コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2013年08月25日

3-1 victory from turn over

 平日開催だった前節、厚別での愛媛戦は、初の東南アジア(ベトナム)出身Jリーガーが出場という、リーグの歴史的にも重要な試合で、既存戦力と新戦力がそれぞれ活躍、しかもゲームを決めた3点目はそのレ コン ビンの虹のように巻いたコーナーキックをフェホが頭で突き刺すという非常に美しいもので、守備も無失点、これでホームでは6戦連続無失点での勝利と、これ以上ない結果を残したコンサドーレ札幌。今節は現在勝点で並ぶ水戸と、アウェイで対戦。前回対戦時はホームでPKからの1失点に泣き、今回も先制され、その後も苦しみましたが、終わってみれば3-1の勝利。久々の連勝となりました。

 ゲームの入りは、芝が荒れて難しいピッチでミスから反撃を受けることを嫌ってか、攻守ともに慎重で、その分勢いは感じられず。攻撃では速いスルーパスや細かいパスチェンジを利用した得意のサイドアタックは控え、フェホへのロングボール中心に、単騎でシュートまで行ってもらうか、当てて落ちたセカンドボールを拾ってなんとかしようという意図が見え、内村と三上を外したことにも納得。ただ、ワントップのフェホと前田の関係は、前線でのキープからフィニッシュへのギアチェンジと言うか爆発力に欠ける印象で、さほど怖くないと言うか、それ以前にフェホのところで全く競り勝てず、そうかと言って、前田が落ちて来て後ろから組み立てると、今度はサポートも前の動き出しもないという、ややちぐはぐなもので、更にこれが時間と共に相手に自信を与える嫌な展開を誘う形に。

 フェホは常にマンマークを受けていたので、外に開けばあるいは思わぬところでスペースが開くのではとも思いましたが、フェホにも周囲にもそうした小細工(?)を試すつもりは全くなかったようで。守備でも簡単にタッチに逃げるか大きなクリアでリセットを図るだけだったこともあり、次第に、根気強いプレスと高い最終ラインを武器にキレのあるカウンターを繰り返す水戸に主導権を奪われ、前半最後の数分はかなり危険な位置まで攻め込まれていましたし、実際シュートも打たれていました。あわやPKの悪夢再びかという場面も。

 それでも無失点で折り返せたのは、ボランチの上里の頑張りによるところが大きい。そこで通されたら危ないというパスの軌道上できっちり身体を張ってくれる強さが頼もしいです。25分、相手のカウンターに対しての戻りと、最後は脚を投げ出してのドリブルストップは素晴らしかった。相方の宮澤が何とか攻撃の起点になろうと動き回っていた(そしてあまり報われなかった)分、余計に上里の存在が目立ちました。

 結局、前半こちらの攻撃で本当に惜しいと感じたのは、27分、上里のFKを本間がブロックしたところにフェホが詰め切れず、再び上里のCKになり、そこからの流れで前田がゴール前でテクニックを見せるも、シュートまでは至らなかったシーンくらいでした。

 後半からの選手交代はなく、50分には上原が、G大阪戦と同じような場所で同じようなファウルをしてFKを与えるなど、悪い流れを引きずっているように見えましたが、54分には荒野がアイデアと気持ちを見せたシュートでCKを獲得、56分にはヤスがカウンターから強引なドリブル突破、シュートまで行き、直後には中央をすり抜けた前田に反応、左サイドから追い越してパスを引き出すと再びシュート、直後に再び前田から、今度は右に開いたフェホがゴール隅に迫るグラウンダーを放つもキーパーの指に当たるなど、前田とフェホの役割を入れ替えた形で、立て続けに好機を演出。ここから反撃かと思いましたが、62分、“チャンスで決め損ねるとピンチ”のセオリーどおり、人数をかけたカウンターに屈し、失点。この場面では札幌の選手は全員が水戸の選手に完全に走り負けていて残念極まりない状態でした。更には直後に同様の相手の攻撃から、杉山が取りこぼしたボールを蹴り込まれて勝負が決したかと思ったもののオフサイドで命拾いというプレーがあり、(色々な意味で)脱力。

 この状況に対してベンチは、岡本を下げ、内村を投入。しかしここまで先制されてからの強気な選手交代が機能した印象はほとんどないうえ、フェホの出来が良いとは見えなかったため、フェホを残したのもヤスを下げたのも、続く宮澤から河合への交代も、河合の動きがまだ重いように見え、リードされた状態での選択しとしてどうなのかと正直懐疑的だったのですが…。

