要らない。同じ監督の下、4年やってもダメなのだから不器用は直らない。言ってるヒマがあるなら球際で削ってみせろ。そんな試合の〆はやっぱり芳賀だった…。そんなもんさ。


あるライターが「筆頭株主のサポーターが株を引きあげたらどうなるか」とつぶやいていたが、持株会の一口株は負けが込んだくらいで譲渡するものではない。持株会に入り経営に参画した気分を味わっているのである。スポンサーの商品に肩入れするのも、いつもクラブの広告収入を気にしているからである。持株会もスポンサーへの肩入れもサポートの一環としてやっている。誰に頼まれたものでもない。札幌が好きだからやっているのだ。

「好きですサッポロ」の歌詞じゃないが、雪の重み耐え抜いたライラックの芽のように、監督が決まり選手が決まりキャンプが始まれば、またドームのキックオフパーティーが待ち遠しくなる。サポーターなんて単純なものだ。今年は降格が早々に決まったため、来季への課題を考える時間がたっぷりとある。そして、来季のJ2をイメージしながら、J1の高いレベルで残り6試合戦う事ができる。無駄な時間は1日もない。コンサドーレ強化五段階計画の継続が確認された。まずこれが全ての考えの基礎になる。

契約更改でのポイントは2つある。一つは限られた予算、当然緊縮予算だ。切ないが誰もが覚悟していたことだ。もう一つは強化部長の言葉を借りる。
「札幌市民、道民に対してピッチから何かを伝えられる人」。
そういう選手でないと赤黒縦縞のユニフォームを着る資格は無いと言い切った。
強化部長の発言に疑問もあった。例えば「2-1で勝つサッカーを目指した」というくだり。どう考えても石崎コンサの4年間で、「2-1で勝つサッカー」に向いている選手ほど放出される傾向にある。得点感覚がある選手ほど移籍しているのだ。強化部長の方針で放出したと言える選手も何人かいる。極端に言えば、失点に絡んでも、必ず得点に絡む選手がいないと1-1という場面にすら持って行けない。攻守の切り替えを重視した割にはシュートが極端に少なく、得失点差マイナス二桁は目を覆うばかりだ。今季は早々に0-2のビハインドになって攻守のバランスを保てず、追加点を次々に奪われて戦意喪失になった。2-1で勝つサッカーどころか、2-2、2-3にも出来ていない。「取られたら取りかえすという意識」まさにメンタルが弱すぎた。これは強化部長が1番目に大切と述べた項目だ。2番目にフィジカルと述べたが、鍛え過ぎて本番の試合前に練習で選手が壊れた。

強化部長は鳥栖に学びたいと言った。勝ち越していて一ケタ順位なのだから当たり前だ。だが鳥栖には豊田選手がいる。結果を出すストライカーがいるのだ。J2で圧倒的強さを見せた甲府にはダヴィがいる。中東から帰国してまさかの30得点だ。結局、サッカースタイルに関係なく点取り屋は必要なはずだ。もし緊縮予算、育成しながら勝つ路線で行くなら、ストライカーも自前で育てなければならない。できればアカデミー出身から得点王を出したいところだ。

サポーターミーティングは、何かを解決する場ではない。現状を把握した上で、現状を打破していくための一つのステップなのだと思う。
「考える事から逃げちゃいけない」
踊一はクラブから出された議事録を読みなおし、問題点を洗い出していこうと考えている。問題解決策をフロント、サポーターみんなで考えて行かないと、また同じ過ちを繰り返してしまう。クラブの価値を高めて行かないとファンもサポーターも増えない。その結果コンサを応援する輪がどんどん縮小していく…
踊一はコールリーダーの切実な訴えに共感を覚えながら会議室を後にした。
「このままでは、俺達の居場所がなくなる!」
クラブ存続の危機は過去何度もあった。今回の危機感はクラブ全体が靄につつまれたような危機感だ。方向性は打ち出しても、立ち位置がわからず方位磁石も持っていないような状態なのである。

                             つづく

posted by odo |21:00 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年08月27日

コンサ・ル・タント(1)

