2009年01月12日
【映画】天国はまだ遠く
さて、本年最初に劇場で鑑賞した作品となったのは「天国はまだ遠く」でした。 以前も宣言したように、今年からは、むやみやたらに映画を見ないで、見たい映画を(自分なりに)厳選するようにしております。ただ、秋田という地理的環境もあって、一部は首都圏では去年上映された作品を見る羽目にはあいますが仕方ありません。今回の作品も、首都圏では11月8日から公開が始まっていたようですが、秋田での公開は今月24日。ただ、諸般の事情により、秋田で公開される前にとっとと見ておかなければならなくなり、一番近場のシネマ・ディクトに足を運んだわけです(金があれば、札幌に帰省してスガイで見れればなお良かったんですけどねぇ…) で、このシネマ・ディクト、当然初めて行く映画館なのですが、場所は青森市の中心部にあり、そんなにさびれた印象こそないものの、私が入った「ノアール」という部屋は、スクリーンは小さいし(私が経験した映画館史上最小)、上映前は幕が閉まっていたり、55席しかないのに、何となくステージっぽい部分があったり(多分、仮にこの映画館で舞台挨拶があったとしても、150席の「ルージュ」という別の部屋でやるとは思うのだが…)作りに古さを感じます。昔はどっかの映画会社の系列だったんだろうなあ、と思ったら、果たして東映系だったみたいです。 で、さて見た感想ですが…何か消化不良感が残る映画でした。
あらすじについては、自分で考えるのがちと面倒になったので、こちらから引用 深刻な面持ちの若い女・千鶴が、ひとり降り立った駅からタクシーに乗り込む。人のいない奥地へ連れて行ってほしいと告げて到着したのは“絶景の宿 民宿たむら”。見るからに主人らしくない青年・田村に迎えられ、部屋に落ち着くと、意を決して大量の睡眠薬を飲む。二度と目覚めない深い眠りについたはずだった。ところが、さんさんと降り注ぐ朝日で目覚めた千鶴を待っていたのは食欲をそそる朝食の匂いだった。 主役級の登場人物は、(かなりお間抜けな)自殺未遂をした千鶴が加藤ローサ。結局何も感想を書いてませんが「シムソンズ」でも、どこか微妙に抜けた役柄をこなしてましたし、見た目は結構かわいい感じもありますが、ちょっと癖がある役があてがわれることが多いようですね。もう一人の、田村を演じているのが徳井義実。正直、「チュートリアル」という名前に聞き覚えがあっても、どんな漫才をやる人たちなのかいまいちピンと来なかったので、ようつべとかで2本ほど見てみました。でまあ、ある意味、普段やっている仕事と通じる部分があったような演技だったような気がしないでもありません。ま、見ている限りではさほど不快感は感じませんでしたが 脇役は、ほんのチョイ役で板東英治とか、トータルで3分も出てたかなあ、という程度で宮川大助(ベテラン漫才師の方)が目立つくらいで、後の役柄はよく分かりません。ま、物語の半分以上は、加藤と徳井の2人で進んでいきますけれどね。 原作は読んでませんので、原作を読めばまた違った印象も出てきますが、何といいますか、「行間は勝手に読んでください」という感じの、投げっぱなし感が随所で感じられるのが、決して映画ファンではない私には苦痛に感じられる半面(やっぱり、思い切り自分が読み違えている、となると結構がっかりしますからね)、流れている空気感そのものは、嫌いではないな、という作品でした。 私が青森で見たから殊更気になったのかもしれませんが、テレビもない、ラジオもない、車もそれほど走ってないその地の彼の家にあったCDは大半が吉幾三のもので、劇中で田村が「Love&Peace以外の大概のことは吉幾三が歌っているから十分」という趣旨の台詞を吐いているのに、思わず吹き出しそうになりました。 もちろん、物語の舞台は基本的には、京都府宮津市。日本三景の一つである天橋立がある場所です。で、調べてみて分かったんですが、物語で重要なポイントを占めている「めがね橋」は群馬県安中市のもののようですね(めがね橋そのものはすごく美しいもので、近代化遺産としての価値もありそうなんで見に行きたくなりますが…色々な意味で誤解を生みそうな映画だなあ(^^;;; )、、結局青森とはあまり関係ないです。ま、いいや。 ま、予定調和的に、千鶴と田村がくっつく、というありきたりのオチにはならなかったのは良かったのかもしれませんが、田村はともかく、その後の千鶴はどうなっていくんでしょうかねえ…映画そのものを見て私が感じた限りでは、先行きが心配なんですけどねえ(そのあたりが消化不良感につながっているのかな、と)
posted by kaz8 |23:35 | 読んだ、観た、聴いた | トラックバック(0)