 実際は、ボールを預けても裏に走らせても前で時間を作ってくれる内村の存在が、前田を1.5列目で活性化。内村が入った後のポジショニングの不明瞭さが相手の守備も惑わせたのか、前線に人数をかけた攻撃が出来るようになると、中盤より後ろにも余裕が生まれ、運動量よりもむしろ精神的な強さが重要となる局面に移行。すると75分、相手エリア内での粘り強いポゼッションからゴール前でボールを左右に振り続け、最後は日高のクロスを上原が頭で合わせて同点と、気付けば両サイドバックの攻撃参加で得点という、自分達本来の姿を取り戻すまでに。82分、中の荒野→右外の前田→前田の中への切り込み→右外の荒野というダイナミックなパス交換からの攻撃は惜しくも決まらなかったものの、その3分後には右に開いた前田からのクロスをフェホが打点の高さを活かしたヘディングで叩き込んで逆転。そこまで全くと言っていいほど跳躍を見せなかったのは何だったのかと誰もがフェホに突っ込んだ瞬間でしたが、これが財前采配の奥深さなのでしょうか、蓋を開けてみれば、入れた選手も残した選手も全て大当たり。

 とどめは最後の一枚でした。89分、前田と砂川の交代は、前からの守備できっちり時間を使いたかったのと、こういう場面で大切な勝負勘を持った選手を送り出すことで逃げ切りを万全にしたかったことによるものだと思うのですが、アディショナルタイム、跳ぶことを思い出してしまったばかりに恵まれた身体が災いしたフェホの気の毒な一発レッドと退場に憤慨したのかどうか、味方のクリアに対し砂川が猛然とダッシュ&ドリブル、綺麗なスルーパスでエース内村の得点を引き出し、ゲームを決めました。これには参った。監督も砂川もお見事。

 ただ、途中までお粗末な内容だったことは事実で、“勝負は水もの”といった要素に助けられた感も否めません。ピッチや相手にかかわらず、自分達が得意なプレーで挑めるチーム力を付けて行かなければならないことに変わりはないでしょう。とは言え、現状苦手とするアウェイで勝てたことは大きいし、次節への自信としてくれればとも思います。激戦や劇的勝利の後で動きが鈍いのは良くあること、反対にこれで勢いに乗れるようならしめたものです。しっかり休んで、練習して、良い形で次節に臨みましょう。頑張れ、コンサドーレ札幌!

Following Wednesday night’s 3-0 perfecto victory to Ehime FC on the holly home pitch of Atsubetsu Sports Park Stadium, Consadole Sapporo beat Mito Hollyhock by 3-1 at Saturday’s Ks Denki Stadium after turn it over. It was Mito that went ahead from powerful counter attack in the 62nd minutes. Sapporo had had difficulty with too damaged rough pitch; they had played too much carefully and plane. Besides that, Brazilian forward Ferro was not so good this day; his height and physical strength had not worked and he had been marked really tight.

However, substitutes changed that and saved the team. Once the ace of Sapporo Uchimura who had started this game in the bench appeared in the pitch, soon he activated the front line. Consadole players took back its cohesive offence with changing short passes and quick moving; Uchimura’s skill and speed helped that. Kawai who had just come back from injury was also helped the teammates mostly with his experience and strong leadership to push up young players in the center of the pitch. When the left side defender Uehara equalized it with his head to the cross from Hidaka in the other side in the 75th minute, they had gotten back their own soccer totally. It even revived Ferro; the 85th minute his header to Maeda’s cross finally made the team succeed in turn it over.

But next goal was little more dramatic. In additional time, Ferro was showed a red card because he hit a Mito’s defender with his elbow in the air when they jumped but actually it happened accidentally and never matched the red card at least. The third substitute of Sapporo, Sunakawa, could be shaken up by this judge; maybe he had been supposed to work to finish the game safe and state but he played very aggressively instead. His long dribble and sharp shot gun pass to Uchimura to draw his latest goal was neither expected nor necessary, still, it must reword Ferro’s unfortunate.

