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2010年05月26日

注・警報が市町村単位に

明日(27日)以降は、気象庁から発表される注意報や警報の対象区域が変わって、市町村単位に発表されるようになります。

本物はまだ見れないので、表示例を見て下さい。

北海道には複数の市町村を含んだ「支庁」という行政界があって、内地(←死語?:本州以南)での「県」と似た扱いになっています。
気象現象に伴う予報や注意報や警報も、この支庁単位である「△△地方」あるいはそれを(二次)細分した「△△○○部」などの区域を単位として発表されていました。

どこの自治体が、どの地方のどの細分区域に属するのかは1対1に決まっており(例:札幌市と江別市が「石狩中部」に含まれる)、複数の地方(支庁)や複数の細分区域に属する自治体は無かったのです。

支庁は元々、往来が不便な山脈などを境として区切られており、その境はそのまま自治体の境界ともなりやすく、必然的に天候の境目とも共通しているので、天気予報や注・警報を発表する区分として都合が良かった訳です。

さらに、注・警報の発表を受けて行う避難勧告(とか指示とか命令)というものは、自治体の長が住民に従わせるものだから、行政界と一致していないと強制力を伴う防災対策の伝達や執行に支障を来たします。
自分が選んだ訳でもない隣の市長や町長から言われた命令には、従いたくないのも人情ですよね。

ところが平成の市町村(大)合併の結果、一つの自治体が複数の地方にまたがったり、飛び地まで生じることになってしまい、自治体の境と予報や注・警報の発表地域との間に不整合が生じてきました。

例えば道内では、渡島半島の二海郡八雲町は渡島地方と檜山地方にまたがってしまい、町役場がある八雲町住初町は渡島北部に位置するので八雲町は渡島北部に属しますが、同町の熊石地区は檜山北部に位置します。(渡島・檜山地方の二次細分区域:PDF・145kB)

次善の策として、渡島北部に警報を発表しておいて、「熊石地域は対象外です」のような使い方をしてきました。
北見市でありながら網走西部に属する常呂町も、同様な扱いです。

極端な場合、自分の住んでいる自治体がどの地方(あるいは二次細分区域)に属するのかさえ知らない人もいるんですけどね。
内地から引っ越して来た人ならば、「支庁って何?」という疑問も生じるでしょう・・ただでさえ、地名が読めなくて困るのに。

こういう状態で注・警報を発表しても、自分のことなのか他人のことなのかが不明瞭になりがちで、防災対策が後手に回って被害が生じたり、逆に狼少年になる弊害も懸念されます。

 
そこで、これまで地方(あるいは二次細分区域)を対象として発表していた注・警報を、市町村単位の細かい区域を対象として発表することに変更されました。→気象庁の資料

その時は「予定」だった実施時期が「確定」したので、改めて変更の日時確定のお知らせが発表され、平成22(2010)年5月27日(木)13時(つまり、明日の昼過ぎ)です。

分かりやすい(らしい)説明用のリーフレット:「大雨などの警報が変わります。 ~「市町村ごとに発表」もっとわかりやすく~」もあります。

この変更が行われても、八雲町の熊石地区などは相変わらず注釈が必要なんでしょうけども。

 
また、この4月から既に変更済みですが、それまで「北空知」に含まれていた雨竜郡幌加内町が「上川北部」に属することになり、留萌北部に含まれていた天塩郡幌延町が「宗谷北部」に属することになりました。

これらは、気象特性や災害特性を考慮して変えられたものですが、ある地域の周辺部に住んでいる住民の間では、以前から「ここは○○地方だけど、天気予報は△△地方のを聞いている」というような実態がありました。


石山通がJR函館線をくぐる付近にて
ニワトリも空を飛ぶ時代になりました
建物の屋上に鶏が乗っています。

・・と思ったら、風見鶏を載せた時計塔のようです。
風見鶏か風見しんごか

昭和14年まで、この場所(北8条西9丁目)に札幌管区気象台がありました。

廃虚になった建物の一部が古ぼけたまま十数年前までは残っていましたが、その残骸も撤去された跡地にマンションが建って、当時の風景を偲ぶよすがも無くなりました。(別に、偲ぶ必要は無いんだけど)
からくりの無い時計塔

その代わりに、マンションの敷地内に風見鶏を建てたんだろうと想像しています。
立つ鳥、お茶を濁す。


近くの新聞販売所の掲示板を見てビックリしましたねぇ・・四神降臨って、遂に曽田氏が何か突飛な事業でも始めるのかと思いましたよ。(←回転寿司じゃなくて)
ついに ネ申 が降臨か


えっ・・「アドバイザリースタッフ」って、カレーのレシピを考えるという程度の職務だったんですか?・・まぁ、手始めとしての第一歩のプロジェクトなんでしょうけど。

参考:キトラ壁画公開2010【四神降臨】


「やまとなでしこ」のニュースを見ながら、冗談で「とやまなでしこ」と思い浮かべていたら、富山テレビ放送のニュース番組で、「とやまなでしこ」というコーナーが実際にある(あった?)らしいです。

例年通り、カターレ富山は前日入りして、アミューズメントパークで練習を行うようです。

こうなったらもう、「無敗記録の更新」ですよ、楽しみは。
HFCは累積赤字が続いているので、株主へは無配が続いているんですから、分相応な望みで良いんじゃないでしょうか。


posted by 雁来 萌 |07:07 | 気象細事記 | コメント(0) |

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