2012年01月23日
スイス観光
まず、チューリヒの写真を追加します。駅前です。露天のエスカレーターに驚きました。日本では必ず屋根が付いていますが、日本は雨が多いからでしょうか。 フランスやスペインも露天のエスカレーターを多く見かけました。 さて、1982年3月15日。欧州旅行第2日目です。 インターラーケンのホテルに泊まったとなると、スイスをある程度知っている人は「ユングフラウへ行くのだな」と思うことでしょう。 でも、当時はユングフラウという、牛乳を混ぜて冷凍庫へ入れるとアイスクリームになる製品のCMがあり、「ホイップして♪ホイップして♪ユウグフラ~ウ~♪」が有名だったので、なんだかミーハーな気がしたし、きっと日本人が大勢いるだろうし、ユーレールパス(欧州鉄道乗り放題パス)は使えなくて運賃がかなり高いこともあるし、モンブランは行く予定ということもあって、ここは諦めて世界遺産のベルンや鉄道博物館などを見ることにしました。 インターラーケン南駅です。ここからベルンまで1時間です。 ベルンの町全体が世界遺産です。ベルン大聖堂。ベルンでは怪しいおっさんがいました。 スリか、目を離した空きに鞄を盗むとかではないかと用心して、視線を離さないようにしたら、消えて行きました。 スイスはヨーロッパで最も治安の良い国のはずなのに、これではあとで行くフランスやスペインはどうなのか、ちょっと先が思いやられます。 実際、パリとバルセロナではスリや置き引き等になんども狙われました。(全て被害はありませんでしたが) ベルンの次はミュルーズへ行きました。 ミュルーズはバーゼル(中田浩二がプレーした町)の隣町で、フランスになります。 ベルンからバーゼルまでは1時間ちょっと。バーゼルで乗り換え、20分くらいでミュルーズに着きます。 ミュルーズはアルザス地方なので、ドイツ領になったりフランス領になったりした土地(小説「最後の授業」の舞台)ですが、アルザスでも最もスイスよりのミュルーズは、かつては神聖ローマ帝国だったし、その後はジュネーブとともにスイスと同盟関係を結ぶ小国だったり、なにかと複雑なのはヨーロッパらしいですね。 で、ミュルーズでは鉄道博物館へ行きましたが、写真がないので絵はがきです。 1927年製、直流1500ボルトの電気機関車です。 ミュルーズにはバーゼル空港があります。 旭川空港が旭川になくて東神楽町にあるし、大阪空港の敷地の多くは兵庫県にあるし、新東京国際空港は千葉県にありますが、国境を越えて空港があるのは凄いですよね。 バーゼルに戻ったのは夕刻で、その晩はホテル代を浮かすためにバルセロナまで夜行列車に乗ります。 バーゼル17:59発で、ジュネーブ、リヨン、アヴィニョンを経由してバルセロナへ行く列車に乗りました。 875km、15時間40分の長丁場です。