コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2013年10月28日

おれ、おら、フェホ。たら、れば、コンビン。

ハッキリ言って、ここ最近の外国人バッシングにはうんざりしている。

強化部長の考えがあっての補強だ。
フェホはパスサッカーに合わない云々かんぬんカンヌ映画祭、素人が批評してんじゃねーよ的な怒りがこみ上げるんだが、そこはぐっとこらえて、江戸屋のサーモンダイスを清酒スパークリング澪で流し込んだぜ。
ホントはゴールを流し込んで欲しかったけどな。


両監督のコメントを読んで、ある考えが裏付けられた。
道新の朝刊を見て「パーツが足らない」と思っていたが、京都を倒すための
サッポロらしさはまるでなかった。
京都のペースに引き込まれたまま、あるいは京都のサッカーにお付き合いするだけで、コンサの創造性はかけらもなかった。
ある考えは最後に書く。



Q:後半スタートからフェホを入れましたが、その狙いを
「前半もチャンスを作ったんですけど、奪ったボールをなかなかつなぐことが出来ず、長いボールとか、そういうのがちょっとあった中で、スペースもあるかなというところで、高いボールも何とかマイボールにしたいというのと。そういうアバウトなボールも何とかマイボールに出来たら攻撃に厚みが出るだろうということで入れました。(何度か、いい形ができたのでは?)ずっと練習からやっているので、当初は、フェホに頼るというか、フェホが入るといい形というか、なかなか出来なかったんですけど、何回か周りが作った中でクロスからチャンスはあったかなと思います」
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163591.html(財前)


Q:後半、札幌はフェホ選手を入れてきましたが、スカウティングはやっていたと思いますが、DF陣が落着いて対応したと思います。そこは成長した点では?
「先ほど攻撃のことを言ったんですけど、攻撃でもう少し時間を作れれば、ああいう状況は作られないという気持ちでいました。ただ、フェホが入ってきて、少し長いボールがあるだろうと。そうなると割とターゲットは絞り易いですよね。その辺りは悪くはなかったと思います。ただこれは繰り返しになりますが、だったらセットプレー、そこが一番危ないだろうと。相手が攻めるところ、点を取るところ、そこが一番チャンスになる。では、そこをどう対応するのか。セットプレーだけの対応じゃなくて、セットプレーにしない対応の仕方というのがあったと思うんですよね。その辺りを、やっぱり…、言えばそこまで悪い対応では無かったし、バキ(バヤリッツァ)、染谷、秋本を中心に良く対応したんですけど、でも、その前の(部分)、そこが課題じゃなかったかなと思います」
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163590.html(大木)





◎攻撃の厚み
◎セットプレーの精度

この2点、おそらくPOに行くであろう6チームにあって、コンサに足りない部分。

「レコンビンが居れば違った展開だったかもなぁ~・・・」


パスサッカーがどの対戦チームにも通用すると思ったら大間違いだ。
目標はJ1に上がることだけではない。
J1にしぶとく残留するにはどうしたらいいのか。
地方のチーム、仙台や鳥栖や新潟がなぜJ1に定着できているのか。
甲府は今年なぜ残留できそうなのか。
さまざまな角度で検証したほうがいい。
コンサの良さを残しつつ、でもまだまだ足りない「何か」。
財前監督は1年目の割によくやったと思う。
野々村社長も頑張った。
コンビンの話題は世間にコンサドーレの存在を知らしめた。
でも、社長よりもコンビンよりも目立つために選手はもっと何かを見せなくてはならない。
POがダメなら、アレしかないだろう。


セカンドボールが拾えない時はどうするか。
ビハインドから追い付くにはどうするか。
流れを、リズムを変えるにはどうするか。

外国人選手に対する風当たりはますます強くなっていくだろうが、
ユース出身、道産子選手だけで6位以内を目指せるのかと言ったら疑問符が付く。
外国人選手の選定条件は「札幌強化五段階計画」に示されている通り、日本人選手では埋められない個所の補強である。
一つの側面でしかないが、例えばフェホの高さ・試合経験、コンビンの話題性・国際性は若い日本人では埋められない。

攻撃のバリエーションを増やしていくことは、チームの将来を考えると重要なんじゃないかな。
1トップ(縦の2トップ)にこだわらず、横の2トップにするとか、フォーメーションの変更もありかもしれない。
攻撃の厚みは数的優位だ。場合によっては3バックにしたっていい。
リーグ戦残り4試合(千葉、神戸、岐阜、北九州)でおおいに実験して欲しい。
POが無理でも、何かチャレンジしてるところを見せれば、ドームにはなんとか1万人は集まってくれるだろう。
でも、チャレンジしなかったらお客さんはソッポを向き累積赤字だけが積もっていく。

とにかくPOに行くには(J1を目指すには)、コンサは負け過ぎた。
来季もJ2なのは確実だ。だが、進化はして欲しい。


1位	  神戸	78 (35)
[2位→2位] 	2位	  G大阪	77 (46)

[3位→3位] 	3位	  京都	69 (26)
[4位→4位] 	4位	  千葉	64 (22)
[6位→5位] 	5位	  長崎	60 (6)
[5位→6位] 	6位	  徳島	60 (3)

