コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年11月24日

第33節 横浜M戦/VS Yokohama F. Marinos (Nov 24th, 2012 at Sapporo Dome)

 前回、ホーム最終戦はファンを楽しませる人選も有りと、確かに書きました。ただ、中山雅史ベンチ入りとか、そういうことではなかったのですが…。

 とは言え、ファンサービスには熱心な石崎監督が、できれば勝ちたいこの試合でFWに選んだのがまたしても大島だった事実は、ターゲットかつボールの収めどころとして彼に寄せる信頼の大きさと、それが物語る厳しい台所事情を逆説的に証明していますし(見落としがちですが、実際、他にこれという結果を出しているFWもいないのです)、代表クラスのタレントを複数有し、ACL出場を諦めていないマリノス相手に、コンサドーレが試合で魅せられるとはちょっと考えづらいことを思えば、(幅広く)集客に繋がる話題作りや、実際にスタジアムに来たファンを楽しませるための何かと言えば、ゴン中山の復帰が最も確実だったのかもしれません。果たして、かつて数々のドラマを生んで来たホーム最終戦も、今季ばかりはこれという見せ場もなく0-2の敗戦。失点を2で抑えたのは、今のウチにしては頑張った方でしたが…。

 今節、札幌はやや攻撃的な布陣。2列目の左サイドに岩沼、中央に岡本と古田、右サイドに前という配置は、今季ここまでクロスに可能性を感じさせる岩沼をより前線に近い位置でプレーに絡ませ、スピードと運動量のある残りの3人が、大島が落としたボールを拾ったり、ドリブルで運んだり、スペースに抜け出したり、シュートしたりを、流動的にポジションを変えながら比較的自由に出来るようにとの意図だったでしょうか(表現を変えれば、何でもいいから点を取って欲しいという願い)。正直、面白いかもと思いました。

 現に、開始10分で奈良(?)の不用意なバックパスから大ピンチを招いた直後、前→岡本→古田のシュートまで行ったプレー(不運にも味方に当たってしまう)や、13分、河合のロングボールを大島が落とし、古田のシュートでCKを取ったシーンは、“あるいは…”と期待させるものでもありましたし。しかしそこでのサインプレーを、時間をかけた挙句に芸のない放り込みで終え、あっさりチャンスを潰すなど相変わらずの勝負弱さを露呈すると、守備の拙さが目立ち出します。

 20分、俊輔のループシュートを高原が弾き上げた場面は、防いだ彼を褒める前に、あれだけゴール前に人数がいて、何故あんなに危険な選手に自由にドリブルさせているのかが不可解。続くCKから中澤のバイシクルシュート、更に詰めたドゥトラのシュートというピンチも、良く失点にならなかったと不思議なくらい。これで早くも腰が引けたのか、結局、岩沼は守備に追われ、いつしか最終ラインに吸収される形に。その分、ヤスが左のスペースをケアすることになり、反対サイドの前も(対峙しているのがドゥトラということもあり)なかなか前線でプレーする時間が増えず、気付けばトップ下はスカスカに。攻撃の時間を増やせない→守備で消耗という悪循環の始まりです。

 そして最初の失点は32分、俊輔のFKの跳ね返りを兵藤がヘッドで落とし、サイドを上がった栗原から、ゴール前へ斜めのグラウンダーが入ると、抜け出した斎藤学がヒールで決めてマリノスが先制。まるで案山子のようだったウチのDFもあんまりですが、スペースの使い方とプレーの正確さという点で、レベルの違いを感じました。マリノスのサッカーは全般的に落ち着いていて、割とゆっくりボールを回すのですが、そこには自信と意図がある。時間をかけることで味方を集めたり走らせたりして、チャンスを作っているわけです。せっかくのチャンスに持ち過ぎることで、相手の守備を助けてしまうウチとは対称的。

 守備だけなら、コンサドーレの選手も全体としては身体を張って我慢強く戦っていたと思うのですが、相手のプレーを遅らせるのが精一杯という印象。攻撃では、47分には再び大島の落とし→古田→前のクロスまで持って行くも得点には至らず。チャンスを逃すとしっぺ返しの法則のとおり、50分には斎藤学に2点目を許してしまいます。兵藤とのゴール前でのワンツーも見事でしたが、シュートの思い切りの早さと、脚の振りの速さはそれ以上に素晴らしかった。