どうもサカヲタノです。しばらくぶりでした。

昔、コンサのゴール裏ダンマクにこんなのがありました。

「1-0で勝つより、5-4で勝つサッカーを」

細かな表現は忘れましたが、イタリアのカテナチオより、攻撃的なオランジーナで行こうぜ。炭酸シュワっと、みたいな感じだと思います。

毎試合打ち合い上等なんて、毎試合真似できるかよって。ジュビロだとかガンバとか、少し前のセレッソやサンフレなんかはそんなカラーだったけど。別に羨ましくはなかったです。いや、多少は羨ましかったね。自軍のゴールシーンが多いほど観客は得した気分になるからね。

でも、昨今のコンサに照らし合わせて、あのダンマクを思い出し考えました。7失点をシーズン2回するチーム、4失点がガチに成り下がってしまったチームならば、DFやGKは、チームの方針としてもっと攻撃参加するべきなんじゃないかと。
だって今のコンセプトは「やられたら、やり返せ」なんでしょ(笑)

攻撃参加、すなわち相手からボールを奪う瞬間に攻撃の意識になっていれば、奈良は杉山にバックパスをしないんです。そのまま前方にヘッドで叩きつける。GKも遠くへフィードする。攻撃の起点だという意識があるならきっとそうなる。今のコンサは後ろから丁寧にボールを持とうとし過ぎて、攻撃が読まれ守備陣形を引かれてしまっています。

監督が変わればサッカースタイルが変わる。これは当たり前の事。
けれど「堅守速攻」だとか「泥臭いプレー」というコンサの伝統を消し去ってまで、全く機能しない4-2-3-1に固執した挙句、何が残ったのでしょうか。
選手の個性や特長を活かしきれないもどかしい試合がずっと続いています。試合に出る前にリタイアしてしまう妙な練習に首を傾げるファンも実は多いです。

実際のゲームで苦心の末に生まれたものは「行き当たりばったりなシステム変更」でした。
戦うためのガソリン、すなわち選手の「自信とプライド」を失ってしまったのもダメージが大きいです。とにかくJ1では勝てないです。ドローすら難しい。

勝つためには、1-0で勝つサッカーもできなくちゃいけないし、5-4で勝つサッカーもできなくちゃいけない。

そこで考えました。ザル守備を逆手に取ったらいいんだと。
まず2-2のサッカーを組み立てる事だ。J1をナメずに謙虚に、2失点から逆算してゲームプランを組み立ててはいかがでしょう。
大事な事はJ1の舞台で「毎試合2点取る」仕組みを作り上げることだ。
0-0でも2-2でも勝ち点1だ。だけど、興行的に盛り上がるのはどっち?
観客を呼べるサッカーは2-2ベースのサッカーじゃないですか?
それを基礎に、2-1で勝つサッカーや3-2で打ち勝つサッカーに繋げていくのです。

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2012年04月19日

ナビスコ鹿島戦を振り返る(4)

エゾモモ:榊選手のインタビュー内容がジェイズゴールに上がってましたので、読んでみます。

●榊翔太選手(札幌):
「得点は日高さんがいいボールを上げてくれた。左足で打とうと思って反転し、いいところに蹴ることができた。ただ、その後に負傷してしまい、チームの勝利に貢献できなかったのが悔しい。早く怪我を治して、チームに貢献できるように頑張りたい」

エゾモモ:日高選手は真価を発揮し始めた感じですよね。榊選手との相性もバッチグーです
サカヲタ:バッチグーどころの騒ぎじゃないよ。日高の活躍にスーツスポンサーの銀座山形屋さんも、日高昆布の関係者も喜んでるでしょうよ。「日高山脈」っていうゲーフラも用意されるんじゃない?
エゾモモ:「人間山脈」っていうレスラー居ましたよね。そんなにデカくないやろー!
サカヲタ:「札幌山脈」という4バックにCBを4人並べた時代もあった。散々なシーズンだったが、あの年2008年の年間4勝を何とか越えたい。まさにそれが一つの山越えであるのよ
エゾモモ:山越えというより、手稲山の北壁コースをウエーデルンで滑り降りる感じで「降格一直線」なわけですが
サカヲタ:いやいや、まだ降格の話は止めようよ。それよりナビスコの一冠を取る計画が、「いっかん」の終わり…
エゾモモ:早野乙!
サカヲタ:榊の話に戻そうよ
エゾモモ:日高からもらう前に、打ち合わせ通り榊は裏へ抜けました。左サイドがポッカリ空いて、ちょうどバックスタンドのお客さん達が「ワーーーっと」なって、クラシック飲んだおやぢが「撃て!撃て!サカキー!」「かっとばせー、サ・カ・キ!」と(笑)

