2009年08月18日
日韓交流U-16ユース大会(試合)
8月14日(金)から16日(日)まで、札幌アミューズメントパークの天然芝ピッチで「日韓交流U-16ユースサッカー大会2009」が行われました。 →大会のマッチスケジュール(PDF)、試合結果(PDF) 昨年までは3チームずつの2グループに分かれて1次リーグを行い、4日目に順位決定戦を行う方式でしたが、今年は4チームによるリーグ戦のみに変わったため、日程も3日間で済みます。 参加全チームが毎日登場するので、昨年までのように「今日は1回休み」というチームが無く、いつ行っても全チームを見られる便利な反面、毎日見てたら飽きたかも知れません。 2日目と3日目の朝には、人工芝ピッチでU-8とU-10の少年団チームによるカーテンレーザーマッチが行われ、試合を終えた少年達も日韓交流大会を見学(しながら評論)していました。 試合時間は45分ハーフです。
1日目: 初日の試合から見に行く予定だったんですが、思わぬ用事が出来てしまって断念したので結果のみ。 北海道代表(7-2)北海道選抜 ソウル特別市(1-3)アカデミー福島
2日目: 北海道選抜(紫) vs ソウル特別市(白) FIFAアンセムが流れる中を入場し、両国国歌の吹奏が行われます。 道選抜のスタメンは、 GK:今岡亮介 DF:小澤亨太(柏)・渡邊康平(室)・大内翔太(日)・山下泰明 MF:大野景祐・伊東功貴(西)・阿羅功也(旭)・中川雄貴 FW:前貴之・三戸卓朗(日) でした。(所属=柏:帯広柏葉、室:室蘭大谷、日:札幌日大、西:札幌西、旭:旭川実業、他はコンサ) 電線にスズメが並ぶように、屋上から観戦する北海道代表の選手達 キックオフから中川が突破してCKを得たのが、14秒!でした。 中川自身や前が積極的にシュートを打ち、大野の右クロスも効果的でした。そのせいか中川が続けざまにファウルを受けて倒され、大野が倒されたシーンではソウルにイエローカードが出ました。 36分の選抜のゴールキックから大野が右サイドを突破してクロス、中央で三戸が押し込んで先制しました。(1-0) しかし39分にソウルの右クロスを胸でクリアしようとして腕に当たり、PKを宣告されます。観戦している小学生からの「は・ず・せ!」コールの中、中央に蹴り込まれて失点しました。(1-1) 後半6分には伊藤の右クロスに前が右隅へ打ち込んで、再びリードしました。(2-1) ところが10分にDFが抜かれて打ち込まれ、同点に追い付かれます。(2-2) ここで、大野に代わって池田祐輔(日)が入りました。 24分に、右クロスからファーの前が左足で弾丸シュートを打ち込んで突き放しました(3-2)が、29分に選抜のゴール前でかわされて、またも同点に追い付かれました。(3-3) 中川は何本も鋭いミドルを打ちましたが、惜しくも上へ外れるシュートばかりでした。でも復帰できて楽しみです。 ロスタイムもかなり進んでから、DFラインで競り負けて押さえ切れずに押し込まれました。(3-4) まるで、どこかで何度も見せられたような負け方でした。
北海道代表(白) vs アカデミー福島(青)
道代表のスタメンは、
GK:石川琢磨(旭)
DF:小山内貴哉・永井晃輔・奈良竜樹・下田速人(旭)
MF:津川暢彰・端駿介(一)・荒野拓馬・種元啓介(一)
FW:近藤勝成・榊翔太
でした。(所属=旭:旭川実業、一:札幌第一、他はコンサ)
2分に近藤の裏へボールが出て独走し、右へ打ち込みました(1-0)が、続く3分にDFを外されて右から打ち込まれてしまいます。(1-1)
4分に種元が右足を痛めたのか、坂本憲吾(室)が交代で入りました。
端くんはトレーニングでも認識しましたが、大柄で攻守に頼れる存在です。
アカデミーの方はやや小柄ながら、ボールコントロールが巧みで球離れが良くパンパン回します。うちのトップチームと比べて、これが同じ動物の足か?と思いました。
しばらく膠着した後の25分、クリアボールを左寄りからフィードし、受けた下田が独走して左隅へ打ち込みました。(2-1)
29分には津川からパスを受けた荒野が右クロスを入れ、近藤が押し込んで加点します。(3-1)
36分には荒野からパスを受けた近藤が右クロスを入れ、榊が押し込んでリードを広げます。(4-1)
しかし40分のピンチにスライディングで止めようとしてもボールを奪えず、右寄りから打ち込まれました。(4-2)
後半は端に代わって櫛引一紀(室)、下田に代わって鈴木貴大が入り、少し配置が変わりました。
互いにパスが通り難くなり、ボールを失う場面が多くなりました。
17分にDFからのフィードを受けた近藤が突進して倒され、右45度でFKを得ましたが、合わせた鈴木のヘディングは左へ流れました。
20分に坂本の足が攣って、石山卓哉(旭)が交代で入りました。
23分にも近藤へボールが出て倒され、アカデミーの選手へのイエローカードが2枚目だったので退場になりました。
このFKが鈴木へ出て独走し、GKを引き付けてパス、左から榊が押し込みました。(5-2)
鈴木が盛んに突破を狙い、榊が詰めるチャンスが多くて楽しいです。
34分には、アカデミーの突進を止めた小山内にイエローカードが出されました。
42分に榊からパスを受けた津川が左クロスを入れ、鈴木が中央で打ち込みました。(6-2)
直後のチャンスにも、石山が中央のPエリアに入ったあたりで振り向きざまにシュートし、(7-2)と畳み掛けます。