 札幌は選手交代も、何処かちぐはぐしたものに。57分に砂川を入れたのは、岩沼をボランチにすることで、より中盤を安定させたいのと、攻撃の組み立て云々以前に何らかの形で(砂川のキックから)点が入る可能性を増やしたかったのだとしても、芳賀を下げるというのは(負傷でもない限り)理解に苦しみます。どう考えても、この日あまり良くなかった山本真希だったのでは。しかも63分には、ヤスを下げて(!)榊を投入。どうしても大島を残したいのだとしても、ここも替えるべきは山本だったでしょう。この後システムを4バックに変え、岩沼が左サイドバックへ(対応してしまう岩沼が何気に凄い)、河合が前目のボランチとなった時に、山本が完全にもったいないことになっていました。残っていたのが芳賀なら、むしろベストに近い配置だったのでは。まあ、その後失点はしていないので、さしたる問題ではなかったかもしれませんが。

 攻撃では、71分に岩沼のフィード→榊→砂川→榊と繋いで作ったチャンスは、サイドからのショートパスとランを活かした素早いカウンターという、昨季の札幌の良さを思い出させるもので、81分、榊が前線からのプレスで奪ったボールを受けた砂川が遠目からシュートした場面や、直後の榊→大島→古田→榊でゴール前まで行ったもののグズグズになって終わった場面など、榊が入ったことで何かが起こりそうな雰囲気もあったのですが、所詮そこまで。榊はあそこで結果を出せないようでは、次節も控えが濃厚でしょう。

 89分、当初のプランどおり(?)中山を入れて(大島を下げて。つまり、石崎サッカー的に勝ちの目を減らして)終了。社長挨拶、監督挨拶など、テレビで見ていても痛々しかったです。選手もさぞ、情けなかったり悔しかったりしたのではないでしょうか。幸い、アウェイですが、まだ1試合残っています。その気持ちをぶつけてもらいたい。新潟をきっちり道連れにして、シーズンを終えましょう。我が家は来季新潟に行きたいので、頼みます。頑張れ、コンサドーレ札幌!

Saturday, Consadole Sapporo met Yokohama F. Marinos at Sapporo Dome and failed in winning the last home game of this season; lost it by 2-0 for the visitor. On the starting lineup of Consadole and disposing it, there was a hint of attempt to be more aggressive; Iwanuma and Mae had been putted on each side of the pitch, higher than usual, with also offensive center midfielders, Okamoto and Furuta. They could be expected to work around only forward Oshima taking advantage of his height and physical strength and it actually seemed to be not bad; sometimes it was even close. Though did not work in the end…

The first scoring of Marinos in the 33rd minute with Saito’s heal shot to a diagonal grounder from Kurihara was an art of soccer. Saito also scored in the 50th minute to decide the game with his quick stinger shot after short pass change with Hyodo in front of Takahara’s goal; it was really beautiful and stunning. The prospect and confidence kept threatening Sapporo almost whole 90 minutes that he played. Marinos’ play style using enough time to build up its attack or to draw teammates’ good performance with the accurate passes and organized moving was one that Consadole never match for. Sapporo defended well but spent the players and time too much for that as usual. They were always too careful more than necessary and indecisive to shot when they attacked.

For Sapporo, substitutes did not work well or Ishizaki sent them wrong. Sakaki spiced it up with his speed and agility, and some good tries full of fighting spirit; still, could not reach any goal finally. One of the most famous soccer player in Japan, Nakayama Masashi’s coming back on the pitch was only thing they could do for this day’s fan. Closing season ceremony must have been so bitter and cold for the team and club.

The last chance to make it up is next game, the final match of this season in Niigata. Albirex is now in second bottom place with a slight chance to stay J1. Pull them down and fall together in J2 at least to mark our foot stump. Do it, Consadole! I’d like to visit Niigata to enjoy the game and good seafood and sake there!

posted by MasaMaru |20:26 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(4) |

2012年11月18日

「ポーランドポスター展」と「企画展示 魅惑の日本の客船ポスター」/“Polish Poster ’50-’60” and “Japanese Ship Company’s poster”

Polish Poster '50-'60 and Japanese Ship Company's poster 芸術の秋です。

 この日曜日は地元横浜で開催されているふたつのポスター展、「ポーランドポスター展」と「企画展示 魅惑の日本の客船ポスター」に行って来ました。

(写真は最寄りの馬車道駅構内の「ポーランドポスター展」のポスター)


