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2011年12月08日

安い牛肉を美味しく食べるには

今日でこのブログを始めて4年になります。
いままでお付き合いいただきありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

さて、今回から「料理の神髄」のカテゴリーを設けました。
グルメぶって気取って書くつもりはありませんが、料理に関して少し掘り下げた話をしていきたいと考えました。

料理が美味しいとか不味いとかの話をすると、ぜいたくを言っているように聞こえそうですが、それは違います。
北大路魯山人は「料理の考え方ひとつで、仕方ひとつで、物を生かして美味しくいただける工夫、すなわち経済で美味」と言っています。
せっかくの良い材料を、美味しく食べられないのはもったいないことです。
また、美味しい物を食べようと考えたとき、知識がないとつい高い物を買ってしまいがちです。

居酒屋などではちょっとした値段が付いている牛肉のタタキですが、とても安く作れます。
昔は牛肉は高かったですが、オーストラリアから安い牛肉が入るようになりました。
オージー牛は、さしが少ないから低評価で値段が安いですが、むしろ霜降りでないからタタキに向いています。
20年も前のことですが、オーストラリアの牛もも肉が安かったので、スタッフに「タタキにしたら良いよ」と言ってプレゼントしたのですが、翌日、「堅くて美味しくなかった」とのこと。普通に焼いて食べたのでした。最も不味い食べ方をしたわけです。
牛タタキは4面(いや、6面かな)を軽く焼いてスライスするだけの超簡単料理なのに、そういう食べ方を知らないのでしょうね。
料理の知識がなくて美味しく味わえないのは不幸なことです。食費も多くかかってしまいます。

さしが少なく安い牛肉が良いと言えば、美味しいんぼのシャブスキーもそうです。動画(アニメ)ですが、ご興味ありましたら是非ご覧下さい。

posted by かもめ |10:57 | 料理の神髄 | コメント(4) |