2008年05月31日
アスリートとタバコ
世界禁煙デーの今日、札幌で、"洞爺湖サミット開催記念受動喫煙防止道民大会"がありました。 (15:30キックオフだったので、ナビスコは見れませんでした) 基調講演「野球選手の喫煙について」は、昨年までファイターズのヘッドコーチだった白井一幸氏でした。 白井氏は喫煙歴はなく、ファイターズに入団した83年当時、選手の8~9割は喫煙者で、試合中も(味方が攻撃しているさなか)選手のほとんどはベンチ裏でスパスパ吸う状態だったとか。 白井氏がもっとも辛かったのはバス移動のとき。 総勢60人が2台のバスで移動するのですが、乗って5分もすると煙で視界が悪くなるほど。 ところが入団後2年ほどして非喫煙者の監督に替わったら、監督命令でバスを1台は禁煙車にしたそうで、とても楽になったそうです。 (監督は誰とは言わなかったけど、高田繁氏かも知れません。彼は今年、ヤクルトの監督になるや、クラブハウスを全面禁煙にしたそうですから。) でも、選手のほとんどは喫煙車に乗って、喫煙車が満員で窮屈になり、ベテラン選手は若手選手をガラガラの禁煙車に追いやったせいか、若手選手で禁煙する者が少しずつでてきたとのこと。 これも一つのターニングポイントだったそうですが、もう一つ、大きなターニングポイントがあり、それは、ファイターズのオーナーは、セレッソの大スポンサーでもあり、セレッソの選手はほとんどタバコを吸わないのに、同じアスリートなのにファイターズの選手のほとんどがタバコを吸うのはおかしいのとちゃいまっか? 禁煙に取り組みなはれ、と言ったそうです。 (私が思うに、セレッソでも大久保は怪しいです。何年か前の写真を見ると、歯肉が黒くなっていたので、少なくても二十歳くらいまでは吸っていたでしょうか?) そして、バスは全て禁煙にしたり、宿舎も喫煙できる場所は1部屋だけにするなど、様々なタバコ対策を取った結果、今では約3割まで喫煙率が下がったそうです。(それでも高いと思うけどね) ファイターズが最も喫煙率が低いかもしれませんとのことです。 このところの好成績は、タバコ対策の成果なのかどうか、そこまでは言わなかったですが、関係あると思いたいですね。講演に先立って行われた、毎年恒例の禁煙パレード13:40キックオフで、大通公園をスタートし、駅前通を南下し、中島公園までです
posted by かもめ |22:33 | コメント(5) |