Polish Poster '50-'60 and Japanese Ship Company's poster 結果としてはどちらも大変楽しめるものでした。

「ポーランドポスター展」は、ポスターアートそのものとしての価値の高さに加えて、映画や舞台、サーカスのような、楽しいものであるはずの告知にさえ隠喩や寓意、警鐘を織り込まなければならない彼の国の歴史と背景、その中で発展した芸術と文化について学ぶことが多かったです。


Polish Poster '50-'60 and Japanese Ship Company's poster 頑張った脳に糖分のご褒美。

 ミュージアムショップに併設されたカフェで食べたポーランドの伝統的生菓子「クレムフカ」、別名「法王のケーキ」。パイ生地とカスタードクリームの食感のコンビネーションと甘さの度合いが絶妙でした。


Polish Poster '50-'60 and Japanese Ship Company's poster「企画展示 魅惑の日本の客船ポスター」は、こちらも我が国の歴史と社会において、船社と船の役割がどう変遷して来たか、ポスターの性質や意味、情報発信の手段として内容や対象をどう変えて来たかが判る、非常に興味深いものでありました(入場料200円安過ぎでしょう)。

 個人的には、常に奇抜で大胆、先鋭的で挑戦的なデザインとモチーフでこの業界(?)を牽引した大阪商船のポスターが一押し。是非多くの人に観てもらいたいです!


Sunday, Ms. N and I went to two exhibitions that has been held here in Yokohama; “Polish Poster ’50-’60” and “Japanese Ship Company’s poster”. “Polish Poster ’50-’60” was interesting to know the history and back ground of Poland, and to learn the art and culture that had gone through that with those posters. Many of those were good intricate and allegoric and thought-provoking. We also enjoyed Polish sweet at the café in the museum shop.

“Japanese Ship Company’s poster” was very interesting too. It showed us how the merchant service of Japan changed and worked in its history and society and how the ships have been taken its part. We spent the day really nice with an intellectual stimulation!


posted by MasaMaru (横浜在住) |22:19 | Entertainment | コメント(0) |

2012年11月17日

第32節 鳥栖戦/VS Sagan Tosu (Nobember 17th. 2012 at Sapporo Dome)

 見事な逆転負け。ただ、(負け惜しみっぽいけれど)ウチが出来ることと駄目なところ、同じ昇格組の鳥栖と、現状で何故ここまで差が付いてしまったかを見る意味では、良い試合だったように思います。鳥栖のプレーには、結果を出すことが次の結果に繋がるという、普遍的な法則の存在を再認識しました。

 開始10分で既に、鳥栖が点を取ろうとし、札幌がクリアーするという構図が出来上がっていました。鳥栖は、やられるつもりは全くない攻め方。両チームの位置関係(選手の精神状態)もあるとは思いますが、札幌は最初から“最終的に凌ぐ自分達”をイメージしているようなプレーで、大島がポスト、内村が衛星という役割はともかく、全体としてどういう入り方を考えていたのか、遂に判らず終い。

 そんな中、今のウチの数少ない希望でもある若い選手―前、岡本、岩沼、古田らが、“トライすればチャンスは生まれる”という前向きなプレーで抗っていたのは、予想外に良かった点。特に目立っていたのは岡本。まず19分のシュートが好判断。勝てていない選手の心理として、手にした可能性をどこまで大事にしてどこで思い切るのかは難しいと思われますが、今日の彼はその決断が冴えていたように思います。30分の左サイドでのドリブルや、44分、相手陣内でマイナス方向へのプレスからボール奪取、向き直って前方へスルーパスというプレーもそう。結局、これを受けた古田がペナルティエリア内で倒されてPKを引き出し、内村が落ち着いて決め、これ以上ない時間帯で先制することができました。

 ヤスは、後半に入ってからの49分、やはり前線でセカンドボールに詰めて右サイドに繋いだシーンや、50分、大島のシュートミスを拾って、切り返してCKまで持って行ったシーンも素晴らしかった。こういうプレーは、味方も温めます。走れば、動けば、チャンスが来るという気持ちが、特に守備でチームメイトがボールを持った瞬間に前を向いて“何か”に備えている選手の数を増やし、それがミスや精度の低さを人数で補える態勢を作るのだということが、良く判りました(その“何か”が明確に意図された約束事であれば、次はその“戦術”の善し悪しという段階になるのでしょう)。

 それでも53分には、豊田の強さと高さ、つまり今季の鳥栖の力を思い知らされる失点。奈良が完全に空中戦で競り負けていました。しかし下を向くことなく戦い続け、直後には古田の美しいCKをその奈良が頭で押し込み、自身のJ初ゴールで再びリードするなど、ドラマも呼び込む勢いさえ感じていたのですが…。

