コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年03月20日

コンサドールズは私たちの仲間でありコンサドーレの文化でもある

わが北海道にはプロサッカークラブがあります。

幸いにも今は優れた社長や有能なスタッフのおかげで,私たちはJ1リーグ2期目の戦いを謳歌することができています。それどころか,近い将来には今よりずっと魅力的なサッカーを展開する強いチームになろうとしているという夢まで見させてもらっています。

そんな北海道コンサドーレ札幌ですが,20年も続けてきましたから,もちろん良いときもあれば苦しい時期もあったわけです。実際に試合をするのは選手+監督・コーチ陣でしょうけど,私たちサポーターも「一緒に戦っている」と思ってスタジアムに足を運んでいます。一緒に戦っているのはゴール裏の熱烈サポーターだけではありません。座り席にいるサポーターも,ゴール裏のチャントに合わせて手拍子したり時には一緒に歌うことでスタジアム全体がコンサドーレ一色になる…,それによってコンサドーレを勝たせるための雰囲気作りに貢献していると思います。

近年,「一体感」とか「オールコンサドーレ」という言葉がしばしば使われるようになりました。コンサドーレはチームやクラブ(運営会社)だけでなく,スポンサー様をはじめ私たちサポーターやコンサドーレに関わる多くの人の力の結集によってJ1昇格やJ1残留を成し遂げました。これはコンサに関わるすべての人々にとって貴重な成功体験であったと思います。「オールコンサドーレの力を結集すればどんな困難も克服できる」という自信につながっています。

さて,ここで私が言いたいのは,ドーレくんやコンサドールズもスタッフでありサポーターの仲間でしょ,ということです。クラブマスコットのドーレくんやダンスドリルチームのコンサドールズは97年に生まれてからこのかたずっとコンサドーレのホームゲームにおいてスタジアムを盛り上げたりなごませてくれています。何より,チームの勝利の時には選手やサポーターと一緒に大喜びし,残念な結果の時には一緒に悔しがったりしょぼんとしたりする仲間であり戦友でもあります。

ドーレくんやコンサドールズの活躍はそれだけではありません。試合以外の日も各種イベントに参加したり施設や学校を訪問したりしてコンサドーレのPRをしてくれています。でも何と言っても一番の活躍の場は試合会場,それもピッチ上だと私は思っています。スタジアムのもっとも華やかな場所こそが勝利の女神にはふさわしい活躍の場だと思います。

ところが最近コンサドールズは「勝利の女神」と言われている割に出番が少なくなりました。大きな変化として挙げられているのはハーフタイムショーの廃止と試合後選手挨拶に同行しなくなったことでしょう(変化は他にもありますがここでは割愛します)。これによって,今季コンサドールズのピッチ上の出番はいわゆる「キックオフ50分前ダンス(※1)」のみとなりました(※2)。

どうしてこんなことになったのでしょうか。

すぐに思いつくのは水撒きです。今季から試合前とハーフタイムに水撒きが行なわれるようになりました。他のクラブのようにスプリンクラーでなく(無いから?)庭に水撒きするようなホースでの散水なので時間が長くかかるのかも知れません。そもそも水を撒くことで滑りやすくなるから,という配慮があるのかも知れません。クラブ側の説明はないので想像するしかありませんが,たぶんドールズダンスを廃止したり時間をずらしたのはそういう理由なのではないかと思います。

でもねえ。もし水撒きだけが理由なら,タッチライン・ゴールラインの外で踊るようにダンスの編成を変更してもらうとか,何かやりようがあったのではないか,と思うのですよ。今年のドールズダンス『Sing』のみんなで踊れる部分はいつになく易しくなっていますが(※3),それはより多くの人が(席に座っている人も)一緒に踊ってほしいから,みんなが踊れるような振り付けにしたのだそうです(金子先生に確認済み)。それなのにハーフタイムショーがなくなったなんて,なんてちぐはぐなことをやっていることか!と私なんかは思うのです。

あと,試合後選手挨拶への同行については,廃止された理由がちょっと想像つきません。あの勝利のラインダンスだって,勝利するごとにラインダンスの足上げの回数が増えていくので,ダンスに合わせてみんなで「イーチ,ニーイ,サーン,シーイ…」って数えるのも(もちろん,そのあとのドーレくんの側転も!),『ススキノへ行こう』の合唱とセットでゴール裏サポの勝利の儀式のひとつだったのです。ちっぽけなことかも知れませんが,これだってコンサドーレの文化ですし,そういう細かいあれやこれやが積み重なって伝統になっていくのだと思います。そんなドーレくんとドールズだから負けた時だって選手と一緒に挨拶に来ているんです。負け試合のあとの悔しそうな,それでいてちょっと申しわけなさそうにしているドーレくんの姿に私たちはわが身を省みたりしているんです。そんな伝統や文化は要らないですか?


(※1)「キックオフ50分前ダンス」は,少なくともここ数年はキックオフの約60分前ぐらいにやられていました。

(※2)しかも開幕からこれまでの3試合の「50分前ダンス」はマッチデープログラムには
「18:03」(J1第3節およびルヴァン第2節)
「13:03」(J1第4節)
と書かれていたのに実際にはそれぞれ13分早い
「17:50」(J1第3節およびルヴァン第2節)
「12:50」(J1第4節)
に始まりました。

(※3)☆コンサドールズ 2018 ダンス☆

posted by ○た |23:11 | クラブ経営・運営 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:コンサドールズは私たちの仲間でありコンサドーレの文化でもある

私の5歳の息子がドームに行くときに楽しみにしているのは、試合前まで3階で遊べることが1番で、その次がドールズのパフォーマンスです。サッカーそのものが、入っていないのは残念ですが、息子にとって、ドールズのダンスは、私とドームに行くときの楽しみのようなので、上手くダンスの時間をとってもらえると嬉しいです。
私自身は、ドームでの試合観戦は、テレビと違って全体を見渡せることの他に、ゴール裏の応援やドールズのパフォーマンスを見ることがセットになっているので、チームとしての試合を盛り上げる選手紹介などとともに、上手くバランスをとってほしいと思っています。あと、試合後のお酒もセットかもしれません。

posted by まさひろ| 2018-03-21 04:46

Re:コンサドールズは私たちの仲間でありコンサドーレの文化でもある

まさひろさん,どうも。(^^)

札幌ドーム3Fのキッズパークは前から知っていたのですが,実際に行って目にしたのは数年前でした。小さなお子さんを連れてきている親たちが子供を遊ばせていてとてもほっこりする空間ですよね。私の好きなアイスクリームを売っている店もその一角にあるのです。ご家族で来ても楽しんでもらえる空間を提供することって,興行的には重要なことですよね。

ドールズダンスについては,ホントなんとか工夫してハーフタイムにも踊れるようにして欲しいし,試合後の選手挨拶もね。

あと,お子さんにとっては親が楽しんでいる姿もセットだと思いますよ。(笑)

posted by ○た| 2018-03-25 22:35

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