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サカヲタ:前半16分にGOAL、36分にアキレス腱を痛めて古田と交代した。榊翔太の鹿島戦はここで終わった。まさに天国と地獄だった。だけど、まちがいなくあの得点シーンが一番盛り上がったシーンだった。榊はルーキーながら、客の求めるツボがわかっているエンターティナーなのだ。バック転宙返りも彼の計算なんだろうと思う。アカデミーの頃から思い描いていた「夢」の一コマだったんじゃないか。そういう彼の想いにも考えを及ぼしたいなと思ってね
エゾモモ:サポーターって評論家じゃないですからね。表層的な勝ち負け以外のところを深く掘り下げてみると、試合後のあの温かい拍手の意味するところがわかると思います
サカヲタ:まぁ、クソ審判だの、シミュレーションがどうのとか、くだらないよね。そんな次元じゃ鹿島戦を語り継げないよ。もっともっと語るべきことがあるはずなんだ!
エゾモモ:誤審のせいで負けたって言い切ったら、選手に対して失礼ですよね。だって「その程度」のチカラしかなかったって認めることになるから
サカヲタ:そう。榊が居なくなってから、2点目をどう取りに行くか、あるいは1点をどう守り切るか…そういうのを戦術っていうはずなんだけど、なーーんにも伝わってこなかった。それが一番の問題だよ。審判の問題じゃないんだよ


http://www.jsgoal.jp/game/2012/20120020020120120418.html
(ゲームサマリー
2012 ヤマザキナビスコカップ Bグループ 札幌 vs 鹿島)

http://www.jsgoal.jp/result/2012/0418/20120020020120120418_detail.html

http://www.jsgoal.jp/photo/00092800/00092855.html
(ヤマザキナビスコカップで連勝を狙う札幌は16分、榊翔太の2試合連続ゴールで鹿島から先制点をあげる。)


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2012年04月19日

ナビスコ鹿島戦を振り返る(3)

エゾモモンガー桃子:ここから質問者が変わります。よろしがー!
坂大楽 踊一:さかをたの、です。よろピクシー!
エゾモモ:今最もホットな榊選手が魅せてくれました
サカヲタ:彼の魅力は「何かやってくれそう」な雰囲気。この雰囲気こそがプロフェッショナルであり、銭の取れるプレイヤーなんじゃないかと思ってます
エゾモモ:彼の得点は、仕事人ナイトチケット1000円分の価値があったんじゃないでしょうか
サカヲタ:おっしゃる通りですね。自分は持株会の招待券で入ったので、更に1000円得した気分ですね
エゾモモ:鹿島アントラーズから得点した選手は数少ないです。手元の資料によると…バルデス(1997厚別)、バウテル(1998仙台)、バルデス×2(1998カシマ)、ウィル×2(2001厚別)、和波(2001カシマ)、新居(2002函館)、小倉×2(2002カシマ)…となっています
サカヲタ:つまり日本人選手に限ると、スピードスター和波と、ルーキー時代のアライールと、ススキノキングオグちゃん以来の快挙ってわけか…
エゾモモ:いやぁ、感慨深いですよねぇ。札幌ユース出身の新居を思い出したサポも少なくないと思います
サカヲタ:しかも相手に西大伍がいたわけでしょ。「札幌ユース伝承」という隠れコンセプトを感じながら試合に入っていたサポも多かったと思うね。前もスタメンだったしね

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エゾモモ:榊の凄いところはズバリどこですか
サカヲタ:さっき言ってた「何かやりそうな雰囲気」を持ったままピッチに入り、周りの選手にそれを伝えられるって所だと思います
エゾモモ:具体的にどのような点ですか
サカヲタ:FWに必要な得点感覚と空間能力が抜き出てると思いますよ。ドームの天井からもう一人の榊がポジショニングを指示してるようなイメージでさ。言ってみれば「ひとりカーナビ」というか…
エゾモモ:ひとりカーナビ…ラジオ午後一番…イッチバ~ン!!
サカヲタ:ハルク・ホーガンかっ!アックスボンバー三又の槍か!

