コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年03月03日

戦う ひなまつり

ひなまつりってんで、デザートを買ってきて、というメールが入った。
はりきってスイーツ(笑)を3ピース買って、電車に乗ったはいいが、
それがモウモウな、いやギュウギュウな満員電車。
スイーツが潰れてしまう、なんとかせねば・・・発車間際にさらに3人が
駆け込んできてデッキにモウモウいやギュウギュウになった俺は、
ケーキ箱を肩に乗せた。
1駅、2駅、腕がつらくなり脂汗が出てくる。
やっと降車した時に、ふっと思ったね。
「肩の荷が下りた」。


さて、『猪木語録 元気ですか一日一叫び』という本を開いてみる。
3月3日は、有名なフレーズが書いてあった。
現ニュースキャスターの古館さんがプロレスの実況の時よく引用していた
猪木語録だ。

相手の力を
9 引き出して
10 の力で勝つ

いわゆる猪木の「風車の理論」だ。
風が強ければ強いほど風車はよく回る。
相手の良さを引き出して、それを上回る力で相手を倒せば、相手も輝いて見える。
ここで一句。
ベガルタや 輝くだろな 黄金に

石さんの言う「面白いサッカー」「お客さんが見に来るサッカー」とは、
実はこの「風車の理論」に近いのかもしれない。
1-0で勝つサッカーより、どちらかと言えば2-1で勝つサッカー。

例えば興行的にオイシイ水戸戦(コータが居てしかもホーム2試合)。
コータにゴールを決められても2-1で勝てばOK。
同様にハマC戦、キングカズに決められても2-1で勝てばOK。
興行的にはその方が盛り上がるだろう。マスコミ的にも。
ここは賛否が割れると思う。俺なんかは、「キングカズに未だ得点されてないクラブ」という記録を守りたいし、コータにだって点をやりたくない。
でも見ていて面白いのは取られたら取り返すシーソーゲームだったりする・・・。サポ目線でない一般ピープル目線も大事だしな。
ここのバランスは難しい。ザル守備はイヤだが、ある程度リスクを冒してでも前掛かりで攻め立てるのも必要。
スタンドを湧かす事まで計算に入れるサッカーを目指すという課題もあるわけだ。将校格いや昇降格を繰り返すと「目指すサッカー像」に厚みやコクやまろやかさも加わるってことですな。嗚呼贅沢なこっちゃ。

1-0を狙っていて、先制されたら0-1負けもある。良くて1-1かもしれない。
始めから2-1を狙うなら、先制されても逆転の2-1があるかもしれない。
1点を守るサッカーより、始めから2点を奪うサッカーを見せる。
肉を斬らせて骨を断つ。
常にエキサイティングなサッカーを目指しているのかもしれない。

それをアクションサッカーと呼ぶのなら、攻めるあまりに守りが疎かになって、競り合いさえ出来ない1-3、1-4大敗もある。
ウノゼロサッカーも守りを重視するあまり、競り合うがスコアが動かず0-1のまま終わることもある。
ここ数年で学んだ両極端な教訓から、09コンサはどこに辿り着くのだろう。「面白いサッカー」の定義は人それぞれ違う。
往々にして3-3や2-2のドローゲームの方が、1-0完封勝ちゲームよりも印象に残り「面白い」と思われる。勘違いしちゃいけないが、面白くなくても1-0勝ちを積み重ねないと3位以内には食い込めないだろう。3-3を3-2に、2-2を2-1にして初めて「面白い」と思えなくちゃダメだ。
J1再昇格には、こういう「内容か結果か」みたいな議論が必ず巻き起こる。当ブログは誰が監督になろうとスタンスは変えない。
「面白いサッカー」とは「勝つサッカー」であると。
「内容>結果」というのはやっぱりあり得なく、J1を目指す以上は
「内容<結果」でなくてはならない。51試合、中2日、中2日、中2日、こんな過酷なスケジュールで内容を求めようとは思わない。

それでも石さんは「面白いサッカー」を目指す。また見たい、だからチケットを買わなくちゃ、タオマフを、レプリカを買わなくちゃ・・・
「また見たい」「また見に来たがやっぱり面白かった」「次は何が見られるのだろう」
少なくともホームゲームでは、そういうサッカーを目指さないとお客さんは増えないし、入場収入も増えない。「内容も、そして結果も」。
選手がファイトしないと見ている方も燃えない。まずは観客を燃えさすサッカーを。「内容がイイから燃える」のか「勝つから燃える」のか。
「内容もイイ、しかも勝つ」。二兎を追う。これが風車の理論サッカーだ。

難しい事にチャレンジしようとしている今年のコンサ。フォーメーションを眺めていてもすごく難しいサッカーだなと思う。個人的にはまだピンと来ない。
西嶋は桂馬か?征也は香車か、いや成金じゃないとな。ダヴィが飛車だったとすると、クライトンは角だな。まさかキリノは歩ってことたぁ無いよな。宮澤も横野も1トップなら「と金」タイプだろうか。
上里とダニルソンは銀か?金か?大伍は?
将棋に例えるから難しいのかな(苦笑)
チョウは地雷、ヤスは工兵だな。ってそれは軍人将棋やろっ!

悶々としながらも、日曜日には否応なしにゴングが鳴る。
クライトンが、ダニルソンが、真ん中で相手を睨む。
若梟が疾走する。ジャンプする。アタックを仕掛ける。
凄みのある、若さ溢れる新しいイレブン。戦う格闘集団。燃える道魂。

そうだ、難しく考えることなかれ。
まずは「戦う」ことだ。シンプルにぶつかっていけ。
戦いのワンダーランド、コンサティックワールドは51試合もあるんだ。


今夜の結論:やっぱり「人形は顔がイノキ」。

                             戦う ひなまつり 了

posted by odo |20:25 | 本日の書きっぱなし | コメント(0) | トラックバック(0)

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