2014年08月17日
第27節AWAY山形戦チェックポイント
伸二不在でどこまでできるか。これがテーマだ。 前節のドーム、前半ですでに腰のあたりを押さえていた伸二を見て、「やばいな」と感じていたら腿の張りで後半は出場しなかった。 しかし後半のコンサのプレーはそんなに悪くなかった。少なくとも「伸二依存症」には陥っていない。これは良い兆候である。 前節で足りなかったのは明らかに「決定力」だ。だが今に始まったことではない。当座の解決策はエース・ウッチーの復調しかないわけだが… 今のコンサはどのステージにあるのか。ここの部分の認識がサポによってさまざまだから、「攻めろコール」やら「采配ダメ論」が散見されるのだろう。 ではフロント(社長・GM)のとらえているステージはどこなのだろう。 「成長が思ったより遅い」のがまだ続くのであれば、来季を見据えた選手の入れ替えに着手しているはずだ。実際J3へのレンタル移籍は「修業」という位置づけ(J2他チームや東南アジアも)だから、春先から「成長がチーム全体の底上げ」という意味で一貫していると思う。 横野、神田、堀米、古田、前貴… 彼らはシーズン終了後、コンサに必要なパーツと判断されるだろうか。他チームで実績を積み現在の札幌のレギュラーを脅かす存在になって欲しい。 他チームへのレンタルはコンサの戦力云々の他にも、サッカー選手としての寿命を延ばしたり、セカンドキャリアを充実させるための目的もある。その辺のフロント(特に社長)の意向も考える必要があるだろう。 そこら辺を安定させることによって、コンサドーレ札幌のクラブとしての価値が高まり、優秀な人材がどんどん入団するようになるのだから。 コンサドーレはもう人材派遣業の域まで来てるのである。 伸二加入による刺激を受けても一向に良くならない「札幌残留組」も尻に火が付いた状態だ。これはベテランも中堅も同じ。 竜二がいない3試合を落とした事からもわかるように、ゲームを90分通して考えて流れに沿った形で行動に取れる選手がいない。これではJ1昇格はおぼつかない。石崎コンサの3年目は「岡山効果」があり、さらに外国人補強が当たっての3位滑りこみだった。 その石崎山形との対戦。 「パスサッカー」をスキーに例えるならば、現状のコンサはまだ「プルーク・ボーゲン」から「シュテム・ターン」を覚えたばかり。 J1へ上がるには両足を揃える「ウエーデルン」をマスターしなきゃならないし、J1で勝つには「大きなコブ」や「急な傾斜」さらには、アイスバーンも攻められる滑りができなきゃならない。 ウエーデルンで手稲ハイランドの林間コースをノンストップで降りてこられるかどうか。 ウエーデルンまでは行くだろう。しかし時間をかけない「速い滑り」や、天候・相手の守りに変幻自在に対応できる「コブをいなす技術」。これを持っているのが伸二なのである。若手は伸二不在の今日の試合で、どこまで「なんちゃって伸二」を演じられるのか。いや、演じなきゃならないんでないの?アピールするにはもってこいの舞台だと思うぜ。 札幌はもう秋の気配。6位突入に本腰を入れる季節に入った。 もう暑さは言い訳にならない。 ファジアーノ岡山のように全試合で勝ち点を積み上げる粘りが欲しい。 話は変わるが、石井謙伍似のキリンが旭川にいた(笑) http://blog.livedoor.jp/odo5312/archives/51953835.html ケンゴール 首長くして 待ってます うまい!!(←自分で言うな)
posted by odo5312 |06:34 | データファイル2014 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:第27節AWAY山形戦チェックポイント
「コブをいなす技術」なるほど、上手い事をおっしゃると
思いましたヨ。
おっとりとしているのは北海道の気性でしょうか?
そろそろ、どさんこ魂を魅せて欲しいものです。
スポーツの種類は違いますが、
高校野球の春の大会で、北海道のチームが出て来ますと、
静岡在住の私は、今までも静岡の次に応援していました。
それは、雪に覆われた中、どんなに頑張ってここまで
やってこれたんだろうか?と厳しい気候の中での頑張りに
温暖な気候の静岡の私は敬意を払っておりました。
しかしながら、ここまでのコンサの若い選手達の
練習に対する姿勢は伸二と比べ、ホンワカとしている様に
見えてしまうのです。
伸二が居ない試合、今こそ、どさんこ魂を魅せて欲しいものです。
posted by Ms.shakes| 2014-08-17 11:38
Re:第27節AWAY山形戦チェックポイント
>Ms.shakesさん
北海道の気性、ホンワカ…
この部分、数年来からサポの間でも話題になっております。
本州からの移籍組が染まってしまうことを「札幌化」などとも言いまして、精神面で劣化してしまう事を憂慮したりするのは毎度の事です。
道産子路線、ユース強化路線は今後も継続しますが(資金面の問題もあるので)、このまま道産子仲良しこよしぬるま湯クラブでいいのかという思いも強くするところです。
コンサの主力はいわゆる他チームで育った選手です。コンサの育成は本当に長い年月がかかる覚悟が要ります。
posted by odo| 2014-08-18 00:18