2008年05月20日

【映画】レンブラントの夜警

 私は美術に関してはほとんど興味がありません。分かりません。
37年近くも生きていれば、何だかんだ言っても、美術館という場所に足を運ぶことも無いわけではありません。今から17年前の5月3日に「あの人」(以下、ABさんと表記←なぜ?)とピカソの版画展を見に行った、という事実は今なお忘れることはできません。でも、ABさんのことは記憶に残っていても、肝心の(?)ピカソの作品のことなど記憶に残っていません。まあ、残るというより、インプットさえされてない、っつーことですかね。

 なぜこんなことになってしまったんだろう、と考えると、おそらく、自分で絵を描くことが辛かったからだ、と思います。
 小学校1年生ぐらいまでは、多分どこにでもいる子供と同じようにお絵かき遊びをしていたはずなのですが、小学校に入り、徐々に上手に絵を描ける人とそうではない自分の間に差がどんどん広がり、徐々に必要もないのに絵を描くということをやめてしまった。描かない以上、著名な作家の作品を見ても何も感じることがない、ということになるのかもしれません。昨日も、いつもよく足を運んでいるサロンコンサートの席で、フジ子・ヘミングに関する作品が紹介されていましたが、それを見て、何が良かったのかさっぱり理解できませんでした。こう書くと反発する人もいるとは思いますが(特に彼女のファン)分からないことを、さも分かっているかのように振舞うのは最低の行為だと思いますので、正直にこう書かせていただきました。彼女のファンの方がいらっしゃいましたら、気分を害することなく、彼女のよさをコメント欄で語ってくださって構いません。きちんと読ませていただきます。

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 さて、そんな私でも、年間60本映画を見る、という目標を立てた以上、あらゆるジャンルの映画を見ようという気になっております。敢えて最も苦手な分野の一つである美術に関する作品「レンブラントの夜警」に挑戦してみました。

 これを見ようと思った理由は

・上映している映画館の5周年記念作品だから
・予告編の音楽に思いっきり心を引かれたから
・「絵筆は画家の武器だ。何でもできる−侮辱も、告発も」という一言に衝撃を受けた

 とまあ、こんなところですね

 で、まずは見終えた感想を、と言うと「jf次ぎj・:mんbvghclskンjbhj間何lンっざ;」とでも言いますか、何が何やら頭がワケワカメ状態です。

 普段私は、見る映画に関する情報を積極的に集めないようにしています。あまり余計な知識を入れずに、目の前にある映像を見て感じたことを大切にしたいというのもありますし、それ以前に、そんなにじっくり作品を吟味している時間もなかったりするからです。ただ、今回の作品は色々な事情により、事前にパンフレットに目を通し、あらかじめこんな物語なんだなあ、ということを把握してから映画館に足を運んでおりました。

 こんなところ、というのは…実は文章にまとめるのはかなり難しいのですが、箇条書きにすると

・舞台は17世紀半ばのオランダ・アムステルダム
・35歳のレンブラントは、肖像画家として全盛を極めていた
・妻のサスキアとは、元々はビジネス目的で結婚みたいなものだったが、まあ、レンブラントは妻のことは愛していた。逆はどうだか知らないが(^^;;;
・アムステルダムの市警団から集団肖像画の依頼
・ただ顔を並べるだけのつまらない仕事に乗り気になれない
・が、色々調べていくうちに隊員たちはどいつもこいつもロクな人間でないことが判明
・嬉々として、そんな彼らのことを告発したり皮肉ったりする作品
・絵が完成する直前にサスキアは死去
・当然依頼主は絵を見て激怒。ただ、それを露わにするのは色々問題があると思ったのか、かなり陰湿な報復を考える
・レンブラントは市警団が刺客(?)として送り込んだ女に骨抜きにされ、延々と【自粛】

 とまあ、こんなところですか。とても意味のつながる文章にまとめられない(^^;;;

 映画自体は、そもそもレンブラントとは何か、肖像画の基本、時代による画風の変遷…など、美術に関するそれ相応の知識のない人間はお断り、といった凄いシビアな内容です。
 ピーター・グリーナウェイ監督が目指していた、と思われることは、そういう基本的な知識がある人に向けて、レンブラントについて詳細に調べ上げた上にたどり着いた、今までにないレンブラント像を見せる、というものだと思われます。なので、レンブラントという画家がこの「夜警」という作品を残した直後から歴史の表舞台から姿を消した、という知識さえなかった私が見ても、何がなにやらチンプンカンプンですし、そういう初心者に分かりやすく何かを教えてあげようという親切心はまるで感じられません。

 じゃあ、映画として全然ダメだったのかというと…私はそんな映画の何たるや、というものはさっぱり分かりませんが、でも、「何となくすげー」という思いで見ることはできました。自分ではよく分かりませんが、左脳はもうパニックでぐちゃぐちゃですが、案外右脳が喜んでいたのかもしれませんね(^^;;;

 あと、音楽についてですが…同じ旋律を何回も繰り返したりするのはちょっとどうかな、とは思いましたが、それでも、好印象には変わりありませんでした。かなりクラシカルな曲でしたが、その曲自体はストレートに心に染みました。あるいは音楽がなければ、最後までこの映画を見終えるのは難しかったかもしれませんね。

 で、ひょっとすると、クラシックな音楽とこういう古典的な絵画というものは相性が良いのかもしれません。クラシック音楽も決して得意ではありませんが、美術に比べればまだ親しんできているものですし、音楽を突破口に美術も攻めてみる、というのも悪いことではないかもしれません。ま、それ以前に、まだまだ見たい映画も読みたい本もあるので、絵画にまで関心を回している時間はそう無いかもしれませんが

posted by kaz8 |07:59 | 読んだ、観た、聴いた | コメント(0) | トラックバック(0)

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