 66分、苦手なセットプレーからまたしても追い付かれた場面では、前が完全にボールウォッチャーになってしまい、背後から来た選手に頭を合わされてしまいます。そこまで功を奏していた、攻撃的な選手の守備的配置が仇になったと言えるでしょうか。それでもまだ持ち直せそうだったのですが、この辺りから何故かウチの選手の動きが悪くなり、遂に逆転された71分には、完全に“いつもの”悪い札幌に戻ってしまっていました。人数はいても有効なポジショニングができていない最終ラインと、そこに吸収され、クリアーに忙しく、相互に連動した攻撃を開始できない中盤、孤立するか下がり過ぎるかで、脅威になれない前線。そんな状況で内村から榊、岡本から近藤という、最後まで大島にこだわった選手交代にも疑問は残りますが、結局、自分達の良いプレーや状態を90分通して続けることは出来ない、そこが弱さなのだと思います。選手だけを責めることもできませんが…。

 鳥栖はひとつひとつのプレー単位で、諦めない姿勢が板に付いているように感じました。他のチームに比べればミスも多く、正直そこまでの力の差は感じなかったのですが、結果的にそういうプレーがチャンスの多さに繋がっている。加えて今季J1できっちり勝ち点を重ねて来た経験による試合運びの巧さ、潮を捕える巧さがありました。今回は特に、そこに敗れた感が強い。

 対して札幌は、先に書いたような良い時間帯にさえ、チーム内に温度差があった。空気が読めていない、チャンス(ピンチ)を感じられていない選手がいたように思います(具体的には大島とジェファン)。そういうところを決して見逃してはくれない。J1とはそういう舞台です。

 泣いても笑っても残り2試合。そして次節はホーム最終戦です。勝敗が成績に意味をなさず、勝利にこだわった布陣でも勝てる確率が少ない以上、ファンを楽しませることを重視して、ベストのプレーができる選手より、躍動感や情熱や若さを感じさせる選手を起用しても良いかもしれません。勝っても負けてもセレモニーは少々肩身の狭いものになると思いますが、その前にドームを沸かせてみよう。頑張れ、コンサドーレ札幌!

They went ahead twice, lost the lead twice, and finally fell behind. Consadole Sapporo that met Sagan Tosu at Sapporo Dome Saturday lost the game by 3-2 for the visitor with great disappointment.

It was not so bad first actually; Consadole had not be able to even start their plan against strong pressure from opponent as usual but some aggressive tries and decisions of vigorous young players such as Mae, Iwanuma and Okamoto brought them going ahead with Uchimura’s latest penalty kick in the first half. Okamoto’s press to Tosu defender, intercept and through pass to Furuta that drew another defender’s foul in the penaly box was especially good. It could cheer and make the team confident.

The 53rd minute’s Sagan’s ace striker Toyoda’s equalizer header really showed his super height and physical strength that made perfectly unexpected their breakthrough in J1, still, right after that also Sapporo got forward again with Nara’s fine header to Furuta’s corner kick as his very first goal in the league, paying off what he failed in block Toyoda. It seemed to be even or more for Sapporo even though Tosu pulled them back into the game in the 66th minute. This day, many Consadole players had felt how the teammates move or try next and believed or prepared for that and took advantage of that. However, when it comes to what believe in itself, Sagan players exceeded. They kept pushing the rival until the defence start loosening because of tiring and fear to pick and break, and finally made it true in the 71st minute; it totally beat down Sapporo.

When the last season finished, Tosu and Sapporo promoted to J1 together and they were both low-budgeted new comer this season. There were not so big deference of quality for each player between the two teams as the other game we saw but in total, Sagan and Consadole were obviously deferent. It was unfortunate for Sapporo that they had many injured players including Maeda; the real key player of this season’s their original tactics. They cannot count on experienced players enough when young talents lack experience. They neither can fix the starting lineup nor how they play. It has caused that they cannot play steady or organized to help each other. They have been short in real defenders since the start so always need to think about playing defensively almost too much carefully. It has caused that they cannot keep trying to play more aggressively and creatively. It could be deferent if there was super striker who can make everything alone, though I never like that soccer….