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エゾモモ:まだまだ榊選手について語り足りないようですね
サカヲタ:ええ。コンサのプラス材料は彼くらいしかないですからね


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2012年04月19日

ナビスコ鹿島戦を振り返る(2)

蝦夷鹿島 鉄:チャオコンブースに笑顔が素敵な外国人がいました
坂大楽 踊一:彼も確かジュニーニョじゃなかったっけ?
エゾシカ:その隣に奈良と荒野がいました。写真攻め、サイン攻めでしたね
サカヲタ:俺はそれを遠巻きに眺める親衛隊やってたよ
エゾシカ:奈良はどんな感じでした?
サカヲタ:ここでは言えない…

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エゾシカ:そんなに●●●でしたか?
サカヲタ:うん、でもそれでいいさ。背筋は相変わらず伸びてたしね
エゾシカ:で、クッシー櫛引が存在感を見せましたね
サカヲタ:背番号25が目立っていたよね。ノースをうまく操っていた印象
エゾシカ:ぎーさんはどうでした?
サカヲタ:ぎーさんもキレキレだったよね。もう少しで勝ちキーパーだったのに
エゾシカ:なんだよ勝ちキーパーって。勝ち投手みたいだな?野球かよっ!
サカヲタ:守備はもうぎりぎりの所で耐え凌いでいたね。相手のミスにも助けられた
エゾシカ:それにしてもコンサはシュートが打てませんよね。分析してください
サカヲタ:まず、ラインが下がりすぎなんだよね。ボランチがボールを奪いに行かないからラインがずるずる下がる
エゾシカ:ボランチ向きじゃない選手がボランチをやっています
サカヲタ:守備のための守備は宮澤じゃ無理。攻撃のための守備をしなきゃね
エゾシカ:前はどうでしたか?
サカヲタ:前っていうだけあって、前への推進力はあったかもしれない
エゾシカ:センスの片鱗は見えたってことですね?
サカヲタ:そんなに悪くなかったとおもうけど、外国人には好き放題やられたね
エゾシカ:守備ですが、下がったラインの押し上げって今後はできますか
サカヲタ:日高と岩沼にかかっているよね
エゾシカ:今のままでは4バックどころか、ギブミー5、6センスって感じですよね
サカヲタ:よくわからんけど、オリオン座っぽく配置してるはずが、はくちょう座みたいにGK寄りに固まってる
エゾシカ:もっとわからないんですけど。じゃぁ、鹿島戦最大の見せ場、榊のGOALについて語ってもらいましょうか

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『チャリンコドーレくん』


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2012年04月19日

ナビスコ鹿島戦を振り返る(1)

蝦夷鹿島 鉄:急に呼び出してすみません。鹿島戦についてお聞きします
坂大楽 踊一:ナビ杯ということで、チップスターをもらいにね
エゾシカ:長い下り階段でピッチまで降りて行ったと。シュートゲームして、鹿ベンチにも座った
サカヲタ:浮き球シュートでチップスター1年分を狙ったけど、わずかに下に外れた…。それでピッチから見た「SAPPORO CITY IS NO.1」という新作ダンマクの写真撮ったと
エゾシカ:天然芝のいいにおいもしたぞと。ナビスコ楽しいじゃんと
サカヲタ:試合前にリーグ戦じゃ出来ない事をいろいろやってみたんだ
エゾシカ:バックスタンドに座ってクラシック飲みながら、客入れを観察
サカヲタ:仕事場から直行したリーマンが連れてきた同僚に熱くコンサを語ってた
エゾシカ:いい光景ですね。リタイア組も夫婦でレプユニ来て熱心に応援してた
サカヲタ:ゴール裏を眺めるといつもより人数は少ないけれど、それなりに声が出てる
エゾシカ:客が少ないと空席に反響して声がこだましますよね。これもドーム効果です
サカヲタ:鹿サポもけっこうな数来てたね。リーグ戦が厚別だから尚更なんだろうね
エゾシカ:ダンマクがいかにも鹿島って感じでしたよね。浦和でもなく柏でもない、反都会的な垢抜け無さ
サカヲタ:よしなさい(ビートきよし風ツッコミで)