That kind of winning can cheer up the team and make them feel confidence; however, actually it could end in totally different way. Next step for them might be playing like last 15 minutes from the as they have practiced and headed. They also need more idea and try to break situation when they are stuck something in the game. Some young players are really good in that sometimes but it should be usual. If they can brush it up more, the team gets strong more too. Keep working on, Consadole Sapporo!

posted by masamaru |23:50 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(3) |

2013年08月19日

90 minutes were too long

 前節の勝利で再び星を五分に戻したと思ったら、強敵G大阪とアウェイで対戦。正直このタイミングで当たりたい相手ではありませんでしたが、スターティングラインナップはワントップにフェホ、2列目は左から荒野、内村、三上、ダブルボランチに上里と宮澤、DFラインは左右に上原と日高、中央にソンジンと奈良、GKに杉山と、案外まとまりもバランスも良く感じられるもので、実際、前半は各選手の特徴とポジションがハマって意外なほど善戦。

 最早ウチの戦術の基本と言っても良い両サイドバックの上下動を活かした外からの攻撃に加え、2列目の流動的かつ相乗的な押し上げとプレスは、ホームのガンバを戸惑わせるに充分だったと思います。特に2列目の三人の、自ら持って攻め上がる意識と、味方の攻撃をサポートする動きは、前節同様、一回の攻撃時間を長くし、結果的に自分達を楽にするというもので、今のチームの調子の良さも窺い知れるものでした。

 フェホというターゲットの存在も効いていたかもしれません。その高さとガタイ以上に、大きなストライドで大抵のボールに追い付いてくれる捕捉半径の広さと、スペースさえあれば自らシュートまで行ってくれるところが有難い。と言うか、高さを活かしたポストプレーという点ではむしろ今ひとつで、これが相手を困惑させた部分も多少はあったのかもしれません。ただ、29分、自陣からのフィードを空中でヘディング、前に送ると、これが内村への強くて速いスルーパスになった場面は(通りこそしませんでしたが)新たな可能性を感じさせるものでした。

 中盤では上里と宮澤が、相手の攻撃に対し、こちらも連携して当たるところと役割分担するところを上手に判断し、DFラインの手前でコツコツと危険を排除。特に上里は、相手のやりたいプレーを先読みすることで自らに余裕を持たせていた分、攻撃の起点としても機能していて良かったです。また23分のミドルシュートは、攻撃の幅を見せて相手を更に慎重にさせる意味でも効果的だったと思います(他の何本かはともかく)。

 ソンジンと奈良も、最終ラインを高く保って、チーム全体として非常にコンパクトな陣形を維持、これが守備から攻撃への切り替えも容易にし、ピッチの何処であっても総力で圧力をかける形を取れていたのが、ガンバに思うようなサッカーをさせなかった要因でしょう。しかし一方で、一瞬でも隙を見せればスピードと個人技で一気に失点してしまいそうな空気も、開始早々のバーを叩いた岡崎のシュートや、25分、宇佐美の突破を奈良と日高の二人がかりで止められず、ペナルティエリア内で奈良が倒してしまったのがファウルにならずにラッキーだった場面、35分、左サイドからの藤春のクロスにロチャが間に僅かに合わなかったシーンを挙げるまでもなく、常に内包。更に30分台に入ってからは、チームとしても攻守共に明らかにスローダウン。

 ゆえに一層、38分に荒野が自陣でのパスカットからボディバランスの良さとテクニックを活かしてドリブルで持ち上がり、右サイドの内村とのパス交換から中央のフェホへクロス、撃ち切れなかったフェホのパスを受けてゴール前まで迫った場面で決め切れなかったのが悔やまれます。結果から遡れば、あそこで決められなかった時点で勝負が決していたとすら言えるでしょう。

 後半もリフレッシュすることはかなわず。開始直後から、自分達でボールを回している時でも、受け手の動き出しの鈍さから前にスペースを見つけられずに後ろに戻してしまう有り様。53分、左サイドからのロチャの突破を上原がたまらず倒してしまい、遠藤のFKを西野に頭で合わせられ遂に失点。すぐにベンチが動くことに。

 交代は三上を下げて砂川を投入。おそらくこれ以降はボランチの二人が押し込まれっ放しの展開が予想されたこともあり、前線で一度ボールを止めて、左右に配分してくれる選手が欲しかったものと思われます(と言うか、前半からそうだった。ただし、誰一人欠けさせることなく、+1で…)。しかし砂川をトップ下に据えて、内村を外に開かせるというポジションチェンジに失敗。これは別に札幌の選手が悪いというのではなく、相手が攻撃を休まない中、走れる砂川はボールを追わざるを得ず、フォーメーションをどうこうしている余裕などなかったというのが実情でしょう。効果のほどを見極める暇もなく、宇佐美にドリブルで持ち込まれ、シュートも決められて2失点目。