やはり疲れてるところで退場者を出したせいもあって、終盤は一方的な展開になりました。
3日目: 北海道選抜(白) vs アカデミー福島(青) 道選抜のスタメンは、 GK:今岡亮介 DF:池田祐輔(日)・川上量也(室)・大内翔太(日)・山下泰明 MF:三戸卓朗(日)・小澤亨太(柏)・阿羅功也(旭)・中島陸(室) FW:伊東功貴(西)・前貴之 でした。(所属=日:札幌日大、室:室蘭大谷、柏:帯広柏葉、旭:旭川実業、西:札幌西、他はコンサ) 試合の模様を上空から見下ろす観戦ツアーの客を載せた飛行機が通過・・ などと考えていた40秒、アカデミーが右サイドをえぐってクロス、左から打たれたシュートは止めました。 しかし4分に、アカデミーのミドルシュートがバーに当たって入りました。(0-1) 前と伊藤が独走したりしてゴールに迫りますが、シュートは外れたりはじかれたりします。 29分に左タッチライン近くで前が倒され、中島が蹴った低いFKはクリアされましたが、続く30分に左寄りから中島が左足で蹴ったシュートがゴール右上に入りました。(1-1) ところが35分にアカデミーが右クロスを入れ、中央でドフリーだった選手に打ち込まれました。(1-2) 44分にも、右タッチラインからのパスを中央でドフリーだった選手に転がし込まれました。(1-3) 前半だけでハットトリックになったこの選手は、野中くんのようです。→アカデミーの試合記録 後半になると、ポジションが少し変わりました。 と確認していたら、30秒あたりに前がどうやったのか、得点してました。(2-3) 4分に、三戸に代わって中川雄貴が入りました。今日も、中川は俊足の突進と思い切ったシュートを狙っています。 12分に池田に代わって大野景祐が入り、早速15分に右サイドをえぐってシュートのような高速クロスを入れ、中川が素早く合わせたボールにGKも反応できませんでした。(3-3) 反撃の狼煙かと思われましたが、20分にアカデミーが右サイドをえぐり、狭い角度から打ったシュートが入りました。(3-4) 32分には、アカデミーの右クロスをクリアしましたが、後方から低いミドルを打たれて失点しました。(3-5) 38分に、小澤に代わって渡邊康平(室)が入りました。 41分のアカデミーの左クロスに、飛び出した選手が空中のボールを足で押し込むように得点しました。(3-6) 少し点差がつき過ぎましたね。
北海道代表(白) vs ソウル特別市(青) 道代表のスタメンは、 GK:渡邉周平 DF:坂本憲吾(室)・永井晃輔・奈良竜樹・種元啓介(一) MF:津川暢彰(室)・石山卓哉(旭)・荒野拓馬・榊翔太 FW:鈴木貴大・近藤勝成 でした。(所属=室:室蘭大谷、一:札幌第一、旭:旭川実業、他はコンサ) ソウルは、いつもベンチと反対側(北東側)のエンドを取っています。後半に太陽を背負うのを狙っているのでしょうか。 7分にソウルのオフサイドと思ったのがセーフ、危うくCKに逃れました。 12分に鈴木が突破したチャンスで、こぼれ球を津川が落ち着いて打ち込みました。(1-0) 榊のクロスに近藤のシュートとか、種元のクロスに鈴木にシュートとかあって、決まらないまでも期待が持たれます。 24分には種元の左クロスを中央で近藤が打ち込み、追加点になりました。(2-0) 36分にソウルのCKが続き、中央でオーバーヘッドを打たれたりしましたが、キャッチできました。 後半に交代は無く、6分に奈良がソウルの突進を止めてイエローカードをもらいました。 道代表の方にCKやFKのチャンスが多くありましたが、得点までにはなりません。 29分に、ソウル陣内の深い位置でのFKからロングフィードが出て、ソウル左寄りから打たれたシュートがバーに当たり、こぼれ球を右から打ち込まれました。(2-1) しかし直後の30分、坂本の右クロスをGKがパンチングしようとしたボールを、榊がヘディングで押し込みました。(3-1) ここで、石山に代わって櫛引一紀(室)が入りました。 33分には、左CKをショートにしてクロスが入り、奈良が得意のヘディングで打ち込みました。(4-1) 40分に、ソウルはGKを含む2人を交代し、44分にも1人を交代しました。この大会でソウルは、交代枠を有効に使って選手を出場させています。 そろそろ終了かと思われたロスタイムに、榊がソウルのバックパスをチェイスして奪い取り、GKもかわしてゴールに流し込みました。(5-1) 榊がそういう選手だという情報が、ソウル側には伝わっていなかったようです。
大会の開催要項によると、最終成績が同率になった場合は無理に順位を決めないとされていますが、そんな心配は無用の分かりやすい結果になりました。 優 勝:北海道代表(○○○) 準優勝:アカデミー福島(○●○) 3位:ソウル特別市(●○●) 4位:北海道選抜(●●●) 表彰式が行われ、準優勝のアカデミーにはトロフィー、優勝の北海道代表にはカップが授与されました。 最後に道協会の村井会長から「道代表は国体でも頑張るように・・」との激励がありました。 ソウル特別市チームには「来年もまた来て下さい」と話してたので、この形式の大会は来年も継続されるんだろうと・・。
posted by 雁来 萌 |23:45 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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