2009年05月30日
厚別の風を味方にできなかった上里
風を味方につけられないなんて、なんてひ弱な奴らなんだろう。 ドームに慣れた温室育ちのお坊ちゃん達め! ホームだの、聖地だの言ったって、風を利用できないようじゃ ホームアドヴァンテージなんてありゃしない。あるとするならば、 ホームアドヴァンフォーレだ。(上手い!) そのヴァンフォーレの語源を思い出してみよう。 「VENT(風)」「FORET(林)」から。武田信玄の旗印「風林火山」にちなむ http://garukozi.hp.infoseek.co.jp/club.htm (クラブチームの語源集) 其疾如風(そのはやきこと風の如く) 其徐如林(その静かなること林の如く) 侵掠如火(しんりゃくすること火の如く) 不動如山(うごかざること山の如し) 疾風のように行動するかと思えば 林のように静まりかえり 烈火の勢いで襲撃するかと思えば 泰山のように微動だにしない って、ヤホー・知恵袋に書いてありましたぜ。 ヴァンフォーレが武田信玄として、ウチらが上杉謙信とするか、いや 戦国武将に例えるなら、源義経にしておこう(時代が違うが)。 それで6位義経のホームで4位信玄とドローだよ。 5位の水戸黄門は負けたから、義経が入れ替わりで5位になったけど、 3位・独眼流政宗が喜ぶだけじゃん!! わけわかりませんな。セレッソは大阪城だから秀吉で、湘南は誰だ? 鎌倉幕府だから頼朝か?ホントに戦国ですねJ2は。(だから時代がグチャグチャだっての) さて、本題(おそっ!) 風林火山の「風」といえば、石狩地方、特に札幌厚別地区、特に厚別競技場周辺の5月の天気は変わりやすい。 レラアツベツと呼ばれる独特の風。競技場自体が「風の通り道」になっているため、雲の動きも早く天候が非常に変わりやすい。 朝は寒く、昼は急に日差しが強くなり、顔が赤くなり、やがて黒くなり、真の赤黒勇者な顔にしてくれるという評判だ。試合後に顔が熱く火照ってくるのだ。通称、厚別風焼けという。 5月。特にここ数年は1年で1番か2番に風が強く吹く季節なのだ。 前半37分の上里カズのFKが惜しくもサイドネットというシーンがあった。 厚別の風神は、キャプテンに味方してくれなかった。 俺は強く訴えたい!ここは聖地だろ。赤黒勇者の味方になれよ、と風の神つまりレラカムイに八つ当たりしてみたり。ちなみにレラの桜井選手と上里カズの顔は似ている。 湘南も勝った。仙台も勝った。 だからこそ上里のFKがズバッとゴールネットを揺らし、1-0で勝つべきだった。 その時、不思議な現象が起きていた。 バックスタンドのチームスポンサーのフラッグのはためく向きが実に不思議だった。中央のポールを挟んでアウェー側が全くはためかず(一瞬無風?)、ホーム側のフラッグだけがサブグラ方面にはためいていた。 風林火山ではないが、アウェー側の林、メインの屋根、独特の地形があって上里のFKに不利な不規則な風が競技場内に流れていた。「風が巻いていた」と表現すればいいのだろうか。緻密に計算され放たれた上里のシュートに影響したのはいうまでもない。ホームゴール側に蹴りこんで、向かって左に逸れたのだから・・・・。嗚呼なんて無情なんだ、厚別の神は! 上里がフラッグのたなびきを見て、風速や風向きを計算してFKを蹴られるようになれば、本当の意味でホームアドヴァンテージと呼べるのかもしれない。
posted by (oDo) |22:03 | データファイル2009 | コメント(0) | トラックバック(0)
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