2011年09月25日
南三陸町
南三陸町の志津川に行きました。消防署ですが、3階まで水没しました。津波で浸水しないよう海からかなり奥に建てたそうですけど、想定が甘かったようです。 アパートの屋上に車が乗ったままです。志津川中心部でやっていたお店はコンビニ2軒とガソリンスタンド1軒だけでした。このファミリーマート、手前のコンクリートが残っているところに建っていたのでしょうけど、プレハブで営業していました。震災翌日、白衣着たドクターが病院屋上で旗振ってヘリに救助を求めていた映像をTVで見た人は多いと思いますが、この志津川病院です。1階の屋根に船が乗ったままです。病院からさきほどのコンビニや消防署方面ですが、市街地は壊滅状態です。ここは住宅密集地だったのです。一時は町民の半数の安否が不明だったのですが、実際は町民の9割以上は避難して無事だったそうです。 それでも死者行方不明者は1000人を越えています。またいつか大津波が来るでしょうけど、次からは犠牲者がでないよう、しっかり対策を立ててほしいです。 防災センターです。24歳の女性職員が最後まで防災放送で避難を呼びかけて津波に飲み込まれてしまったのですが、逃げてほしかったですね。 そもそも、危険なところにセンターがあるのがおかしいですね。 地元のドクターに志津川病院内部を案内していただきました。がれきは片づけられていました。病院ロビーに車が飛び込んでいました。1階のエレベーターです。ここはそのままですね。4階の病室です。私の首くらいの高さになりますが、ここまで浸水した跡が見えますね。2階・3階の入院患者さんを4階に移したものの、ここまで浸水してしまって半数くらいが亡くなられたそうです。 助かった人はエアマットで寝ていたので、浮き袋になって溺れなかったとか。 救助を求めて旗を振った屋上です。病院4階の、最大水が来た高さから撮影しました。こんな高さまで水が来たなんて、想像を絶します。