2009年03月11日

出し切った感

仙台戦のお話。

敗戦にも拘らず、ある程度肯定的な意見が多いような気がする。
監督の言う「戦う姿勢」が最後まで見られたからだろう。

が、ちょっと違う視点で考えてみる。

僕がこの日の札幌から感じたのは、
「戦う姿勢」よりも「出し切った感」だった。

序盤から激しいプレスでボールを奪い、
たとえボールを奪われても、猛然と奪い返しにいく姿は、
確かに去年までにはないものだった。

そこまではいい。

ただ、1点ビハインドの状況から終盤の攻撃的な姿勢は、
戦う姿勢というよりは、そうせざるを得ない当たり前の姿勢でもある。
向こうが攻撃を捨てて、引いてしまった訳だから。

それでも試合後、なぜか納得できたのは、
「出し切った感」あってのこと。

今の札幌が出せる力を全部出しても、1点取れなかった。
やるだけのことはやったという「出し切った感」だ。

これが今の札幌の全てです。

というのを曝け出してくれたからこそ納得できた。
これが大事。

敗戦後、なんかモヤモヤする時がある。
それは大抵「あの時もっと、こう出来たんじゃないか?」に始まり、
ああしていれば、こうしていれば…という無限ループに入る。

それが無いからスッキリする訳だ。

試合後はロッカーでゲロ吐くまで走れとまでは言わないが、
それに近いモノは皆が無意識に求めてると思う。

この「出し切った感」を常に出せるチームは強くなれる。

長丁場のリーグ戦を乗り切るには、
試合の中でトライ&エラーを繰り返しながら成長する事が必要だが、
試合の度に、今もってるモノを出し切れば、
修正点も強化ポイントもおのずとハッキリと見えてくるからだ。

開幕戦でも、現時点での修正点と強化ポイントはハッキリした。

それについては次回。

戦いは始まったばかり。
We are SAPPORO!
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posted by nomo5312 |15:15 | 観戦日記 | コメント(0) | トラックバック(1)

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