 ただ、ここは内村と砂川の相性からも、もう少し様子を見ても良かったと思うのですが、監督は砂川トップ下を早々に諦めたのか、宮澤を下げて前田を投入。意図は砂川を入れた時と変わらなかったと思うのですが、この交代により、それまでも上里と宮澤二人で何とか持ち堪えていた中盤が、遂に崩壊。と言うか、あそこで前田を入れるならば、砂川を入れる必要はなかったのでは(三上→前田で、前田トップ下、内村が右へスライドで良かった)。砂川のチェイスはそれなりに効いていましたが、後手に回ったところから相手を一手二手遅らせるのが精一杯。中盤で主導権を失い、押し込まれている状況で、フェホ、前田、内村が前線に並ぶ布陣が効果的だったのかどうかは不明です。前半はコンパクトに保てていた陣形も間延びしてスカスカに。こうなると一人一人の機動力と技術が高いガンバにとってコンサドーレは敵ではありません。76分、交代で入った二川の右からのクロスの先のロチャをしっかり確認していながらヘディングシュートに成す術もなかったと杉山を責めても仕方がないでしょう。

 内村を下げて工藤を入れた最後の交代の意図は判りませんが、相手がしっかり守ってゲームを終わらせに来たためとは言え、前田を一列落としてから幾らか攻撃の時間が生まれ、83分には前田のトリッキーなドリブルによるキープから砂川のクロス、相手のクリアミスにフェホがオーバーヘッドキックで見せ場を作ったりもしただけに、最初の交代が上手く回っていればと残念に思われました。いや、やはり前半で先制出来ていれば、いや、その可能性を高めるためにも櫛引が先発であったなら…。意味はないと知りつつ、タラレバが止まりません。

 いずれにしろ、選手は皆、最後まで戦っていました。勝てるかどうかは別にして、一矢報いようという気持ちは伝わりました。これは希望です。次節は中二日ですがホームです。競技場は厚別です。何とか踏み止まって、また一歩ずつ前に向かって欲しい。順位とか集客とかそういうこと以前に、自分達の汗や努力が報われるように次で取り返せ。今日はそう言いたい気持ちです。頑張れ、コンサドーレ札幌!

Sunday, 9th placed Consadole Sapporo met a league leader Gamba Osaka at the away pitch of Expo ’70 stadium and finally lost it by perfect score of 3-0 for the home team. Actually it was close even unexpectedly at least in the first half. Consadole totally had matched Gamba with aggressive quick playing; every player moved well and worked hard, watched and cared each other, and kept high concentration to read what happens next and prepared for that. The formation stayed in beautiful three lines, and the Brazilian newcomer Ferro sometimes almost reached to Fujigaya’s goal. Arano, the brilliant talent of Sapporo from its youth team and the future team leader, was also excellent. When these two players changed last pas, the moment was the best opportunity for them to make a giant killing.

Consadole’s defence was not better than offence as usual. However, this day they made it up by hard working and teamwork. But it started to slow down for the second 45 minutes, and once it stopped, Gamba players started to hard attack to the other side as if they had saved the power waiting for the time coming. Defensive play against stronger team is definitely harder and more difficult than offensive one, especially when the opponent team exceeds them. As they allowed Gamba to go ahead from free kick that Uehara gave them because of the foul play from his tiredness in the 53rd minute, they lost fair wind and it never came back. Consadole Sapporo fell down before the speed and power and overwhelming quality of Gamba Osaka with more two scoring for the home team and home fans. Changing player also did not work but mostly because of the choice to send who for whom; it seemed to rather confuse players and waste them. Including substitutes, all Consadole players fought very tough till the very last moment. They should be proud of them and keep that playing. 

