2009年03月11日
秋春制のメリットとは何?
私は他にもブログがあるのですが 秋春制については一度も語りませんでした。 なぜかといったら、実施されることはないとおもっていたからです。 しかし、まあ犬飼さんはまだあきらめない(秋春制を検討する新組織を発足させるようで)ようなんでここらで本気で言おうかなと思います。 反対の立場を取るHFCに、反対するサポーター(私はファンかな・・)の声として貢献できればなと思います。 様々な秋春制のメリットとデメリットが議論されていますが そもそも、私は秋春制に全くメリットを感じません。 よくメリットとしてあげられるのが↓です。 夏開催しないことによる試合のレベルアップに伴うJリーグのレベルアップ 世界基準のスケジュールにすることで優秀な選手の獲得が容易に 日本の選手が欧州に移籍しやすくなる 代表選手の休み増加 現在の冬のオフの時期に親善試合が開催可能 これについて意見を言いたいと思いますが 夏開催しないことによる試合のレベルアップに伴うJリーグのレベルアップ 私は逆にレベルが下がると思います。 冬にやると、怪我しやすくなり、専用練習場さえないクラブがある日本の環境で、練習などできません。 札幌の練習場は日本でもトップクラスでしょうけどそれでも練習できませんしね。 つまりこれは、夏の試合の低下は防げても、冬の試合の質の低下の程と練習ができないことによる全体のレベルへの影響とを考えていないことにあるのでしょう。 このことは、レベルダウンのデメリットとしても取り上げます。 世界基準のスケジュールにすることで優秀な選手の獲得が容易に これがメリットの中で最も理解できない点。 欧州のいい選手が日本にくるなんてこととスケジュールは関係ないでしょう。 例えばメキシコは、秋春制ですが欧州からいい人材がきていますか? レベルという面でも南米2国に次ぐ評価を得ているリーグです。 日本ほど離れていませんが、地理的にも欧州から遠いメキシコです。 日本と状況が似ていると考えれば、選手がくるかメキシコを見れば明らかです。 日本の選手が欧州に移籍しやすくなる よく言われていますけど、欧州のクラブが日本は春秋制だから獲得は見送ろうなんてこと考えてると思いますか? 本当に欲しければ、時期に関係なくオファーが来ます。 相馬のようにトライアウトを受けてまで行きたい人には良いかもしれませんが、そこまでする選手が日本にどれだけいますか? それと同じシーズンなら移籍した選手が、すんなり溶け込めるという話があります。 これは、その通りで秋春制唯一のメリットといってもいいでしょう。 代表選手の休み増加 これはスケジュールの問題というより、世界のサッカー界全体の問題だと思います。 仮に、移行してもご存知のように夏には代表の試合が多く組まれているわけでして 状況は同じです。欧州でも日本のように代表選手の休みのなさが大問題となっています。 移行してもしなくてもこの問題に変化はありません。 現在の冬のオフの時期に親善試合が開催可能 実は犬飼さんが導入を叫ぼうと最終的に背中を押したのがこれのようです。 なんでも世界の潮流として1月に多くの親善試合が組まれるようになってきたそうです。 それで、日本はオフなので各国と対戦する絶好の機会を逃しこれは悪影響になるということのようです。 ですが、思い出してもらいたいのですが日本が対戦する親善試合の相手はいつも、最強メンバーではないということがあります。 親善試合とはそういうものなんです。そして地理的に遠い日本までくるとなるともっと選手が来なくなるのです。 欧州に遠征したとしても、ウクライナ代表とやったときもシェフチェンコがいなかったり 日本での試合よりは多少良くなりますが、所詮親善試合ということなのです。 そんな親善試合の1ヶ月の数試合に、どれだけの効果があるのでしょうか? このようにメリットについて考えたわけですが、果たして何が秋春制のメリットなのかわかりません。 そもそも代表のためにJリーグを改革するという時代というのはとっくに終わっているわけで むしろJリーグがやりやすくなるように代表の日程を調整するなりして欲しいです。 もうプロ化17年目ですよ。このJの歴史の長さの「重み」を感じた上で改革を考えて欲しいですね。 ちなみに雷などの理由を言っていますが、この前雪降ってて札幌でも雷なりましたし 何より、各メディアの報道を見ると根拠の付け足し材料に過ぎないようです。 あくまで、1月の親善試合やオフ増加などの代表強化と欧州との関係強化が最大の狙いのようですよ。 長くなったので、デメリットに関しては次の記事で。
posted by mut18 |23:54 | 秋春制について | コメント(0) | トラックバック(0)
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