コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年10月03日

「やっちまえ」について考えるのココロだ。

 国立での歴史的勝利の夜、彼は次のようにつぶやいた。
(※噛みしめて読みたいツイートなので、一文一文改行させていただく)



とりあえず勝ててよかった。
内容は??だけど、次に繋げられました!!
まぁでも本当アウェーにも関わらずあんな沢山の人が集まって、その中での勝利だったので本当嬉しかったし、何か感動しました。
今日みたいに苦しい試合の時こそサポーターの力をもっと出さないといけないと思います。(続) 

これから今日みたいな試合もあるかもしれないし、日程的にも厳しい試合も続きます。
まだまだサバイバルはこれからなんでもっともっと皆でスタジアム盛り上げていきましょう!!
して今年必ず上がろう!!
 #consadole  #やっちまえ 2011

(老若男女の札幌サポを束ねる若きカリスマ yasu_sapporo96 氏)



 ツイッターにはシャープのついたハッシュタグというものがある。
 「#consadole」と「#やっちまえ 2011」。
2つのハッシュタグがつき、コンサクラスタに「魂」が示される。こういうサポートはどうでしょうという提案だ。
 2年前の「1個になろうぜ」から日々進化してきた心の叫びがそこにある。国立ビジター席を埋め尽くした赤黒同士がそれに応えないわけがない。
 その魂は、けして押しつけがましいものではない。身の丈で現場主義でどこまでも現実に向き合う魂だ。だからリアルに熱い。
今季の(というより最近の)コンサドーレ、そして「やっちまえ」を考える題材として最もふさわしいツイートだと思う。
 彼とは言うまでもない、我らがコールリーダーYASUNAKAくんの事だ。
国立の上段席から見ていたサポから、次↓のようなつぶやきもあった。監督も「許せない」と述べていた前半を終えた時のものだ。



ハーフタイム、札幌のコールリーダーが、ほとんどのサポが座って見てる上段のブロックまで来て、
「すんません。札幌ってこんなチームなんすよ。でもみんなの後押しが必要なんです。後半も応援よろしくお願いします!」
と頭下げてきましたw

(世界を股に掛ける札幌サポ 4JPN 氏)


 とっさに出た言葉なのだろうか。
 いや、彼が幾多の惨めな敗戦の中で、どうやってバラバラになりかけたゴール裏を束ねようかと逡巡した挙句に出た言葉なんだと思う。だから、横浜FCサポを凌駕する人数で埋め尽くされた赤黒い人たちの「気分」「想い」を、スカパー!中継を通じて、ツイッターの文字列を通じて、北海道まで飛ばしてしまうチカラがあるのだ。もちろん「気分」「想い」を受け止められるだけの赤黒魂が無いと彼の言葉の真意は理解できないだろう。一朝一夕で理解しろというのも無理なほど、今のコンサは昇格に関し複雑な要素が絡み合い横たわっている。全てを受け入れ、腹を据え覚悟した末に絞り出された真実の言葉。

  札幌ってこんなチームなんすよ。

  でもみんなの後押しが必要なんです。

 トラメガで語りかけた言葉に「やっちまえ2011」のエッセンスが盛り込まれてる気がした。まして国立競技場。今まで1回も勝った事が無い大舞台。この言葉によって聖地国立が聖地厚別になったと言っても過言ではない。
 コールリーダーの言魂はスナマコのコーナーキックに乗り移り、上原慎也のジャンピングヘッドへと昇華した。ドラマチックに「やっちまった」のだ。ドローで終わりそうな試合を劇的に勝ったことで、当事者達が昇格するチームの勢いを感じつつある。現在進行形の「やっちまえ」がここにある。

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 岡山やジオゴが選手主導型の「ハートに火をつけろ」とするならば、「やっちまえ」はサポ主導型だ。先制したら負けない伝説がすでに生まれている。やっちまった後はコールリーダーが好んで使う「We’re SAPPORO!」連呼だ。これでもかと連呼する。一揆、祭りの雰囲気を作り一体感が生まれる。
 〆は「ススキノへ行こう♪」だ。国立で歌っているのが聞こえる。ヒーローインタビューの後ろで誇らしげに聞こえる。「今からならススキノに来られるな」。最終便で帰ってくるサポにツイッターでエールが送られる…

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 ハーフタイムに話を戻そう。シュート数が前半たったの2本。相変わらずバックパスばかりしてる…
「札幌ってこんなチームなんすよ。でもみんなの後押しが必要なんです」…考え抜かれた懇願。どうせなら勝って帰ろうという希望。希望はドアをノックしないとやってこない。
コールリーダーの気の効いた台詞で、どれだけのコンササポ、コンササポ予備軍、そして河合を見に来たマリノスサポ達を鼓舞したであろうか。上段のまったり座っていたエリアが後半、一斉に立ち上がっていたという。この段階で勝負ありだったのかもしれない。
 つぶやきでコールリーダーの「いま」を紹介してくれたサポを含め、リツイートでタイムライン上に広まったであろう「応援感情の共有空間」、そして「応援感情のコントロール」に、時空を超えた“厚別”を見たのである。
 「乗っ取り国立AWAY LIVE」と「今季負けなしの聖地厚別」が88分、見事にシンクロした。そして現地応援組とスカパー!視聴応援者が、映像やツイッターを通してリアルタイムの「やっちまえ空間」を造り出していったのである。いつの間にか勝利に固執する闘う集団になっているのである。不思議なほどいつの間にか…それも短期間に…これは正直なところ不思議と言う他ない。でも偶然じゃなく必然なんだろうなぁとも思う。これもメッセージのチカラなのかな。

 『やっちまえ2011』。
ゴール前中央に掲げられた短くも力強いメッセージ。うわべだけの薄っぺらさとは無縁だ。等身大で飾らない札幌スピリットが込められている。短いけれど、今までのあらゆる負の遺産、怒り、哀しみを大きなエネルギーに代えた力強いメッセージである。
 そのメッセージを胸に刻み、連呼し、拳を握りしめながら、残り10試合突っ走るのだ!!札幌の誇りをかけて。赤黒縦縞のために。サポーター気質、サポーターマインドは全てチャントの歌詞に盛り込まれている。壁にぶち当たったらチャントの歌詞を風呂で歌えばいいんだ。自分で自分を鼓舞する、それがコンササポだ(ドヤ顔で)。
最後の最後で「昇格を、やっちまう」ために、「優勝を、やっちまう」ために。



【J2:第30節 横浜FC vs 札幌】レポート:これが昇格への勢い。結果を出す力と執念で上回った札幌が、横浜FCを土壇場で振り切る(11.10.03)

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00126318.html

posted by odo |16:46 | 心に響く言葉 | コメント(0) | トラックバック(0)

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