2018年12月20日
さらば,「ミスター向上心」都倉賢
> 正直に言う。最初は「くそっ,リア充め!」という言葉が浮かんださ。f(笑;) とうとう公式に都倉の移籍のお知らせが出てしまいました。 気持ちを切り替えるために駄文でも書きます。 先週末以来,ネット掲示板やここいらのブログもずいぶん騒がしかったけど,ようやくはっきりしました。本人のコメントを聞きたい(読みたい)と思っていたら,札幌公式のお知らせには異例の長文コメントが載せられていました。正直な気持ちを書いてくれているんだろうと思います。今回の移籍については,あのコメントにあるように,「決断」「挑戦」という言葉がキーワードになるのかな,と思いました。 考えてみれば,コンサ史上都倉ほど「向上心」という言葉がぴったり来る選手は(少なくともコンサでは)そういないのではないでしょうか。思い起こせば,札幌に来た頃の都倉は,ヨーロッパに挑戦するために今札幌で結果を出す,ということにやっきになっていたのだろうと思います。チームメイトとのぶつかりもそうした向上心があるからだろうし,ことあるごとに「日本代表になる夢は諦めていない」と言っていたのもそう。都倉はいつでも向上心の塊だった。今居る札幌と言う場所は住みやすく居心地も良いかも知れないけど(いや,選手本人でない私にはそんなことわからんのですが),もっと自分がもっと大きくなるためにあえて新しい環境に挑戦する。それは我々サポーターには切ないことだけど。 よく,「サポーターは常に片思いしている」と言われるけど,至言だと思います。選手に片思いし,クラブに片思いし…。どんなに想いが強くても,選手がずっとそのクラブに居てくれるとは限らない。どんなに応援してもそのことによってクラブが強くなるわけではない。 一方,選手のほうは想われっぱなしで幸せかというと,ぜんぜんそんなことはない。三顧の礼を尽くして引き抜かれたクラブに行っても期待通りの活躍ができなければたちまち「契約満了につき…」の憂き目に会うだろう。年齢を重ねていくに従い頭で思っているような動きができなくなる「心と体の乖離(byスナ談)」が出てくるし,突然怪我してなかなか回復しないことも起こるかもしれない。所詮選手は個人商店だ。 だから,(自分を信じて挑戦させてくれる場所で)「挑戦したい」という言葉を,諸手を挙げて支持したい。 と,頭ではわかっているのですが,それにしてもなんだろう,この喪失感は。それほど,都倉が札幌で過ごした5年間は長く濃かった。都倉にとってだけでなく,北海道コンサドーレ札幌にとっても,非常に大事な5年間だったのでしょう。まさに都倉の成長とコンサの成長はシンクロしていたと思います,ノノ社長の目論見通りに。それはもちろん我々サポーターにとってもだ。だから,簡単に「じゃあね,いってらっしゃい」とは言えない,そんな軽い言葉では表現できない。 それでもまあ結局,一ファンとしては,「去っていくのは残念だが頑張れよ」と言って送り出すことしかできないんだよねー。「選手としては戻ってくるな」と言いたい人もいるでしょけど,心配しなくても既に札幌がお買い上げできる値段じゃなくなったんだよ,とっくんは。:-p
posted by ○た |22:56 | 赤黒戦士 | コメント(3) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:さらば,「ミスター向上心」都倉賢
国内の移籍先が川崎か鹿島辺りであれば、
ここまで叩かれる事は無く、
サポの大半は諦めもついたかもと思います。
よりによって移籍先が、
バックに日○を抱える桜ですからねぇ…
山下に次ぐヒール誕生となったのかなと。
posted by 北ポ| 2018-12-21 10:16
Re:さらば,「ミスター向上心」都倉賢
「行ってきます」と言われたら普通は、「いつ帰るの、ご飯は」ってなるんです。
困るんだよなあ。街もクラブも好きで、そんでも出るなら、金か?ってドーしてもなるじゃないですか。そんなんアタシのストーリーにないんで。
二匹兎狙っちゃ駄目さ、向こうで大阪芸人になりなさい。イジり易いから。
posted by owls| 2018-12-21 19:20
Re:さらば,「ミスター向上心」都倉賢
北のポストマンさん,どうも。(^^)
ちょうど健勇が抜けた桜だからこそオファーを受けた,と思いますね。今の桜なら背番号9のFWでスタメンを張ってくれ,と言ってもらえますし。一方,国内強豪チームだったら,仮に都倉にオファーしたとしても「FWスタメン起用を想定している」とは口が裂けても言えないでしょうし,であれば都倉も受けないでしょうし。
公はこの際関係ないでしょうけど,山下に対する以上のブーイングかましてやりたい,と言うサポもいるでしょうね。ただ,私はあんまり闘志かきたてないほうがうちらにとって吉と思いますけど。
owlsさん,どうも。(^^)
「行ってきます」発言は彼の育ちの良さの表れなのかも。いつか(引退後?)札幌に帰ってくるという未来が彼の中では可能性のかなり高い選択肢のひとつなのでしょう。である限り,「世話になったな,あばよ」なんていうフーテンの寅さんみたいな挨拶は彼にはできません。だから(バカ)正直に「行ってきます」と書いてしまったのでしょう。まったく坊ちゃん育ちはこれだから困る…
posted by ○た| 2018-12-22 22:49