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2009年08月31日

極貧クラブ

9月号の月刊コンサドーレを買いに行ってなんとなく、久しぶりに買ったNumber(9/3号)。この中にとても興味ある記事があった。その名も「極貧クラブの挑戦」。極貧クラブといっても、札幌や、他のJ2チームのことではなくて、創設62年目にして初めてスペイン1部リーグに昇格した「ヘレスCD」というチーム。この記事によれば、チームは熱心なファン「ヘレシスタ」と慢性的財政難が有名で、1部20チーム中最小規模の予算で、2008年は約9億6千万円。そして、08-09シーズンの平均観客数はおよそ1万人。加えて専用グラウンドもなく、選手も大半はレンタルで、プレシーズンの時点で契約選手は12人しかいない。なんか、バルサとかレアルとか、カカやロナウド、俊輔で賑わっている影でこんなJ2(いや、ある意味J2以下)のようなチームがスペインの1部リーグに挑戦をしようとしている。しかも、62年目にして初めての1部昇格。チームの危険な状況にも、おかれている環境にも、そして「ヘレシスタ」にも、妙に共感してしまう。そしてそれ以上に、海外リーグにもこういったクラブが存在することに心なしかホッとしてしまう。ただ本当は、海外のリーグだからこそこういったチームがゴロゴロ存在するのかもしれない、単に僕が知らないというだけで。いよいよ始まったスペインリーグ、強豪チームやトップクラスの選手と共に、今年はヘレスCDの戦いぶりにも注目していきたい。ちなみに開幕戦は0-2での敗戦。選手はどうやら21人を開幕に間に合わせたようだ。

posted by kabao |21:23 | Others | コメント(0) | トラックバック(0)