2015年08月26日
日本クラブユース選手権U-15
真夏に行われた恒例行事の作文がなかなか進まなくて、まるで夏休みの宿題が捗っていないのに二学期が始まってしまうような心境です。笑 取りあえず試合の話からまとめて、旅の話を後回しに・・。 8月3日から12日まで、日本クラブユース選手権(U-15)大会が例年の如く帯広市と中札内村で行われました。 コンサ札幌U-15は、北海道第1代表チームとして大会に出場しました。 3日から5日までは4チームずつに分かれた「グループステージ」でリーグ戦を行い、各グループ内の1位・2位チーム24チームと、グループ内3位の上位8チームを合わせた計32チームで、7日から12日までの「ノックアウトステージ」を戦いました。 コンサ札幌U-15は、「オイスカFC」、「福山ローザス」、「鹿島アントラーズ」と共にDグループに入りました。 試合時間は40分ハーフです。
今年の帯広は暑くて、日ごとに気温が上がる予想になっています。内地から来た人達も「これなら北海道でやる意味無いじゃん」と言ってました・・いや、帯広には豚丼と挽曳競馬がありますから。笑 それにしても・・変な物、作るなよ。 まずは初日の3日に、グループリーグ第1戦の試合が帯広市のグリーンパーク行われました。 グリーンパークを含む緑ヶ丘公園内にはエゾリスが多く棲息しており、市内の道路には「リスに注意」(not スリに注意)という標識も立っています。 鹿島アントラーズ(白) vs コンサ札幌U-15(赤黒) 初戦の相手は、昨年優勝した鹿島アントラーズジュニアユースとなりました。公式記録には気温が37℃と書かれていますが、暑いとはいっても27℃の間違いでしょう。海から吹く南東風が涼しく感じたし。 8分に西村が押されたファウルで得たFKを、中村(右端)が直接狙うとは・・でもこれが右上に入っちゃった。(1-0) ところがスコアボードの得点が変わらず、前半中間の給水タイムに審判が指摘してやっと1点が加わりました。 37分のカウンターで福田が左をえぐって右へパス、山保が打ち込みました。(2-0) 前半は2点差で折り返し、後半も優勢ながら10分に中盤でボールを奪われたピンチで、倒れながら打たれたシュートが転がり込んでしまいました。(2-1) 後半14分には中盤での競り合いで中村がイエローカードをもらい、前半にもイエローカードをもらっていたので2枚目となって退場しました。 さぁ大変、FWを一枚下げてフォーメーションを整えるため3人を順次交代しました。 給水タイムの後は劣勢の時間帯が続き、後半32分に4人目の交代でFWの山保を中盤に下げて宮脇を入れました。 なんと34分にはその宮脇がカウンターから独走し、GKを避けながら打ち込みました。(3-1) 3分のロスタイムも凌ぎ切って、(3-1)で勝てました。 前年優勝した鹿島を破ったのは大きいですが、翌日の第2戦には中村が出場できなくなりました。
続いて翌4日に、グループリーグ第2戦の試合が中札内村の交流の杜で行われました。相手は中国地区の福山ローザス・セレソン(初出場)です。 福山ローザス(白) vs コンサ札幌U-15(赤黒) 薄曇りで日陰は涼しいですが、日に当たるとやはり暑いです。 チャンスは余るほどあったんですが、惜しくも噛み合わずに失うばかりで、前半は得失点なく(0-0)で終わりました。 イケイケ状態なせいかオフサイドが多過ぎて、公式記録には前後半合わせて10本と書かれています。 後半12分に宮脇が突破してGKを越すループを打ち、そのまま入ったかも知れませんが右から山保が押し込みました。(1-0) 後半19分には山保が左を突破してクロス、西村が打ち込みました。(2-0) 後半25分には高島が出したパスを受けて本間がパス、西村が右に狙い打ちました。(3-0) 後半29分にはゴール前に浮かすボールを入れ、西村がトラップして打ち込みました。(4-0) これで西村はハットトリックです。