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エゾシカ:でも軽く予告されてるんですよね、「鹿激」って
サカヲタ:「過激」っちゃ過激だったよなー、シュート本数が
エゾシカ:一度に5発6発シュート打ってきますからねぇ
サカヲタ:波状攻撃ができるのはやっぱりビッグクラブの証だよね
エゾシカ:明らかに外国人頼みのサッカーでしたもんね
サカヲタ:ダイゴが目立たなくて残念だったよね。



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2012年04月08日

プロビンチャの遅い春

 仕事帰り立ち寄った書店で、「サッカーダイジェスト」誌と「MOCO's キッチン」の2と3を買った。電車でサカダイを開く。内村と奈良の対談が乗っている。雑誌の企画じゃないと二人で話す事はないだろうという組合せだ。少し前の「月刊コンサ」で西嶋と西の対談があったのを思い出した。今は徳島と鹿島でカテゴリーも違う。内村と奈良は来年コンサにいるだろうか。昨日のレイソル戦を思い出しながら、踊一は少しだけ感傷に浸った。
 サカダイは「プロビンチャ」特集で、地方クラブの現在の姿を追っていた。コンサドーレはプロビンチャの代表格なので、矢萩社長のインタビューも載っていた。全国5番目の人口を抱えながら、仙台の後塵を拝している事に若干の焦りを感じているようだった。表紙はベガルタ仙台。只今J1堂々の首位を走っている。サポーターの間でも何故仙台とここまで差が開いてしまったのか、という声が多い。仙台も札幌も福岡もプロ野球パシフィックリーグ所在地だ。ファイターズとの競合が集客に影響しているという言い訳はあり得ない、踊一はサポ仲間にはそう言い続けている。

 コンサの順位は16位。下にはガンバと鹿島、いわゆる「オリテン」と呼ばれるJの古豪だ。オリジナル10チームである「オリテン」は簡単には降格しない。親会社を持ち多大な資金力を背景にした選手補強が可能なので、プロビンチャとは立場が違う。プロビンチャの定義もいろいろあるようで、立地的な見解もあれば、資金などのバックアップが市民中心という説もある。矢萩社長も「市民クラブ」という言葉を使ってコンサの現状を説明していた。
 北海道、札幌市といった地方公共団体、JR北海道、JA北海道グループ等の地方に根差した企業がバックアップしている点ではまさに市民クラブと言える。また内村が力説したようにホームとアウェーの距離が離れている点も見逃せない。つまりホームゲームが真のホームになるということだ。観客の大半がコンサドーレを応援する立地にスタジアムがある。

 今のコンサが財政的に苦しんでいるのは、このホームゲームの強みを活かし切れていない事があげられる。選手の道産子比率が上がっているにも関わらず、入場者数は横ばいだ。もっと道民、市民みんなでクラブを支えていく仕組みづくりが必要かもしれない。勝つサッカーが集客への近道だ。次に内村が言うように「守ってばかりのサッカーは見せたくない」と選手全員で意思を統一すること。コアなサポーターが首をひねっている。試合後の地下鉄で「新聞やテレビで得た情報と全く違うサッカーをやっている」という会話が聞こえる。ネットでは「つまらない」「眠くなる」という声が占める。この状況を打開するにはどうしたらいいのか。
 サカダイを読む限り石崎監督解任の可能性はゼロだ。理由はただ一つ。選手育成のための若手選手の積極起用が認められているからだ。すなわち資金力のないコンサにとって下部組織(アカデミー)からの育成方針はコンサの理念であり、誰が経営者であっても揺るがないものである。その理念を守る監督を社長は切りたくないのである。したがってどんな戦術であっても、どんな惨めな試合内容であっても、もっと言えばこのまま降格圏を走り続けても監督が変わることはない。