There is no time to depress; next game is upcoming Wednesday but it is home too. Quickly rest and set for that; never look down, just keep trying, go! Consadole Sapporo!

posted by masamaru |00:35 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(3) |

2013年08月11日

Home victories marked 5 games straight

 実は足の選手だったフェホ。

 21分、相手カウンターからの危機を救う櫛引の守備が、味方二人を経由して日高のクリアーに。これが、結果的に綺麗なカウンター返しになり、手薄になった中央を抜け出したフェホが、寄せるDF二人を振り切る形でグラウンダーのシュート、右から左へ斜めに走ったボールは、ポストを叩いてネットに刺さり、チームは先制。移籍後初ゴールを決めたフェホ本人も、この形での得点を信じて(?)前節に引き続き彼をワントップで起用した財前監督も、嬉しかったことでしょう。ファンとしても嬉しかったです。

 しかし、フェホ以前に今日の札幌が良かったのは、最初から強気の攻撃サッカーに踏み込めていた点。意思統一としてシンプルにフェホを狙うプレーを多用しながらも、2列目の3人、砂川、内村、三上が流動的にポジションを変えつつ、中盤の押し上げを怠らず、それにより相手DFラインを押し込むことで、上原と日高の両サイドバックが高い位置まで仕掛けやすい環境を作るという、まさに“攻撃は最大の防御”を地で行くサッカーを展開。

 しかも、ひとつひとつの攻撃が粘り強く、長かった。上手く行かない時でも、失ったボールを自ら取り戻すプレーや、周囲をサポートする意識が光っていました。ある時は突破、ある時は中とのワンツーで持ち上がるなど、上原と日高の運動量と動きがいつも以上に素晴らしかったこともあり、横浜はペースを掴めず苦しかったはず。流れの中でとは言えサイドの入れ替えも見せるなど、私的には今日のM.O.Mはこの二人です。フェホの得点も、そうしたプレーと時間が相手の心理に与えた影響と無関係ではないと思います。

 センターDFの奈良と櫛引も良かったですが、久々の出場にも落ち着いたプレーと終始攻撃へ繋がる守備への意識を見せた櫛引は、特に良かった。27分には自陣深い位置の左サイドライン際、櫛引の粘りとクリアーがそのままフェホに渡り、先制点の再現かというシーンを作るなど、巡って来たチャンスを逃すまいという強い気持ちが感じられました。両サイドバックが上がりっ放しの分、後ろをケアしていた上里に助けられていた部分も大きいとは思いますが。

 今日の上里は、本当に危なくなる手前で危機の芽を潰す役と、攻撃のブーストアップ、あるいはアクセントを加える役を、文字どおりチームの中心でこなす活躍で、A.M.O.M。特に上原と呼吸が合っていて、観ていて気持ち良かったです。もう一人のボランチ、堀米も、ガッツ溢れるプレーと豊富な運動量で起用に応えていましたが、周りが良かったこともあり、やや判断ミスと単発のプレーが目立ちました。

 ところが後半、52分の三上のキープからフィード、フェホが裏に抜けてシュートという良い攻撃の後、フェホが前田に負傷交代すると、流れが相手へ。全体的にやや脚が止まったこともあり、相手ボールの時にパスの出し手へのプレスが弱まると、自陣でもズルズルと持ち込まれてしまう悪癖が顔をもたげ、61分と62分には立て続けに高地にフリーでシュートを撃たれるなど(どちらも決まっていておかしくなかった)肝を冷やしました。

 しかし63分、砂川のロングパス一本で内村がペナルティエリア内に侵入したプレーで持ち堪えます。相手の時間帯にこういうプレーがあると、チームは楽になる。そこを逃さなかったベンチワークも良かったです。69分、財前監督はガスの切れた砂川を下げて榊を投入、再び前線を活性化。81分、横浜が最後の交代カードとしてカズを投入すると、85分、上原の負担を軽減すべく内村に替えて松本を入れ、守備を強化すると同時に、しっかり逃げ切れというメッセージをフィールド上の選手に伝えました。素晴らしかったと思います。何より、ゲームにおける必然性なく、レを使わなかったのが良かった(こうなると、いつもの難解な采配にも、実はこういう納得できる意図があるのだろうかと、ますます悩んでしまいますが…)。これが89分、攻撃から解放したはずの上原のロングフィードから、相手ゴールキーパーのクリアミス→榊のエアリアル・ループシュート(!!)がバーヒット→詰めた三上のゴールで追加点という展開に結び付いたのは皮肉でしたが(笑)。

 これでホームに限れば5連勝。アウェイで強かったりホームで強かったり、変動があるのは選手の出来と同じですが、連勝が悪いわけはない。この流れを大事に頑張ってもらいたいと思います。星も再び5分に戻しましたし、次勝つとジャイアントキリングですから盛り上がりますよ!頑張れ、コンサドーレ札幌!