[8位→7位] 	7位	  松本	57 (-3)
[10位→8位] 	8位	  栃木	56 (6)
[11位→9位] 	9位	  山形	54 (13)
[7位→10位] 	10位	  札幌	54 (6)
[12位→11位] 	11位	  東京V	54 (-4)
[9位→12位] 	12位	  岡山	53 (8)
[13位→13位] 	13位	  横浜FC	49 (0)
[14位→14位] 	14位	  水戸	48 (-7)
[15位→15位] 	15位	  福岡	48 (-10)
[16位→16位] 	16位	  愛媛	44 (-8)
[17位→17位] 	17位	  北九州	42 (-11)
[18位→18位] 	18位	  熊本	42 (-22)
[19位→19位] 	19位	  富山	38 (-15)
[20位→20位] 	20位	  群馬	37 (-17)
[21位→21位] 	21位	  岐阜	32 (-41)
[22位→22位] 	22位	  鳥取	29 (-33)




一発勝負のトーナメントも残っている。
対甲府戦で再びジャイアントキリングを待ち望むファンも少なくない。
今季の最終目標は「ベスト8」「ベスト4」そして「天皇杯・初の決勝進出」で構わない。

◎攻撃の厚み
◎セットプレーの精度

この2点の重要性は過去から学ぶことができる。

http://www.consadole.net/odo5312/article/3090
W杯見て札幌を考えるのココロだー(2010.6.23)



(1)「攻撃的=善」(柳下監督)、「守備的=悪」(三浦監督)と言わんばかりの二元論がある
札幌にとってという意味では善悪が真逆の論調もある。しかし、どちらも2~3年づつ時間を費やして貯めた貴重なコンサの記録であり参考資料だ。これを石崎コンサで生かさない手はない。

 宇都宮さんの文章を札幌的にアレンジしよう。
「サッカーのスタイルに善悪はなく、美醜の価値観もクラブや時代によって大きく異なる」
という考え方はどうだろう。
クラブには、どういうチームを目指したいかというフロント・チーム・サポーターの目標、財政事情、戦力等が含まれる。
美醜の価値観にしても、流れから取る得点それも波状攻撃を繰り返して取るのも、CKからのこぼれ球を泥臭く押し込むのも1点は1点でしょということ。パスが繋がらず2点目が取れないなら、最低1点はCKなりFKで取らねば。今季のコンサでPAで倒されてFKというシーンはあったかい?CKからズドンという場面はあったかい?
攻撃的を標榜するなら平均2点は取らねば。

(2)ポゼッションさえ高めていればおのずと勝利できるといった悪しき誤解がまん延し、誰もがスペインやバルセロナを「あるべき姿」として追い求める
そのまんま2009-2010石崎コンサの志向であるが、石さんはさすがに今の戦績では「おのずと勝利できる」とは思っていないだろう。この先ブレずに貫くか、戦術にアレンジを加えるかは注目点だ。すでに戦術がブレだしてるような気もしないでもないが。

 (1)の二元論ではコンサの強化はいつまでたってもままならない。
サポーター(客)の好みでクラブの目指す方向性が固まるわけもない。
(2)のサッカーでJ2の12位に甘んじているのは「得点力不足」からである。得点力不足で勝つなら「1-0」サッカーを目指すべきなのにそれをやらない。なぜ「1-0」サッカーをしないのか、何にがんじがらめになっているのかというと、おそらく「あるべき姿」にとらわれているからではないのか。ここのジレンマに半分理解しつつも半分諦念(苦笑)
いずれにしても選手側から「何か」を変えていかない限り、10位以内ですら難しい状況は変わらないだろう。その「何か」を見たくてフロンターレ戦に足を運ぶんじゃ。懲りないのぉ。

 攻撃的守備的どっちが正しい(正しかった)という議論はあまり意味が無い。おそらくどっちに偏ってもダメなんである。三浦コンサでJ1最下位に終わったのは、持ち前の「守備的要素」に「攻撃的要素」を加えられなかったからだ。ダヴィの相棒がノナトではどうしようもない。補強した守備要員もあまりぱっとせず結局中途半端になり「肉でも魚でもないサッカー」で終わったのだから、クラブの財力の範囲内での戦力と戦術のバランスに誤りがあったということだ。三上部長が三浦さんに続投要請したのは、クラブの方向性を極端に軌道修正したくないことを示唆していた。

 J2に戻ってからは「守備的要素」まで否定してしまったかのような失点の増加。過度なポゼッションでパスワークを重視するあまり遅攻になる上、パスミス多発。相手カウンターの餌食になるのを恐れるあまり横パスやバックパス。それが「逃げの姿勢」に見えてしまい観客のイライラが募るという悪循環。実際これに関する野次はものすごく多い。バックパスがビルドアップの起点になれば誰も文句は言わないのだが、パスコースを相手に見透かされ攻撃の芽を摘まれる繰り返しだ。柳下時代の失敗を全く教訓にできていない。大事なのはポゼッションの時間帯を長くすることではなく、枠内シュート回数を増やしゴールすることではないのか?これが目下一番の課題である。

posted by odo5312 |01:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

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