コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2008年07月28日

秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^)

先週後半は秋春制について盛り上がり(?)ました。


厳冬期の試合は考えていないにせよ,初冬や早春に試合をするのは寒冷地のハンデが大きいですから,札幌サポの多くが問題視するのは当然のことだと思います。

私も秋春制についての疑問で素朴な疑問を提示してきましたが,「秋春制移行」というのは単純に真冬に試合をやることではないことは以前からequipさんの記事を読んで理解していましたし,私の書き込みの直前に出たwhiteowlさんの「秋春制に私は賛成です。」も同趣旨のものだと思いました。equipさんの記事もwhiteowlさんの記事も,どちらも秋春制移行の必要性とかメリットについて書かれています。

その後,whiteowlさんが「秋春制に反対する人への疑問」で,「真冬に試合をするのは無理」という反対論に対して「非常に噛み合ってないというか違和感があります」と書かれたことがきっかけとなって,その後は話がかなりかみ合うようになってきたと思います。非力ながら私もささりこんでしまいましたが(^^;,その後に書いた「秋春制だと日程はどう組む?」(この記事の目的は「秋春制移行はすぐには無理」ということを明らかにすることでした)にwhiteowlさんからコメントをいただいくうちに,whiteowlさんも(形の上では「賛成」とかかれてはいますが)決して「全面賛成」ということではないのだと知りました。むしろ秋春制移行の問題点や雪国のクラブが抵抗しなければならない(譲ってはいけない点)については「反対」と言っている人よりも明確に認識されていると知り敬服しました。

そして,whiteowlさん(そしてequipさん)のおっしゃりたかったことはこういうことかな,と想像しました。

こういうデメリットもあるけど(特に雪国のクラブには不利だけど),こういうメリット(というか大義名分)があるので,今すぐ出来ないとしても,いずれそのような方向に進む可能性が高い。そうなったときに備えて,札幌にとっての問題点を整理しておき,不利益になる部分が少しでも減るようにうまく立ち回らなければ。
(と,勝手にまとめてみましたが,whiteowlさん,equipさん,もし違っていたらごめんなさい。)

だとしたら,それは私も同じなんです。違いがあるとすれば私なんかよりお二方のほうが,ずっといろんなことを知っていらっしゃる,という点でしょう。

そういう思いは,whteowlさんの
「秋春制のまとめ -デメリット編-」
「秋春制のまとめ -メリット編-」
を読むにつけ,やはりそうなのだ,という確信に近いものになりました。(^^)

いや,私なんかよりずっと前にGekiteiさんがご指摘なさっていたようなんですけどね。:-)


そういう意味では,秋春制の議論は単に「反対」ということで終るものではなく,向こうがこう出て来た場合こちらはこういう要求をぶつけるとか,最悪の場合ここは譲ったとしてもこっちは絶対に譲れない,なんていうことを考えることが必要なのだと思いました。

余談ですが,昨日の新潟戦の三角山アウェイ実況で,ひぐまさんが短い時間のなかで秋春制がおひさるで話題になっていることについてコメントしていました。このときひぐまさんがまず最初に言ったことが「みなさん『反対』って言っていますけど真冬にサッカーするっていう話じゃないですからね」なんです。

※ここでひぐまさんの発言を引用しているのはひぐまさんを批判するつもりではありません。念のため。かみ合わない“反対論”が目立つとそれに対する「それは誤解ですよ」という説明に貴重な時間が費やされてしまうのです。

なお,ひぐまさんは最後に「すぐにやるのは絶対無理だから心配しなくても」というようなこともおっしゃっていました。やっぱりそうなんですよね。新聞記事が煽りすぎの気もします。

ただ,これは遅かれ早かれ動き出すでしょうから,我々もしっかり研究しておきたいことですし,HFCもしたたかに立ち回ってほしいものだと思います。


※「J1残留への道程〔第19節終了〕」は明日以降にアップします。

posted by ○た |12:36 | クラブ経営・運営 | コメント(6) | トラックバック(1)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/maruta/tb_ping/578
この記事に対するトラックバック一覧
秋春制問題、終息? 【電影&電脳箱 感想記】

やっぱり、あの記事が出されるタイミングが1週間早すぎたよね。 できれば、この2週間の小休止の間に、ゆっくりと考察したかった。 whiteowlさん の 秋春制のまとめ -デメリット編- 秋春制のまとめ -メリット編- Gekiteiさん の 秋春制問題で私が思ったこと ○たさん の 秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^) これほどの良エントリーが上がれば、最終結論が出なくても 方向性は見えてきます。 最後に、  whiteowlさん、Gekiteiさん、○たさん 勝手にリンクしてしまいまして、

この記事に対するコメント一覧
秋春制の話のオチはドコ?

>HFCもしたたかに立ち回ってほしいものだと思います。

北海道の人は基本的に人が良いので気を付けて欲しいものです。本来冷涼な北海道と
夏暑い大半の本州・四国・九州・沖縄では圧倒的に人口は後者が多いのです。

ウチの会社と提携している会社の担当者は秋田出身ですが、彼に言わせるとJリーグ
のクラブがあるだけマシで「全ての面で北海道はまだ全国に対しての発言力があり・・
ボクの秋田のような県の出身者は無力感を感ずる」とのこと・・北海道出身のボクでも
無積雪地帯育ちの連中に対する無力感は感じるのですが。改めて日本は南北に(東西も)
長い国で単一化は困難でしょうか?