Hot Sunday even for Hokkaido, Consadole Sapporo met Yokohama FC on the holly home pitch of Atsubetsu Park Stadium and finally beat it by a score of 2-0 incruding Brazilian high tower Ferro’s first goal in J league game. With this victory, Consadole extended its home game winning streaks to five.

From the start, Consadole’s front players’ pressure worked. Uchimura, Sunakawa and Mikami played very flexible and aggressively, and it made both sides back Uehara and Hidaka joining attack. 21st minute’s Ferro’s scoring left two difenders behind and hit Shibasaki’s post and net with beautiful diagonal grounder was from one long clearance of Hidaka to Yokohama’s counter attack and it rather could be planned; this day’s Consadole had seemed to set Ferro as its target in the front line, still, it could not be done without the patient tough playing before that.

For Sapporo, center defenders Nara and Kushibiki were also good; they kept working hard and tight with high concentrations. Especially, Kushibiki’s performance never showed the time that he had been off the game. Uesato who cared the defence line and connected the defence to offence in the center of the field was also good. After Ferro’s leaving because of something wrong on his leg, once they got slow down amid of the second half and allowed the visitors charge, hanged on with substitutes. Maeda covered 
Ferro after all playing a little harder than usual and the latest goal of Mikami was also assisted another substitute Sakaki’s super play; aerial scoop up shot to long feed from Uehara in the other side’s bottom to hit the goal bar for Mikami.

This season Consadole has had difficulty in staying good play especially after winning game. Next match is to Gamba Osaka; difficult team and difficult atmosphere of away stadium is expected but it is a big chance to make a change. Don’t be afraid, just go, Consadole Sapporo!

posted by masamaru |23:23 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(7) |

2013年08月04日

Lost balance, lost game

 財前監督の用兵(あるいは戦略)は難し過ぎます。前々節、前節と、下位相手なら前線から押し込み、外に振って崩して再び中で決める攻撃的なサッカーで気持ち良く勝てることを証明していながら、今節、前節まで9戦勝ちのない富山相手に、そうした攻め手をがらりと変えた、あるいは変えざるを得ない布陣を選択。

               フェホ

     三上   内村   荒野

            上里  砂川

上原  ソンジン  奈良   日高

                杉山

 降り出した雨が結構激しかったようですが、そうした天候の変化を読み、前2試合の戦い方では何かしら不利が生じると考えてのものだったのか、富山を実際の順位以上に警戒していたのか、あるいは今後の対戦相手のスカウティングを惑わす意図があったのか、練習で余程手応えを得ていたのか、真実のほどは判りませんが、どう見てもわざわざ面倒なやり方を選んでいるようにしか思えません。

 まず、なぜ、ワントップを三上からフェホに変えたのか(三上に対して懐疑的だった私が言うのも何ですが)。ここのところ前線は選手の判断で割と流動的にポジションを入れ替えていて、アナウンス上誰が何処でも大勢に影響がなかったのですが、フェホを入れて(フィニッシュ手前で)放り込むサッカーをファーストチョイスにしたことで、決めの一手の融通性が失われたように見えました。キープ力に光るものを見せて好調を維持していた三上も、一列落ちて、より求められるのは決定力となったことで威力半減。あの位置で使うなら岡本だと思うのですが、ベンチにもいなかったところを見るとコンディションが悪かったのか、警告累積で出場停止だったでしょうか。上里と砂川のボランチも、攻守を分担するならともかく、横に並んでしまったことで双方の持ち味が半減される、あまり効率的とは言えない配置だったと思います。

 また、これは今節に限ったことではありませんが、内村のトップ下は、得意の裏に抜ける動きのために一度外に開かなければならないのがもどかしく、反対に荒野の右サイドは、外に引っ張られる、守備に引っ張られるで相手ゴールから遠ざかりがちなのがもったいない。確かに内村自身は器用で、ポジションを選ばないかもしれません。実際個人技から幾つもチャンスを作ってくれますが、それでも彼からのラストパスよりは、彼自身のフィニッシュを引き出す攻撃の方が効果的だと思うのですが…。どうでしょう。

