2012年03月14日
バーレーンの暑い暑い想い出
今日の士別の最低気温は-21.1度。ランキング7位です。 3月中旬で20度以下は異常じゃないかな。 さて、話題は反対に暑い話になります。 私が人生で最も暑くてつらかったのはバーレーンでの体験です。 27年前、オオドサとボルドーやバルセロナへ行った帰り、パリからシンガポール経由で日本へ向かったのですが(南周りは安かったので)パリから乗ったシンガポール行きの便は途中、ドバイに寄港します。 ドバイ空港に降りようと試みたものの、厚い雲がたちこめて滑走路が見えず、着陸を一時断念し、天候の回復を待つことになりました。 上空を旋回して待機するならいいのですが、1時間ほど飛んでバーレーンに降りたのです。 空港の駐機場で2時間だったか3時間だったか機内に缶詰でした。 飛行機は、空気の冷たい上空では暖房が必要ですが冷房は必要ないので、冷房能力が高くありません。 強力な冷房装置を搭載したなら場所を取るし、重くて燃料も無駄になるから、YS-11などでは冷房装置が皆無だったりします。 乗った飛行機はジャンボ機なので、補助動力装置を使って冷房を稼働させることはできるのですが、灼熱のバーレーンでは全然能力が足りません。 ターミナルビルへ行くこともできず、ひたすら暑いのを我慢するしかありませんでした。 これほどの灼熱地獄は、もう2度と経験することはないと思います。 バーレーンを飛び立つとすぐに涼しくなって生き返りました。 今後、南回りでヨーロッパへ行くことはないでしょうけど、もうこのルートを通るのは嫌ですね。 2022年のワールドカップはどうしよう。