 現状打破するにはどうすればいいのか。シングルモルト余市の水割りを飲み干した踊一は途方にくれていた。
 

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2012年04月01日

困難にどう向き合うか

踊一は立ち寄った中古CDショップで、AKB48の「GIVE ME FIVE!」のCDとDVDのセットを買った。DVDは見始めて初めてそれが34分の長編ミュージックビデオと知る。
陣内孝則が定時制高校の教師「マムシ」役だ。卒業式後の最後の挨拶。定年なので最後の教え子たちに語るシーンに衝撃を受けた。

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「北の国から」の杉田監督が「人間・AKB」を撮りたいという意欲作で、3日間で制作したものだった。実際は3日で構想が練られる内容ではなく、監督の過去の作品を引っ張り出して、安保闘争の60年代から2012年に至るまで、日本の若者の中に横たわる社会に対する不安や悩みを描いた作品だ。 踊一はそのミュージックビデオをメイキングに至るまで全部見た。誰にも若者だった時期がある。不安や絶望感にさいなまれた事がある。コンサドーレはどうか。選手もサポーターも困難を前にしている。公私共に困難にぶつかる。その度に励まし合い、鼓舞し合ってきた。 J1の壁は厚い。初めからわかっていたことだ。先輩サポは過去の経験から学んでいる。新米サポは開幕戦から身にしみてるだろう。Jリーグは社会の縮図と言えるかもしれない。だけど、どこかに打開する鍵が落ちていないか。お金が無くても複数年残留したチームがあったよね。 踊一はマムシ先生のシーンをもう一度再生した。熱いものがこみあげてきた。 本から引用した手紙を朗読してから、黒板に大きく力強く書いた文字。 困 難 そして生徒達に熱く語る。 これと馴れ合うか、まともにぶつかるか。 馴れ合うのは、容易い。 まともにぶつかれば、たぶん傷付くよな。 傷付けば、血が出る。 痛いよな。 でも、その痛みを勇気って言うんじゃないのか? マムシ先生は「俺は勇気が好きだ」と言い切る。 踊一はコンサドーレサポーターが何故コンサドーレを応援しているか?の答えがここにあると感じた。目に涙が滲んできた。 J1で強者に立ち向かう。 資金難に立ち向かう。 開幕から、いやキャンプ中からたちはだかる現実。もっと言えば、3位で昇格した瞬間から目の前にある大きな困難。 踊一は、思う。 でも、どこかに明るさが無いといけないんだ。 安保時代も日本中に底知れぬ暗さがあったような気がする。詳しくは知らないけれど。 今は震災後の原発問題という暗さが横たわっている。避けて通れない。 経済不安も雇用不安も。 明るさ…か。 なにか笑いを。駄洒落でもいいんだよな。いいに決まってるさ。 「こんなん、出ましたけど」 駄洒落を言うのも勇気が要る。




【参考ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/utasany30/29441041.html
(「困難」 バイク屋うたさんのブログ様)

http://blogs.yahoo.co.jp/utasany30/29492042.html
(『されど われらが 日々───」を読んでみた。』バイク屋うたさんのブログ様)





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2012年03月30日

3.31 AWAY清水戦展望

季刊 赤黒人:春色の汽車で海を見に行ったんですって?

坂大楽 踊一:行ってきたよ日高本線。海あり馬あり、車窓サイコー

KAK:馬と言えば、岡山は元気ですかね

踊一:岡山さんはナビスコカップで大暴れしてほしいね

KAK:リーグ戦のAチームですが、攻撃が空回りしています

踊一:ドームで見た限り、余計なパスが多い印象だ

KAK:パスで出来る限り崩すという戦術らしいんですが

踊一:うん、選手は戦術通りやっているのさ。だからもどかしい

KAK:もっとシンプルにシュートに持っていけませんかね

踊一:ロングシュートで本数稼いでも批判されているから…

KAK:選手が考え込み過ぎるのも気の毒なような

踊一:確かに相手を崩して1対1の場面から、ゴールマウスの隅っこを狙いすましてシュートを放つほうが得点の可能性は高まる。焦ってキーパー正面に何十本打ったってダメなわけだから

