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HN:元多摩の農民/大澤唱二 東京多摩地域出身。 2001年最終戦、対セレッソ大阪戦でコンサドーレデビュー。 翌年、翌々年と徐々に試合に行く回数が増え、2004年にはファンクラブ会員になるなど、身も心もすっかり赤黒く染まる。 2005年、CVS登録。また、OSC蹴遊旅人の立ち上げにも加わり、赤黒さに磨きがかかっている。

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子どものため、家族のため

2007年09月09日

日本ハムのヒルマン監督が、子どもの教育問題を理由に退団して帰国することを発表しましたね。
この「子どものため」とか「家族のため」に、仕事を犠牲にするっていうの、僕は好きですよ。
コンサでは先日、ブルーノが「奥さんの出産に立ち会うため」に試合を欠場したのが記憶に新しいところです。
ですが、両方とも外国人ですね。
あくまで個人的な主張ですけど、これからは日本人ももっと家庭を大切にする必要があると思います。少なくとも、「出世・昇給はそんなじゃなくていいから、家庭を大切にした働き方をしたい」という人に、そういう選択肢も与える必要があると思います。

日本ではどちらかというと、家庭を犠牲にして会社に尽くすことが美徳とされている風潮があります。元来農耕を主な生業としてきた大和民族(注:アイヌ民族はまた別です)は、農業は集団で行う必要があり、集団を最優先させる風習が根付いた、という説を聞きました。家庭を犠牲にして所属集団に尽くすというのは、非常に「大和民族らしい」思考ではあります。

けれど、家庭を犠牲にしてきたことで、奥さんや子どもから疎まれて、家庭に居場所がなくなってしまうお父さんがいることも、また事実(うちも半分くらいそんな感じ)。それは、お父さんだって大変なんだということを理解しない奥さんや子どもたちが悪いのでしょうか? まあ、奥さんや子どものせいにして威張っているのは別に構いませんが、少なくともそればかりでは事態は好転しません。大変であることを家族にしっかり伝えること、逆に奥さんや子どもたちの気持ちも聞くこと、要するに、家族でしっかりコミュニケーションを取ることが大切だと思います。うちの父親は途中から家族のことも多少は大切にするようになり、崩壊は免れました。でもやっぱり円満とは言い難いかなぁ。

核家族化が進んだ現代だからこそ、家族という単位がとても大切になっていると思うんですよね。特に、夫婦&親子の関係ですね。
日本では、ともすると「家族なんだから黙っていてもわかるだろう」みたいなことが言われがちですが、家族だって結局は他人、言葉を介して考えを伝えなければわからないことだってあるわけです。
夫婦間がギクシャクし、家庭全体に微妙な空気が流れれば、子どもにも悪影響を与えます。僕も悪影響を受けました。母親は父親が家にいないと父親の悪口ばっかり言っていて……。おかげで思春期はかなり人間不信でした。今はコンササポ仲間の優しさのおかげで、乗り越えられましたけどね。
だから、お父さんもなるべく家族といる時間を作り(たとえあまり作れなかったとしても、億劫がらずに)、なるべく奥さんや子どもとコミュニケーションを取る。そういう姿勢が大切なんだと思います。

そのためには会社のサポートも必要で、家庭のことを理由に早退したり、休んだりすることを大目に見る、いや、むしろ、家庭が理由なら是非休んでくれ! くらいの風潮があるといいなぁ、なんて思います。
ちょっと視点を変えると、家庭のギクシャク感から子どもが非行に走ったとすれば、今度は「日本社会」という「集団」の問題に発展します。「集団」を重視するということなら、是非企業の皆さんに、自分たちは日本社会の一員なんだという意識を持ってもらって、所属する「日本社会」という集団のために、働いている人に家庭と関わる時間を与える、という考え方もあるんじゃないでしょうか。

いや、それでも私は家庭を犠牲にしてでも会社に尽くします、という人のことを、否定したり非難したりするつもりはありません。そういう人が社会を支えている側面もあるのでしょう。
ただ、「出世やお給料はほどほどでいいから、家庭も大切にしながら働きたい」という人に対して、相応の選択肢を与えてあげてほしいな、と。要は、あなたが家庭を犠牲にするのは構いませんが、他の人にまで家庭を犠牲にすることを強いないで下さい、ってことですね。もちろんそれがフリーターとかじゃダメですよ。一家をなんとか養える程度の収入はありつつ、原則残業なしで帰れる、みたいな。

話を戻して、ヒルマン監督やブルーノのこと。
もちろん、「家族のためにアメリカに帰ることにした」から、「奥さんの出産に立ち会うために試合を休んだ」からといって、それがお2人の家族が円満であるという証拠にはなりません。ただ、少なくとも、お父さんが家族のことを考えている、家族のことを大切にしているという象徴にはなると思うんです。
ヒルマン監督については、「彼は今まで十分お金を稼いだし、実績もあるから、次の仕事が決まっていなくても、アメリカに帰る、なんて言い出せたんだろう」という意見もあるかと思います。実際そういう面もあるとは思います。でも、どんなに貯金があってもいきなり収入が0になるかもしれない、というのはかなり不安なんじゃないでしょうか。敢えてその不安な道を選んだっていうことは、それなりに覚悟があってのことだと思います。

こうして有名な人が「家族のため」に仕事をやめたり、休んだりするニュースがあると、日本もこれからは、仕事と家庭(や趣味)の両方を大切にする、いわゆる「ワークライフバランス」が重視されるようになるのかな? と期待が持てます。
日本ハムについては、コンサから客を奪いやがって、とか、一度日ハムの運営……というか、日ハムが運営を委託している北海道シミズのスタッフとケンカしたりとか(そう、この件は日ハムが悪いのではなく、北海道シミズが悪いんだ!)、いろいろありましたけど、ヒルマン監督の、家族を大切にするその気持ちには、素直に敬意を表したいなと思います。


……っと、一応、男性が主な家計支持者、という状況を想定して書きましたが、それが女性であっても、共働きであっても、いや、むしろ女性の場合や共働きの場合こそよりいっそう、「ワークライフバランス」が大切になるのかなと思います。
共働きなら、お互いの収入が普通の人の70%でも、2人あわせれば1人で働いている場合より40%も多く稼げるわけで、こういうワークシェアリングのような考え方も大切かなと思います。

みんなほどほどに働こうよ。じゃなきゃサッカーも野球も観に行く時間なんてなくなっちゃうじゃん! 女性が働くようになって労働人口は増えたわけだから、その分みんなの働く時間短くすればいいのに、と、社会に出たことのない素人は思います。
STOPオーバーワーク。ハードワークはいいけど、オーバーワークはケガのもと! 百害あって一利無し!

以上、ニートの戯れ言でした。