2007年04月14日
ホームの理念
東京・西が丘でのホームゲーム。 開催自体は、悪天候による入場者数の伸び悩みということを除けば、 報道や社長ブログ等でもわかるように、ほぼ成功したように感じられます。 しかし、この北海道外でのホームゲーム、僕は今回を最後にして欲しいと考えています。 それは、Jリーグの理念であるホームタウン制に反しているのではないかと思うからです。 今回、札幌ドームが野球の影響で、厚別がグラウンドの管理上の問題で、 室蘭や函館が経費の問題で、それぞれ使用できなかったわけですが、 日程を決めたJリーグサイドは、自らの理念に反するような結果を招いたことについて どのように考えているのでしょう。 成功したんだから良かったんじゃない?とでも考えているでしょうか。 いや、それでは困るのです。 おそらくは大人の事情があったことが推察されますが、 リーグ側から日程変更や費用提供の積極的なアプローチがあっても良かったのではないでしょうか。 おそらく、Jリーグ全31チームの中で、今後もこのような問題に遭遇する可能性があるのは、 どこよりも札幌が高いと思います。 その時に「他都市開催」が暗黙の了解ごとのようにされては困るのです。 Jリーグは天皇杯とは違います。 ここは我等の西が丘♪と替え歌を歌うことはあってはならないことなのです。 (いや、現場に参戦してそれを歌ったサポの皆さんにはただただ頭が下がる思いですが。) チームと、そこに集うサポーターと、そこに住む住民と、そしてその街と。 そこで、地域の名前を叫び大声援を送る。 それこそがホームと呼ぶべきものではないのでしょうか。 不測の事態を乗り越えた、社長以下チーム関係者、選手、スタッフ、 そして現地組のサポーターの皆さんに感謝の意を込めつつ、 そのようなことを考えさせられたホーム・西が丘でした。
posted by kabao |21:49 | Consadole sapporo | コメント(0) | トラックバック(0)