KAK:先制点を取って逆転負け。追加点を奪うにはどうしたら

踊一:ヤフーの見どころに書いてある通り、選手たちが奮起し、強いメンタルで戦いに臨むしかない。精神論っすなぁ。

KAK:アウェー清水(アウスタ)では勝ったことがありません
http://www.totoone.jp/blog/datawatch/index07.html(トトワン・対戦データ)

踊一:先に、マッサキにゴールを奪えている(神戸戦、浦和戦)、札幌の戦力がJ1レベルに達していることは分かる。あとは、選手たちが奮起し、強いメンタルで戦いに臨むしかない

KAK:ヤフーのまんまやないか!もうええわ

posted by odo |06:23 | 坂大楽 踊一 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年03月27日

勝ち点1だけど、まだ14位

アカクロンZ:レッズ戦のスカパー!録画見ましたか

坂大楽 踊一:いや、まだ見てない。てか見る時間が無い

AKZ:ダイジェストで山本とプロアクティブのGOALシーンしか見てないと

踊一:磐田戦、神戸戦、浦和戦トータル勝ち点1、にもかかわらず

AKZ:にもかかわらず、現在14位、降格圏外(笑)

踊一:下にマリノス、ガンバ、アルビ、アントラーズがおる

AKZ:まだ一度も降格圏に落っこちてないと、前向きに考えればいいと

踊一:そういうことぉー!とりあえず飲もうぜ!


http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/standings/j1

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2012年03月22日

レッズ戦を語ろう 第3回

アカクロンZ:選手名鑑でレッズの頁、見てます?

坂大楽 踊一:いや、まだ見てない。

AKZ:怖いんですか

踊一:「じゃらん」とか「日経トレンディ」読むのに忙しくてさ

AKZ:スカイツリー特集かよっ。じゃ、レッズに関して触れるのは後にしましょ

踊一:その前にテンションの上げ方について語ろうよ

AKZ:得意の音楽を使った上げ方ですね。いきものがかりっすか

踊一:今回オススメするのは、サンボマスターの山中湖ライヴ!

AKZ:山口さんの煽りが抜群でしたもんね

踊一:スペースシャワーの録画を見たんだけど、あの畳み掛ける感じ、アーチストとオーディエンスの距離感、熱さ、もうたまらん

AKZ:泣けたでしょ

踊一:目尻から涙がちょちょぎれる。ハートが揺さぶられる感覚だよね。

AKZ:いますぐ使えそうなフレーズ、ありました?

踊一:「ロックンロール!ロックンロール!」が「フットボール!フットボール!」あるいは「コ~ンサ ドーレ!」「コ~ンサ ドーレ!」

AKZ:決め台詞も多いです

http://www.youtube.com/watch?v=rU5yhk5_BMU

俺達はできるんだよぉ!!!

踊一:「まだまだそんなもんじゃないだろう」「そろそろ行きますよ!」「準備はいいですかー!!」「俺たちならできる、君たちだってできる、ロックンロールなら変えられる。ロックンロールはやるんだよ!!」うろ覚え(笑)

AKZ:文字に起こしても伝わらないかもしれないけど、あの熱さ、あのハイテンション、そしてこれでもかこれでもかのリピート感

踊一:そう、つまりね、コンサドーレのサッカーも「やれること」「今できるプレー」「いまできる応援」これの繰り返ししかないんだよな。

AKZ:いかに熱く「いま」を表現できるか。浦和レッズに「俺らの想い」をぶつけられるかだと

踊一:お互いクラブの歴史、背景は違う。でも「2000年J2」というほろ苦く甘酸っぱい共有体験は厳然として残っている。いや、札幌だけが一方的に抱いてる「片思い」なのかもしれない。でもJ2でくすぶってる間の「また浦和と合いまみえたい」「またあのクソ熱い奴らを札幌に呼びたい」「また超アウェーが気持ちいい埼スタに行きたい」という熱き思いが心の片隅にいつも横たわっていた。それを表現できれば

AKZ:熱いっすねぇ。このオーバーヒート感は浦和か仙台か、ですよね。そんなわけでリクエスト曲おかけしましょう。ラジオネーム「お前はもう死んでいる」さんからのリクエスト。
サンボマスター「そのぬくもりに用がある」 

http://www.youtube.com/watch?v=9mDJftOemvI



(つづく)


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