For the rest of two games, more exiting playing might be expected rather than safety but quiet one. Fans already saw that enough. Next Sanday’s Sapporo Dome is the last home game of this season. Delight us once more for the best of you, come on, Consadole Sapporo!

posted by MasaMaru |23:43 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(4) |

2012年11月09日

第31節 広島戦/VS Sunfrecce Hiroshima (Nobember 7th. 2012 at Hiroshima Big Arch)

 優勝を懸け何が何でも勝ちたい広島とアウェイで対戦。普通に考えて札幌に勝ちの目はありませんでした。事実3-0の完敗。ただ、チームとしての力量の差ほどに点差を開かせなかったのは、ひとつ頑張ったと言えるかと。

 少なくとも入りの15分は良かった。今節はワントップに内村が復帰。そして重要なのはその役割が、ボールを収めること(楔のターゲット)を第一とした1トップではなく、むしろ2列目からのラストパスに応えて点を取ることを狙いとしていたところ。

 今季の“札幌スタンダード”は、攻撃時はまず1トップにボールを当て、それを前線からの守備とシャドーとしての得点を兼務させられている2列目に展開させるというもの(つまり一度下がる)。しかしこの日はその2列目=岡本と荒野が、先にボールに絡み、前に押し出すという、“ブーストアップ”を意識した配置になっていたように思います。内村はポストもこなしますが、基本的にはフィニッシャーで、しかも相手ゴールに近いところで鼻が利く選手です(したがって本当は2トップ向きと思うのですが)。昨日は、ターゲットから解放されたことで相手にとってより嫌な位置で自由になれていて、最前線からのプレスも含めて、活きる可能性はあった。

 守備も予定した通りに出来ていたはず。今回も3バックと発表していましたが、実際は両サイドの岩沼と古田も下がり、5人が横に並んで、とりあえず相手の侵入経路とシュートコースを消す作戦。これが意外とハマっていました。高い集中力をもって互いをサポートすることで、何処かで個人が負けることがあっても持ち堪えられる、人数をかけていることに意味がある状態を作れていました。加えてラインを高く保てていたことが、守り切った後、両サイドの二人がそのまま攻撃へ移行するのを容易にしていたと思います。

 また、この時ターゲットである1トップが1本のパスを待っている状態であったなら、物理的な距離とキックの精度のなさによりスローダウンするか、チャンスをふいにしてしまう、いつもの札幌だったと思うのですが、ここで岡本と荒野が積極的かつ流動的にボールに向かって行くことによって、攻撃の形(選択肢)に幅が生まれ、結果、しっかり守ってそのまま攻め上がるという、観ていてプランが実感できる形にはなっていました。

 もっとも、それもこれも先に失点するまでの話でしたが。例えば、5分の古田の上がり、直後の岡本の相手ペナルティエリア内でのプレー、あれが惜しいで終わらず、何かが起きるようであれば、アップセットもあったかもしれませんが…。起こせない。起こせないから、この成績と順位なわけで。

 そして相手はワンチャンスをきっちり決めて来る。そこまで本当にウチの守備は悪くなく、最も怖い選手である佐藤寿人も河合が良く警戒している印象があったのですが、17分、森崎浩司→高萩→佐藤寿人とワンタッチのパスを通され、たまらずゴール前で佐藤を倒してしまった櫛引がイエローカードを受けると、このPKを森崎浩司に決められ失点(高原も良く反応していましたが…)。先制されると、やはり弱気になるのか、その後はラインが下がり始め、内村も前に張っていられなくなり、全体的に雲行きが怪しくなって来ました。それでも24分には岩沼、荒野、宮澤辺りで回転するようにポジションを入れ替えながら持ち上がるなど、失敗に終わったものの見せ場もあったのですが、31分に今度は青山のロングフィード1本から佐藤に決められ再び失点。この時は河合がしっかり佐藤に付いていたのですが、それでも脚を振り切られてしまいました。凄い選手です。

 広島の選手はパスが上手く、こちらがボールを持った時にプレスに来るのが早く、その接近スピードも速かった。札幌も悪くなかったのですが、やっていたことが通用せず失点したことで、リズムを崩したか、時間と共に選手同士の間隔や判断にズレが見え始め、そこを突かれたり、ミスからピンチを招いたりする場面が増えたのが残念でした。

 後半も、開始早々に内村のキープでチャンスを作るも時間をかけ過ぎ、最後には相手のカウンターになってしまうなど、あと一息を何とかできない、もどかしいサッカーが続きました。別に脚を止めている選手がいるわけではないのですが、特に攻撃時にボールの動きが悪い。“そこだ!”というチャンスに決定的なパスが出ることはほとんどなく、必要以上に時間をかけた挙句、機を逸してばかりいるように見えます。何故なのか。