 案の定、試合は序盤から、双方が攻め手を探っているとも欠いているとも見える展開に。それでも17分には砂川の正確なロングフィードを足下に収めた日高が得たCKで、上里の速いキックを上原が打点の高いヘディングで捕え、直後にはその上原が自ら高い位置で粘って上げたクロスに今度は内村が頭から飛び込むなど、得点にこそ至らなかったものの次第に札幌が自力で押し込むかに見えたのですが…。

 気を抜いていたとも思えませんが、25分、流れの中でフリーになったソ ヨンドクに間隙を突くようなロングシュートを決められ、先に失点。ただその後も、ロングボールがフェホに渡らなくとも、拾いに走る前線の選手が元気なうちに追い付ければと思わせる空気を維持、前半終了間際には砂川のCKをソンジンが頭で折り返し、日高がヘディングシュートを放つなど立て続けに惜しいシーンも生まれ、メンバーを変えずに望んだ後半、上里のFKから三上のシュート、GKが弾いたボールに内村が詰め、62分、先の東京V戦の再現のようなゴールで遂に同点に。内村はこれで4試合連続得点。まさにエースです。

 69分、フェホを下げて宮澤を入れたのは、宮澤をボランチに入れて三上と砂川をそれぞれ1列上げる、つまり前2試合で機能した形に近付ける意図だったものと思われます。しかし実際には、チームとしてその変化に対応できず、却ってフォーメーションに歪みや穴を作ってしまいました。77分、またしても一瞬の隙を突かれたように、直前に交代で入ったフレッシュな木本にサイドから抜かれ、上がったクロスをニアに詰めた舩津に角度のないところから頭で決められ、再びリードを許します。

 77分の砂川から前田、79分の三上から工藤の交代は、まあ、ベンチの面子からして他にどうしようもなかったようにも見えますが、最初の交代、いやそもそもスターティングラインナップを間違えたツケとも言えるのではないでしょうか。前田にしても工藤にしても、前線でボールを受けてナンボの選手でしょう、押し込まれて劣勢の戦況を好転させる働きを望めるとは思えません。かくして、85分には相手CKから、これも交代で入った三根に駄目押しの3点目を決められて万事休す。

 プレーオフ圏内の6位が見えて、変に気負ったり迷ったりしてしまったのだとしたら残念です。結果を出している攻撃的なサッカーを貫いて、負けが込んでいて後がないチームのカウンターに沈んだとかいう方が、断然良かった。前向きに捉えるなら、自分達の力量を今一度思い知ることが出来たことと、せっかく掴んだ流れを逃しかねないセオリー破りは、下位相手でも危険と判ったことが、今回最大の収穫でしょう。いずれにしろ、今出来るのは、切り換えて次に臨むことのみ。来週はホーム厚別です。きっちり建て直していただきたい。頑張れ、コンサドーレ札幌!

Sunday, at rainy night game on the wet pitch of Toyama Athletic Stadium, Consadole Sapporo met Kataller Toyama and lost the game by a score of 3-1 for the home team. Consadole failed in expanding its winning streaks to three again.

Zaizen made some changes on the starting lineup for this game but the key of that, Ferro in the top position neither worked as target nor as finisher; it could even confuse team and slow it down. Putting Uesato and Sunakawa in a row in the center of the team was same. It should have been vertical at least for them to find the best roll for each. The team lost balance and players got lost on the field because of this change and allowed Toyama to go ahead in the 25th minute with Seo Yong Duk’s beautiful long shot.

The ace Uchimura’s 62nd minute’s equalizer that he rushed to the reflection of Mikami’s shot and marked goal four game straight once seemed to pull up them again but actually it never happened. About substitutes work, winner was also Toyama. Soon after Uchimura’s goal, Zaizen gave up Ferro and sent Miyazawa maybe to replace Snakawa with and to move forward Sunakawa and Mikami one step each, however, it rather helped Toyama to hang on and rebuilt their play; and in the 77th minute, they got back the lead again with fresh performance of Kimoto who had been sent to the pitch just before that. Conversely, Zaizen’s next choice Maeda and Kudo might be for deferent situation like what they want a little more spice up to finish when they totally overwhelmed the game. It would not work over all. Toyama's another sub, Mine's latest goal decided the game.

It was unfortunate for Consadole players that their manager’s preparation missed the point; still, each of them was never bad. There were some good plays and good try too. Maybe little fixes or switch on the players’ position and more practice will turn it better. We always can learn something from bad result. Get over that and come up, Consadole Sapporo!

posted by masamaru |23:57 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(6) |