さらに翌5日には再び帯広市グリーンパークに戻り、グループリーグ第3戦の試合が行われました。 帯広における今日の最高気温は、数日前までは33℃と予想されていましたが、直近になって37℃に変わりました。 熱中症の危険を感じながら恐る恐る会場へ向かったら、予想外に雲が多くて日射しは強くなく、風もあるので背中が涼しいです。おそらくフェーン現象に伴う昇温だから、湿度は低いはずだし。 ただし雲が切れて太陽が出たら加熱が厳しく、カメラも高温になったのか写真の色調までおかしくなりました。今日も逆光で撮影には適さないし・・。 オイスカFC(青) vs コンサ札幌U-15(赤黒) 今日の相手は、東海地区のオイスカFCジュニアユース(創部4年目)です。 グループリーグで2勝して既にノックアウトステージへの進出が決まっているし、観てるだけでもボーッとするんだから走ってる方は堪らないに違いなく、なかなか得点出来ません。 前半のロスタイムに入って飯野が左クロスを入れ、山保がヘディングで合わせました。(1-0) 後半もなかなか追加点を上げられず、32分になって本間(多分、左端)が不意にロングシュートを打ち、GKの手をはじいて上に入りました。(2-0) 終盤に相手の選手が1人痛んでアウトしていた隙に、安田からパスを受けた宮脇がGKをかわして打ち込みました。(3-0) 相手が選手を補充しましたが、ロスタイムに入ると相手は足が止まっていました。 またも安田(右端)からパスを受けた山保が抜け出し、左へ転がしました。(4-0) これでグループリーグは3戦全勝、失点わずか1点の好成績でノックアウトステージへと進みました。 休息日を1日はさんでラウンド32の試合が行われるので、夜にいったん帰宅して準々決勝までの荷物を造り直し、翌日は勤務先で仕事をしてから夜に自宅を出て帯広へ戻りました。←戻る? 何しろ、ノックアウトステージ初日の試合は10時キックオフになってしまい、当日の早朝に家を出たのでは間に合わない可能性もあるから。
1日休んだ7日に帯広の森・球技場で、ラウンド32の試合が行われました。 一昨日までの酷暑はどこへやら、霧雨が流れて寒いです。気温は10℃以上も下がりました。 グループリーグの頃は念のためフリースのアウターも持ってきてましたが、使う機会が全く無かったので今回は家に置いてきました。 皮肉なことに羽織る物が欲しい天候になるとは・・。 サガン鳥栖U-15(水色) vs コンサ札幌U-15(赤黒) 今年は、まず手をつないで「かごめ」をしてからスクラムを組みます。 前半は互いに仕掛けますが、前夜の雨で芝が濡れてるせいかパスの精度が悪くて相手へのプレゼントになる場面が多く、スコアは動きません。(0-0) 後半23分、相手GKへのバックパスを山保が奪ったものの倒され、得点機をファウルで阻止した咎で相手にレッドカードが出て一発退場です。 ペナルティーアーク手前からのFKはバーを越えて行きましたが、数的優位は続きます。 後半30分に船戸が右を突破してクロスを入れ、山保が押し込みました。(1-0) 終盤は台風から伝わった土用波の如き怒涛の波状攻撃になりましたが、追加点を奪えず(1-0)で勝ちました。 十勝地方って、こんな形をしてるそうです。 トスカーナ地方にも似てるそうですが。
翌日に同会場で、ラウンド16の試合が行われました。 柏レイソルU-15(黄) vs コンサ札幌U-15(赤黒) 今日も曇りで寒いです。降水が無いだけマシですけど。 前半13分に相手が抜け出してシュート、左ポストに当たって右側に転がり込みました。(0-1) これは事故だと思って反撃しますが、右CKから弾んだボールを山保が打つとバーに当たってしまいます。 後半の立ち上がりに左クロスを入れたけど、合わずに流れてしまいます。 後半27分には相手左サイドからの攻勢となり、対応する人数が足りない状態でループを打たれ、失点しました。(0-2) 右からゴールに迫ったクロスに合わせた飯野のヘディングは、GKにクリアされてしまいます。 船戸の右クロスに合わせて競ったけど、黄色い壁を破ることは出来ません。 捨て身の猛攻もゴールを割れず、(0-2)で敗れて今年の成績はベスト16で終わりました。 中村友哉くんは大会優秀選手に選ばれ、9月13日に名古屋で開催される「メニコンカップ」に出場することになりました。
posted by 雁来 萌 |19:55 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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