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2012年01月29日

マドリード市内観光とTalgo-PENDULAR

1982年3月19日(金)、欧州6日目、安宿をチェックアウトして午前中はマドリード市内観光をしました。

最初に向かったのは世界的に有名なプラド美術館。
荷物を預かってもらいましたが、館員さんの対応はとてもきびきびしていて、さすがスペインを代表する一流の施設だと感服しました。
30年前のスペインの美術館等は昼休み(シエスタタイム)は閉鎖するところが多く、ピカソ美術館などもそうでしたが(現在は通しでやっているようですが)、さすがにここは通しでやっていました。
ちなみに、スペインでは6年前に公官庁の昼の休業時間は廃止されたそうです。
南欧の慣習も、世界標準に押されるのは時代の流れですね。

プラドに限らず、スペインでは宗教画などが多く、あまり楽しいという気はしなかったけど(印象派とかの方が親しみ持てるのだけど)、勉強だと思ってしっかり見ました。

次にろう人形館へ行きました。ここも人気のスポットです。
札幌オリンピックのアルペン・回転で金メダルをとったスペインのオチョアの人形だけは覚えています。
冬季オリンピックでスペイン人が金メダルをとったのはオチョアが初めてですから。
その後40年たってもそれが唯一の金メダルのようです。銅メダルは彼の妹がとったことがあるようですが。
でも、彼は6年前に56歳の若さでなくなっているのですね。

お昼ご飯は比較的庶民的なレストランで食べました。美味しかったです。ワインが美味しいのに驚くほど安かったのが嬉しかったです。そのワイン、素焼きの壺で出てきたのが印象的でした。

マドリードを14:35発のタルゴでバルセロナへ向かいます。バルセロナ着は約8時間後の22:30。
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2等車はそこそこの乗車率のようですが、1等車は往路と同じくがらがらでした。
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往路と違い、1980年にデビューしたTalgo-PENDULARというタルゴ4代目の振り子式車両で、3代目は約9時間かかるところを、これは約8時間です。 この車両、スペインから国外にも輸出され、バンクーバー・シアトル間などでも使用されています。 ドイツでも夜行列車で使用されていたけど現在は使ってないようです。 もちろん晩ご飯はタルゴの食堂車で楽しくとりました。 バルセロナに夜遅く着きましたが、さすがにこの時間はジプシーもいなく、むしろ夜の方が安全だったのは嬉しいといえば嬉しいけど、ちょっと複雑な心境。 一度泊まったホテルガウディが空いていれば良いと思い、ホテルに行ったら空いててホッとしました。 ジプシーはいないとはいえ、夜遅くに荷物を抱えたままホテルを探しに町を歩きたくないし、疲れてもいるし、このホテルに泊まれてよかったです。


posted by かもめ |09:25 | 海外旅行 | コメント(5) |