※以下の記載は全て架空のものです、実在する団体・個人等とは何の関係もありません。

孔子「どうじゃ・・・通訳ソフトと倭の奴の国とのメールサーバーは復活したか?」
弟子「孔子さまッ!先程無事修理完了しました!秋春時代に対する抗議文を・・・」
孔子「では・・子のたまわく・・で・・オオドサの誤訳で春秋と秋春の件は・・・」

・・・その後JFA本部理事会・・・

小倉副会長「また中国からメールが来てますよォ春秋も秋春もオレの著作物だって・・」
犬飼会長 「オレは中国だけでなく著作権論争なんかもダイッ嫌いだッ!」
中山元気 「ついに耳の孔を塞ぎましたね?」

posted by 大阪の道産子| 2008-07-28 21:17

Re:秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^)

こんばんは。
トラバありがとうございました。

さて、この件でのやりとりは少し落ち着いてきた感じがします。
いずれ触れなければならないのでしょうが、札幌は所詮一地方クラブであることを認識する必要があると思います。
ですから、多くのサポーターが「暴挙」と言われることでも待ったなしで動き出す覚悟は必要だと…
よく斉藤さんが言われる「プロビンチャ」ではないけれど、経済力のない「地方」というのは、こういう時は弱いです。

考えていることはそのうちエントリーしてみます。

posted by equip | 2008-07-28 21:26

Re:秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^)

なんか深い話になってきましたね,って,そう思っているのは私だけ?(^^;

オオドサさん,どうも。(^^)

>北海道の人は基本的に人が良いので気を付けて欲しいものです

いや,まったくその通りです。北海道人は概してしたたかさ(よく言えば「上手に立ち回ること」,悪く言うと「ずる賢さ」,でしょうかねえ)が足りないですね。

サッカーの言葉で何て言いましたっけ,マリーシア?

あと,「熱しやすく冷めやすい」なんかもよく言われますね。自分自身も気をつけなければ,と思っています。(^^;

>改めて日本は南北に(東西も)長い国で

そうですね,つくづく。
日本という国は基本的にどこでも「四季がある」ということになっていますが,東京と北海道でも全然違うし,九州や沖縄と比べたら別世界だと思うんです。北海道の四季の感覚はやはり“全国区の四季”にはなれないのでしょう。ああ,脱力感,ですね(いや,新潟戦の敗戦のことぢゃなく…)。

equipさん,どうも。(^^)

>この件でのやりとりは少し落ち着いてきた感じがします。

はい,whiteowlさんが問題提起し直して,Gekiteiさんが地ならしして,私がホウキで掃いてequioさんの登場すべき演壇を作っときました。あとはequipさんのご登場を待つばかりです。:-p

※ と,振ってみるw
 いや,equipさん,お忙しそうなので無理しないで下さいね。でも「そのうち」ってことで期待してますよ♪

>札幌は所詮一地方クラブであることを認識する必要があると思います。

そうなんですよね。秋春制って,つきつめると中央対地方(の一部)という構造を持っていて,実に根が深いのですね。

>ですから、多くのサポーターが「暴挙」と言われることでも待ったなしで
>動き出す覚悟は必要だと…

確かに,いちおうの“大義名分”さえあれば多少の痛みは伴っても改革は断行すべきだ(アクションを起こさなければ何も変わらない),というのが昨今の風潮です。最近は「痛み」のほうにもスポットをあてることもないわけではないのですが,それでもやはり時代の閉塞感を打ち破るのに「改革」を「断行」することで目くらましされているような気がします。

「地方の時代」「地方の分権」なんて言葉に酔わされているうちに,自分で権利を獲得することを放棄してしまわないように気をつけなければいけませんね。

※ちょっと話が飛躍しすぎた?

posted by ○た| 2008-07-29 02:36

そうだったのか「プロビンチャ」

>「プロビンチャ」ではないけれど

プロビンチャをググってみました。なるほど。(^^)

ついでにマリーシアも見てみましたが,そう単純でもないのですね。

posted by ○た| 2008-07-29 12:51

Re:秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^)

リンク集に私のブログの名前が・・・

遅ればせながら、こちらからもリンクさせて頂きました。
今後とも、よろしくお願いします。

「地方分権」(=大義名分)が、「地方切捨て」(=弱者切捨て)の
方便になってはいけないですよね。

そうはいっても、それに対する自己防衛策は必要で、
他への依存度を少なくして自立することが重要かなと思います。

posted by whiteowl| 2008-07-30 01:16

Re:秋春制の話のオチは「したたかさ」ってことで(^^)

whiteowlさん,どうも。(^^)

>リンク集に私のブログの名前が・・・

驚かせてしまい申しわけありませんでした。昨日のうちにそちらでお知らせしようと思っていたのですがサボってしまいました。(^^;

>他への依存度を少なくして自立することが重要かなと思います。

その通りですね。そのためには「お金」と「知恵」,というのもありますが,ファン層の拡大というのも重要だと思います。現在数万人(正確な数字は憶えていません(^^;)のサポーターをまず10万人に増やすという計画がありますが,北海道の人口が約5百万人なので,…。

posted by ○た| 2008-07-30 12:05

コメントする