 観ていて感じるのは、ボールの持ち手が(局面を一歩進めるために)自分でボールを持って運ばないことと、周りの選手、つまり潜在的なパスの受け手が、人のいないところに走り込まない、パスコースを作っていないということです。しかも両者は、前者がそれにより相手守備を引き付け、後者のためのスペースを作れない、後者がそれにより相手守備を釣り出し、前者の負担を減らすことで機動性を上げられないという点で、負の相乗効果を生んでいる。もちろん、やろうにもやらせてもらえなかったり、無理にそれに挑んだ結果としての不利な状況を嫌ったりもあるとは思うのですが…。ただ、相手は当たり前のようにそれが出来ている。だから強いわけです。佐藤寿人は確かに素晴らしい選手ですが、広島のサッカーを見ていると、むしろ彼一人が凄いのではないということが良く判ります。

 逆に後半、それほどの相手が、フレッシュな選手も入れて来ながら、チャンスの多さの割になかなか追加点を上げられなかったのは、ウチの守備が良く踏ん張っていたからだと言えるでしょう。まあその分、最初は見られた守備から攻撃への切り替えは完全に消滅、荒野を前田に替え、前線に動きよりも足下の技術を求めるも機能せず、内村を近藤に替えることで縦への推進力アップを狙うも、散発的に繰り出されるカウンターに迫力をもたらすには至らず。78分の大島投入は、守備の人数を減らさずに、最小のチャンスをシンプル(簡単)な攻撃で最大限に活かそうという意図だと思うのですが、その“いつものポストプレー”が成功することの方が少ないのは、我々ファンも良く知るところで、86分には、苦手なコーナーキックから、これも苦手な高くて当たりの強い選手(水本)に押し込まれ、力尽きました。

 個人的には、観ていてつまらない類の試合ではありませんでした。岡本が少しドリブルを思い出したようなのも嬉しかったです(36分は腰が浮きました。44分のミドルシュートもgood)。次もこの布陣で行って良いのではないでしょうか。後は、各選手に、それぞれのポジションで、もう少しずつトライして欲しいのと、味方の良いプレーをイメージして、その動きや次に来るチャンスを感じて欲しい。今季もうひとつくらい勝ちましょう。次こそ頑張れ、コンサドーレ札幌!

Wednesday night J league game at Hiroshima Big Arch played between Sanfrecce Hiroshima and Consadole Sapporo ended in 3-0 perfect victory for the home team. With this result Sanfrecce stayed a position of league leader and got closer to this season’s J1 champion that now it seems they deserve.

Saufrecce’s soccer is really beautiful. This day, the compact quick well-trained playing was full blooming enough to overwhelm the opponent. Players were organized but also creative. The decisions were always simple but its back ground was actually elaborated. They kept moving whole 90 minutes for the teammates and their next play, sometimes it was next next play. The best time to see the essence of their soccer is when they start attacking after defence; it was so naturally and quickly that when it was found it was almost done. Especially, when Hisato Sato drew Kushibiki’s foul for Koji Morisaki’s penalty kick goal in the 17th minute, Sanfrecce took only two touches from near the center of the pitch to Takahara’s goal. The quick sharp passes seemed like a small lightning and Sato’s run was a fresh breeze. He also ran to the long feed from Aoyama to score in the 31st minute but at that time he was like a sleek catlike predator and this play was excellent. But those were never because of some super players like Sato; their hard work and accurate play were just a part of the team quality. That is great.

Consadole players were not so bad too, at least for them. Ishizaki made some changes on the team for this game; he put Uchimura in the front line as an ace striker and charged Okamoto and Arano with the attack making. For the defence, five defenders in a row blocked out Sunfrecce’s intrude and actually the both sides’ players Furuta and Iwanuma were preparing for the counter attack with their speed. It really seemed to work for the first 15 minutes but once they allowed the rival to go ahead, slowly stepped back and got busy to defend, just continued the narrow escapes, and got tired and indecisive and fell down to the end as usual. Still, a score of 3-0 could be worse. They did well. Though it was never match J1 game, Okamoto and Iwanuma showed good plays. When they take more communication and feel each other, it must get better. Go for next game, Consadole Sapporo! 

posted by MasaMaru |00:53 | Foot ball/Consadole Sapporo | コメント(3) |